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2025.11.28 11:00
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Initial dipがあったほうが、心不全の予後は良いけどCKDでは…
Initial dip、つまり投与初期の一時的な腎機能悪化はRAS阻害薬、MRA、SGLT2阻害薬などの腎保護薬でふつうにみられるが(図1)、開始時の腎機能が低く、dipが大きいと投与を中止せざるを得ないことがよくあるはずだ。ただしSGLT2阻害薬のダパグリフロジンのdipは大きいほうが慢性心不全への効果は大きい。eGFR10%以上低下をInitial dipありとすると、dipがあったほうが、心血管死または心不全悪化、心血管死または心不全入院、心血管死、心不全再発入院または心血管死、全死亡がすべて有意に改善した(図2)。図3左はInitial dipがあったほうが、ハザード比が有意に低く、SGLT2阻害薬を投与することによってeGFRが逆に上がった症例では図3の右側のように「dipがない症例はハザード比が高くなる=効いてない」ことが示された。
ただしDKD患者においてはInitial dipが大きいほど腎イベント発生率が高い。GFR低下が最も大きい四分位群の患者は、他の四分位群と比較して、その後の複合腎アウトカムの発生率が高かったことがわが国から報告されている(図4)。DKDやCKDではInitial dipが大きく、持続すれば要注意で、特に利尿薬併用時、蛋白尿の多い患者には気を付けよう。 November 11, 2025
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