離職率 トレンド
0post
2025.12.08 09:00
:0% :0% (40代/男性)
人気のポスト ※表示されているRP数は特定時点のものです
20年以上、ブランド戦略とマーケのシナジーを支援してきた経験立場で思うのは、どんなマーケ施策もノウハウが知れ渡り模倣が繰り返されればコモディティとなりパフォーマンスは落ちる。
そのタイミングで、やっぱりブランドだ!となって過剰期待でブーム化し、粗製濫造により成果が出ないプロジェクトが乱発されてブームは去るの繰り返し。
自分が知る限り、ブランドのブームは過去に3回あり、ブームになる功罪は色々あり、ブームになることには猜疑心がかなりあります。
ブームを振り返ると…
1990年前後のCIバブルで、この頃はブランド戦略と言うよりCI戦略と言われ、多くの企業が当時ですら億単位の投資をしつつ、期待した成果が得られない会社が多くトラウマ化した企業も多い。小売サービスの会社なら、全国の店のロゴや色をやり変える、看板掛け替えるで莫大なコストがかかりました。
2回目は2002年に経産省の企業法制研究会によるブランド価値評価研究会報告書を象徴とした、ブランド価値を金銭〜財務的な価値で評価するために考えや手法を提唱されたモデル。
これの影響もあり大企業は、ブランド戦略部をつくり、戦略的にブランドを創るんだ!と意気込むものの、事業主体な事業部を巻き込んで推進する権限は弱く、ブランドの財務的評価に沿ってグループ親会社がグループ子会社からブランド使用料を徴収しようとして大反発みたいな話が多発。
結局はブランド調査の実施報告とブランドロゴの適正利用を促す役割に縮小していき、実質的にブランド管理部門化になっていく。このブームは、現場の事業部は置き去りで、現場からは上がなんか頭でっかちなことやってる…みたいな話。
3回目は、上記ブームとほぼ並列で、プロダクトデザインによるブランド戦略ブーム。象徴的なのはガラケーのデザインが劇的に進化していて主役はスターデザイナーの時代。2003年からのau design projectによるauブランド評価上昇や、NTTドコモの佐藤可士和デザイン端末ヒットがもっともわかりやすい象徴かと。
ただ、これも多くの業界のプロダクトデザインのレベルがあがり良いデザインがコモディティ化したのと、薄型テレビやスマホやタブレットなどデザインする場所の比率が物理的に少ないスタープロダクトが増えてリーマンショックを境目に縮小。
その後は、ブームと呼べる規模にはなっていないですが、IDEOさんが2008年にデザイン思考を、HBR寄稿してからUX的観点からブランドにつなぐ話は増えたのと、それぞれのプレイヤーや現場がマーケティング4P施策と地道に整合させる取り組みが増えたのが2010年代以降と言えます。
—-
ブランドは魔法の杖でもなんでもないのですが、良いブランドと様々なステークホルダーに知れ渡り浸透すれば、マーケティングも採用も離職率も株価にもポジティブな影響を与えるため、まるでバラ色の未来に見えがちで、その過剰期待を懸念しています。
そうなるには良い体験施策を長年積み上げるという身も蓋もない地道な取り組みが必須。ブランドの名前やロゴやデザインを変える必要があるのは、ブランドプロジェクト全体の中の1-2割な比重の感覚です。むしろビジュアルは変えないで良い場合のほうが多いくらい。
みたいなリアリティのなか、本当にブランドブーム回帰ならば、今回は地に足ついた姿で拡がればいいなと支援当事者なインサイトフォースの立場としては思う次第です。なげぇ。 December 12, 2025
3RP
【知らないと詰む。派遣の「社内見学」の正体】
これから契約社員や派遣で働こうとしている人、 悪いことは言わないから聞いてほしい。
企業と顔を合わせる「社内見学(顔合わせ)」。 これ、法律上は「面接」じゃないって知ってました?
建前上のルールはこう。
・目的は「職場の説明」だけ...
・企業側は選考(面接)をしてはいけない
・スキルを測る質問はNG
「なんだ、気軽に見に行けばいいのか」
…そう思った人、その油断が命取りになります。
現実は全くちがう。 私がこれまで見てきた「リアル」を話します。
1. 実態はゴリゴリの「違法面接」
「で、前の職場はどうして辞めたの?」
「このスキル、実務でどれくらい使える?」
禁止されているはずの深掘り質問の嵐。 本来なら止めるべき派遣会社の担当者も、契約が欲しいから見て見ぬふり。 働く側は立場が弱いから、ニコニコ答えるしかない。
2. 「Zoom見学」という名のブラックボックス
最近さらに悪質なのがこれ。
職場を見せずに、Zoomで上司候補と話して終了。
職場の温度感も、オフィスの空気も、隣に座る人の顔もわからない。
職場見学」なのに「職場」を見せない。 もはや何のための時間なのか不明です。
3. 衝撃の採用基準
スキルや経歴を聞くだけ聞いておいて、 最終的な採用の決め手がこれだったりする。
「笑顔がさわやかだったから」
「なんとなく話しやすそうだったから」
…は? アイドルのオーディションですか? 仕事の適正、関係なくないですか?
その結果、何が起きるか。
「愛想はいいけどスキル不足で現場が混乱」
「雰囲気だけで決めたから、配属後に人間関係で崩壊」
私は契約社員も正社員も経験したから分かるけど、こんな曖昧な基準で決まる仕組みは、 働く側にも企業側にも、モヤモヤと不幸しか残さない。
「社内見学」という制度自体はあってもいい。 でも、「面接禁止」という建前の裏で、こっそり品定めをする今の運用は間違いなくバグってる。
嘘をついてまで行う「見学」に何の意味があるの?
お互いに本音でマッチングした方が、離職率も下がるはずなのに。
正直、この「茶番」で泣いている人が多すぎると思います。
みなさんはどう思いますか?
同じような「謎のお見送り」や「入社後のギャップ」を経験したことがある人、採用側の方もぜひリプで教えてください。
この「業界の闇」、もっと可視化されるべきです。 December 12, 2025
<ポストの表示について>
本サイトではXの利用規約に沿ってポストを表示させていただいております。ポストの非表示を希望される方はこちらのお問い合わせフォームまでご連絡下さい。こちらのデータはAPIでも販売しております。



