財政破綻 トレンド
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2025.12.09 01:00
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イギリスでいま何が起きているのか、数字を見ると息をのみます。
経済大国のはずのこの国で、すでに人口の3割を超える2,000万人以上が貧困ラインを下回り、その中には450万もの子どもがまともに食事を取れない日々を送っています。
そして2022年からのわずか2つの冬だけで、エネルギー貧困による“凍死”に相当する超過死亡が4万5,000人以上。戦後最悪の社会危機とまで言われています。
背景には、ウクライナ紛争後に連発された致命的な政策ミスがありました。ロシアからの天然ガス供給がほぼ止まった瞬間、ヨーロッパ全体のガス・電力価格は10倍以上に暴騰。ドイツは2000億ユーロ「約 36兆1,658億円」規模の緊急基金、フランスは事実上の価格凍結。
一方でイギリス政府は“市場に任せる”と動きが遅れ、家庭のエネルギー料金は2022年10月に前年の2倍を超え、平均で年£4,200「87万円」」を突破。
低所得層には月£500「約10万円」超の請求も珍しくありませんでした。
そこへ追い打ちをかけたのが、トラス政権の“ミニ予算”。高所得者向け減税を中心に450億ポンド「約9兆円」規模の減税を打ち出し、金融市場は「財政破綻のシナリオ」を警戒。
ポンド暴落、英国債暴落、住宅ローン金利急騰……わずか数週間で何百万もの家庭の返済額が月数百ポンド跳ね上がり、暖房も家計も維持できない深刻な状況になりました。
さらに支援策もケチすぎました。全国民向け補助は一律£400のみ、その補助も2023年3月で終了。
その直後にエネルギー料金は再び27%上昇。高齢者や貧困家庭は申請すら知らず、取り残される人が続出し、健康被害は深刻なまま。
生活保護や障害手当はインフレ10%超の時期にも据え置かれ、実質的な購買力は2019年比で15〜20%落ち込んだ状態が続きました。
結果として、ビクトリア朝以来ほぼ消えていた“fuel poverty deaths(燃料貧困死)”という言葉が、公式文書に再び登場するほどの危機に。
2022〜23年の冬だけで2.3万〜2.8万人の超過死亡、翌年も2万人以上。公衆衛生の専門家は「ほぼすべてがエネルギー貧困に直結」と指摘しています。
そして怖いのは、こうした構図が“今の倭国”とも非常に似ていることです。
エネルギー価格の高騰に対して後手に回る政府、物価上昇に追いつかない賃金と社会保障、弱い世帯ほど補助の情報にアクセスできず取り残される構造、そして中間層の住宅費・生活費の急上昇。
イギリスで一気に社会崩壊が深刻化した原因の多くは、そのまま倭国が直面しているリスクと重なります。
“豊かな国なのに、暖房をつけられない家庭が続出し、子どもが空腹のまま眠りにつく”。
イギリスでいま起きている現実は、遠い国の話ではなく、政策を一つ間違えれば倭国でも同じことが起こりうるという、非常に重い警告として映っています。 December 12, 2025
ある方は「今までの失われた30年は、まもなく来る大崩壊の仕込み期間」との指摘。
2001年初めて国家破綻の本を読み、このようなことが倭国にもあり得ると実感。
2002〜03年、デフォルト又はハイパーインフレは確実に来ると認識。必死に本を読み米ドルをタンス預金で持つ策しかないと結論。FXも藤巻氏も知らなかった当時。
2004年、1946年の新円切替と預金封鎖は将来的に同じことが起きると確信した。その為に国民1人に番号付けするシステムができるだろうと思った。住基ネットが出来た時これ❓と思ったが違う。
2010年、それまで投資に何度も失敗し、資金を焦がしながらも、常に立ち上がることだけは忘れなかった。同じ頃藤巻氏の本に出会う。
2010年以前は、2025年頃予想された破滅と、財政破綻的なものが結びつかなかった。
むしろ本能的に「2013年頃が危ないのでは❓」と思ってたが、最近になって藤巻氏が、「異次元緩和が無ければ、2013〜14年頃にデフォルトしていた筈」と発言し非常に驚く。
2014年になりようやく、異次元緩和のことを理解した上で「非常に危なくなった。この先は…」と、何度も書いた通りである。 December 12, 2025
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