1
診療報酬
0post
2025.12.12 00:00
:0% :0% (30代/男性)
人気のポスト ※表示されているRP数は特定時点のものです
これは本当にその通りかもしれない。
普段は定期訪問してるのに、急変したときに電話がつながらない、一方的に救急搬送を指示する、搬送先に診療情報提供書も書かない、それでいて高額な在宅時医学総合管理料や訪問診療料を請求する。
救急外来にそんな在宅患者がたくさん運ばれているのだろう。
在宅医の大部分がこんな感じだろ、そう思っておられる病院のドクターはかなりおられるようだ。在宅医としてはとても残念。
僕の友人知人の在宅医の多くは(そしてもちろん当法人も)必要に応じて随時往診し、可能な限り自宅で治療し、入院が必要な場合も早期退院に協力する。救急依存・入院依存を下げるべく、努力している。
しかし夜は電話がつながらない、往診しない、家族に救急車を呼ぶように指示して紹介状も書かない。
残念ながらそんな在宅医療が実はまだまだメジャーらしい。
もちろん救急搬送が必要なケースは在宅医療においても往々にしてある。
しかし、急変時=救急搬送なら、そんなの在宅医療とはいわない。24時間対応前提の診療報酬(在宅時医学総合管理料)を返還すべきだ。そして病院に診療の継続を委ねるなら、最低でも診療情報提供書は必須だ。
こんな感じなら訪問診療なんていらないということになるのだろう。通院困難をカバーするだけならオンライン診療で十分だ。
実際、倭国以外の国に「訪問診療」という仕組みはない。
(もしあったら教えてください)
あるのは「往診」と「在宅入院」だ。
先進国から途上国まで、アジアオセアニアからヨーロッパまで、いろんな国や地域で在宅医療を見学してきたが、在宅療養者に対して、安定期は在宅ケア(看護・介護・ボランティア)」、急性期は在宅医療(医師・看護師)という役割分担が明確だ。しかも急性期も、肺炎などの感染症や心不全、術後のフォローや化学療法など、可能な限り病院から在宅医療(在宅入院)にシフトしようとしている。
倭国では、安定期の患者に対して月1~12回の手厚い訪問診療+比較的高額報酬。一方、急性期は基本的には病診連携という名の救急搬送。国・厚労省も「ほぼ在宅・ときどき入院」と急性期は病院での対応を原則としている。超高齢者の急性期治療のために、わざわざ「地域包括医療病棟」という新しいカテゴリーまで作られた。
しかし、これは患者にとって、必ずしも最適な選択ではないと思う。
多くの要介護高齢者は入院関連機能障害によって身体機能・認知機能を低下させる。ACPを通じて「入院はしたくない」と意思表示をされる方も増えている。そして入院には膨大な社会コストが発生する。肺炎の入院治療には平均118万円の医療費がかかっている。
社会保障費の増大、そして人生の最終段階のQOLの両面で課題を抱える倭国にとって、急性期の在宅対応力の強化は非常に重要なテーマであるはずだ。
とはいえ僕は在宅医療の主たる使命は急変時対応ではなく訪問診療だと思っている。
それは急変時に往診しない、ということではない。訪問診療を通じて、往診が必要な状況ができるだけ少なくなるように予防的支援をきちんと行う、という意味だ。
薬物療法の適正化や栄養ケア・口腔ケア、生活環境の調整、予測される変化に対する備え、ACPも重要な予防的支援の1つだ。
そのうえで、急変時には当然24時間きちんと対応する。
その時の状況に応じて、在宅で対応するのか、病院で治療するのか、これまでの対話の積み重ねを踏まえて、その時点での最善の選択をともに考える。
そして、在宅が選択されたのであれば在宅できちんと治療を行う。
病院が選択されたのであれば、病院に治療を引き継ぐとともに、スムースな在宅復帰支援を行う。
安定期のケアから医師が関われる倭国の訪問診療は、海外の在宅医療関係者から羨望のまなざしで見られることがある。
急変時に在宅での対応力を強化する前に、急変をさせないための予防医学的介入に医師が関与できることの有用性を彼らは感じているのだ。残念ながら、その機能が十分に発揮できていない訪問診療が多いのが現状だが、在宅医療は、この部分においても、きちんと結果を出して、社会に対して説明責任を果していく必要があるのではないか。
最後まであなたの人生に寄り添いますとニコニコしながら患者に近づき、何もせずに弱って死んでいくのをただ見守る、あるいは変化が生じたときには救急搬送する、そんなニセ在宅医療はもういらない。
在宅医療がきちんと自浄作用を発揮しないのであれば、それを口実に、倭国の診療報酬制度のカテゴリからワイプアウトされてしまうかもしれない。
せっかく与えられた素晴らしい制度を守り、育てていくためにも、在宅医療はもう少し危機感をもったほうがいい。 December 12, 2025
2RP
勘違いしてほしくないから言っておくけど、
私は協会や連盟が無くなって良いとは思ってないよ。
看護系の職能団体や政治団体が無くなれば今以上に酷い待遇になる可能性が高いからね。
私が言いたいのは、今の協会も連盟も会費に見合うほどの役割を果たしてるとは言い難いんだよ。
コロナ禍の時にその役割を存分に発揮したって聞くけど、今だってその役割を発揮する時だと思うのね。
今回、協会や連盟は2026年の診療報酬改定に向けて看護師の賃金アップを訴えてくれたらしいから、それがどう良い方に変化するかまだわかんないけど、それが『微々たる変化』ならこの先看護職はどんどん離れていくと思うよ。
それは現場で辞めてく人たちをたくさん見てる私たちが1番よく感じてる。
もっと大きく制度を変えるぐらいのことをしないと看護職の未来は暗くなっていくと思う。
医療DXがどれほど効率化と低予算を実現しても、患者さん側に最も近い私たち看護師自身の健康と給与を保証できないと必ずこの先も人手不足が続いていくと思う。
ほんとトランプみたいな看護師ファーストの政治家や権力者が世の中を変えて欲しい December 12, 2025
1RP
今日は、政調全体会議から。テーマは令和8年度予算編成大綱(案)。医療・介護にとっても本当に重要な予算です。
その後、経済安全保障推進本部。今回、経済安全保障推進法における基幹インフラ制度への医療分野の追加が検討されています。指定にあたっては、医療機関の規模が小さく収入が診療報酬中心である点に配慮する必要があります。
お昼は埼玉県看護連盟の皆様の国会見学。
国政のお話をさせていただきました。
埼玉県看護連盟には、訪問看護の駐禁の問題など様々課題解決に向けてご協力いただいています。
いつもありがとうございます!
午後は公務レク。令和8年度予算などについて。
厚労省レクは、高額療養費制度、OTC類似薬の扱いなどどれも重要なテーマです。
合間に土曜日の群馬県看護連盟のリフレッシュ研修の準備を。
中曽根康隆先生との対談という初の試み。
私も楽しみです😊皆さまお目にかかるのを楽しみにしています。
よろしくお願い致します! December 12, 2025
<ポストの表示について>
本サイトではXの利用規約に沿ってポストを表示させていただいております。ポストの非表示を希望される方はこちらのお問い合わせフォームまでご連絡下さい。こちらのデータはAPIでも販売しております。



