藍華 ラーメン
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2025.01.20〜(04週)
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「紫様……これは……」
「その報告書を見ればわかるように、藍華は他者を救うためなら自身が傷つくのを厭わない。」
「お人好しな方だとは思ってはいましたが……」
「紫様。なぜ剣崎さんを親衛隊にスカウトされたのですか?」
「……今は詳しくは話せない。都合がいい話だが、信じて欲しい。」 January 01, 2025
「藍華が参加した全ての荒魂討伐任務の報告書だ」
真希はファイルを手に取り、最初の報告書を読む。ページをめくるたびに表情は険しくなる。横から報告書を読んでいた寿々花は微かに目を見張り、夜見は無表情のまま報告書を黙読していた。 January 01, 2025
夜見の大量のおむすびで祝った藍華の歓迎会の後、部下の刀使から「紫様が真希様と寿々花様、夜見様にお話があるようです」と伝えられた。3人はおむすびを頬張っている藍華と、それを呆れた様子で見ている結芽を残し執務室へと向かった。 January 01, 2025
「藍華……様……」
「うん。もう大丈夫だよ」
無事を確認した藍華は彼女に優しく微笑んだ。肩を貸し、機動隊の医療班が待機している場所へと歩く。
真希と寿々花に向けて「やりました!」と言わんばかりに笑顔とサムズアップを彼女達に見せた January 01, 2025
「あ!ごめん!夜見さーん!追加で!」
「はい。お任せください」
「(夜見さん……か。なんだか仲良くなれそう!)」
「(藍華さん……。彼女とは良好な関係を築けそうです)」
藍華と夜見は互いに仲良くなれそうな予感を感じながら、それぞれおむすびを食べて続け、おむすびを作り続けた January 01, 2025
「藍華お姉さん……。少し喜び過ぎじゃない?」
「そうかな?私の為に作ってくれたおむすびだよ?すっごく嬉しいよ!」
「まだまだたくさん作りますから、たくさん召し上がってください」
「そんなに食べられないよ……って!もうお皿にあった分が無い!?」 January 01, 2025
藍華は手を合わせると、直ぐにおむすびに手を伸ばした。一口食べると、米の甘味とちょうど良い塩味が口の中に広がる。具は入っていないが、そんなことは気にならないぐらい美味で腹も心も満たされた気分になった。 January 01, 2025
藍華は意外そうな顔をしながら、そう言った。
藍華は配属初日は敷地内を案内してもらう為に、夜見と半日以上一緒にいた。移動中に雑談でもしようと藍華から話を振ったりしていたが、夜見は終始素っ気無い様子だった。「はい」や「いいえ」以外の言葉を彼女から聞いた記憶がないぐらいに。 January 01, 2025
「そういえば、藍華お姉さんはもう朝ごはん食べちゃった?」
「ううん。いつも朝の稽古の後に食べてるから」
「じゃあ着替えたら一緒に食べに行こうよ。夜見お姉さんが藍華お姉さんの為におむすび作ってくれてるから」
「え?夜見さんが?」 January 01, 2025
「そろそろ決めるね!」
結芽は通常の迅移を上回る速さを誇る二段迅移を発動させ、藍華の懐に飛び込んだ。
ニッカリ青江に左胸を貫かれた藍華は、鋭い痛みに意識を奪われかけるが歯を食いしばる January 01, 2025
「(金剛身を片腕だけに!?)」
金剛身。写シとは異なり短時間しか持続しないが、身体全身に金剛石の如き硬度を得ることが出来る防御術だ。
しかし、藍華は拳にのみ金剛身を発動させるという真希や他の親衛隊メンバーにも見たことも聞いたこともない芸当をやってのけた。 January 01, 2025
「(悪いけど……これで最後だ!)」
真希は藍華が金剛身を発動させるよりも速く御刀で彼女の胴を横薙ぎに切り裂いた。真希の一撃に写シは剥がされた藍華は糸の切れた人形のように仰向けに床へ倒れ込んだ。 January 01, 2025
「見事だったよ。立てるかい?」
「……はい!真希さんも凄く強かったです!流石は親衛隊第一席ですね!」
藍華は真希の手を掴み身体を起こすと、笑顔で彼女にサムズアップしてみせた。藍華の屈託のない笑顔を見て真希を笑みを浮かべる。 January 01, 2025
藍華は恐る恐る寿々花達がいるダッグアウトに視線を向けると、寿々花は背後にドス黒いオーラを出しながら笑顔でこちらを見ていた。結芽は苦笑いを浮かべ、夜見は無表情、紫はため息を吐いて呆れた様子だった。 January 01, 2025
「結芽ちゃん。おはよ…」
「あーそーぼ!」
背後を振り返ると、写シを纏った結芽が無邪気でどこか恐怖を感じさせる笑顔を見せながら、ニッカリ青江の切先を藍華の左胸に突き刺そうと迅移で距離を詰めてきた。 January 01, 2025
「硬いねぇ?でも攻められないなら意味ないよ?」
「ちょっと結芽ちゃん!私、何か悪いことした!?」
「別に何も無いよ?ただ、藍華お姉さんと闘いたいだけだよ!」
結芽は藍華に休む暇を与えず、猛攻をかける。 January 01, 2025
「さて……ささっとご飯とお風呂済まして寝ちゃおうかな。明日の私なら大丈夫!なんとかなるよ!」
自分にそう言い聞かせた藍華は折神家職員専用の食堂へと向かった。明日に備えてスタミナが付くものを食べようと考えながら January 01, 2025
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