Cloudflare トレンド
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2025.11.28 14:00
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Apps in GPTs が本格的に動き始めると、ソフトウェア開発そのものの姿がまるごと変わる。Cloudflare や Vercel といったインフラは、かつてのように“外部サービス”として扱うものではなく、チャットからそのまま呼び出せる一つの機能として統合されていく。これまでは API キーを取得して環境変数に設定し、権限を調整し、CI に差し込んで…という面倒の塊をこねまわすしかなかったが、パスキーが OS 標準になったことで前提がひっくり返る。デプロイ先を選んで「はい」と返し、端末でパスキー認証を通せば、それでアプリが即座に展開される。鍵の保管も管理も存在しない。必要な権限は実行する行為にだけ短時間付与され、サーバはその署名つき意図を検証するだけでよくなる。
Hermes がこの上に乗ると、状況はさらに面白くなる。GPT 内で作り上げた処理の流れそのものが「ワークフロー」として定義され、ひとまとまりのアプリとして扱えるようになる。パイプラインでもエージェントでも、複雑な処理の連なりをチャット上で自然言語のまま組み立て、そのまま動作させられる。しかもこのワークフローは無限に組み合わせでき、用途に応じて柔軟に登録していける。ユーザーがやることは、自分の意図を述べ、それに対して必要な場所へアクセスを許可するだけとなる。API キーや設定ファイルに触れる作業は姿を消し、チャットを通じてアプリが生成され、更新され、実行される。
支払いも同じ方向に引きずられていく。開発者が ChatGPT 内でアプリを提供するなら、ユーザーは ChatGPT に課金し、OpenAI が手数料を差し引いて各ベンダーへ自動的に分配する形が自然になる。ベンダー直課金の場合でも、従来のクレジットカード入力ではなく、パスキーによる即時署名で終わる。支払いもアクセス権も「行為に署名する」だけの極めて軽いプロセスになり、余計な設定はすべて背景に消えていく。
こうしてアプリ開発は、コードや設定ファイルをこねる作業から、意図を組み合わせて流れを設計する作業へと重心が移る。実装や配置の複雑さを人が抱え込む必要はなくなり、チャット上で「こういうものを作りたい」と語るだけで、構築からデプロイ、決済まで一直線に通る世界が形を持ち始める。この転換は静かだが破壊力があり、ソフトウェアの作り方そのものを刷新する流れへと繋がる。 November 11, 2025
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