エピローグ トレンド
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2025.11.27 10:00
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『僕のヒーローアカデミア
FINAL SEASON』第8話(No.167)
「緑谷出久:ライジング」
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TVアニメ #ヒロアカ ラスト3話。
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消えていった約束 - 残業が奪った、かけがえのない繋がり
プロローグ:金曜日の夜、6時の幸福
2024年7月5日 18:03
「今週の金曜、久々に飲みに行かない?」
スマホの画面に光る通知を見て、美咲は思わず笑顔になった。大学時代の親友、麻衣からのメッセージだ。最後に会ったのは、いつだっただろう。3ヶ月前? いや、もっと前かもしれない。
「いいね! 行く行く!」
即答だった。迷いなんて、一片もなかった。
当時の美咲の生活リズムはこうだった:
・ 定時退社:週5日中4日
・ 友人との予定:月2〜3回
・ 趣味の時間:週末に必ず確保
・ 睡眠時間:平均7時間
「最近、会社の仕事も落ち着いてきたし、ちょうどいいタイミングだな」
美咲はそう思いながら、カレンダーアプリに「麻衣とディナー」と書き込んだ。金曜日の19時、お気に入りのイタリアン。もう予約まで済ませた。
職場の同僚、田中が声をかけてきた。
「金曜日、残業お願いできる? 新規案件が入ってさ」
「ごめん、その日は先約があるんだ」
美咲は悪びれずに答えた。仕事も大事だが、友達との時間も同じくらい大切だ。そのバランスを保つことが、自分らしい生き方だと信じていた。
麻衣からの返信が届く。
「やった! 楽しみ! 美咲に会いたかったんだよね。最近どう?」
「元気だよ! 話したいこといっぱいある!」
美咲は心から楽しみにしていた。金曜日の夜、ワインを傾けながら、他愛ない話で笑い合う。そんな時間が、何よりも心を満たしてくれる。
【仕事も大切、でも友達との時間も同じくらい大切】
そう信じていた。
でも、それは幻想だった。
第一章:最初のひび割れ
2024年7月12日 17:45
「美咲さん、悪いんだけど...」
上司の声が聞こえた瞬間、美咲の心臓が嫌な予感で震えた。
「今週の金曜日、クライアントとの打ち合わせが入っちゃって。君にも同席してほしいんだ。19時から」
19時。
麻衣との約束と、ぴったり重なる時刻だった。
「え、でも、その日は...」
言葉が喉に詰まる。「予定があります」と言いたい。でも、上司の疲れた顔を見ると、どうしても言い出せない。クライアントとの打ち合わせ。新規案件。大事な仕事。
「大丈夫、1時間くらいで終わるから」
上司は軽く言った。でも、美咲は知っている。「1時間」が2時間になり、気づけば21時を回っていることを。
「...わかりました」
小さな声で答えた自分が、情けなかった。
18:00、美咲はスマホを握りしめた。
「麻衣、ごめん。急に仕事が入っちゃって...」
送信ボタンを押す指が、かすかに震えた。
既読。
3分後、返信が来た。
「え、マジで? 楽しみにしてたのに...」
「本当にごめん。また今度必ず行くから」
「うん、わかった。仕方ないよね」
短い返信。絵文字もスタンプもない。
美咲は胸がざわついた。「仕方ないよね」という言葉の裏に、隠れた失望を感じ取った。
その日の打ち合わせは、予想通り2時間半に及んだ。美咲が会社を出たのは21:45。麻衣が予約していたレストランの閉店時刻を、とっくに過ぎていた。
帰りの電車の中、美咲はスマホを見つめた。麻衣からの新しいメッセージはない。
「また今度、絶対に会おう」
そう送ったけれど、既読はつかなかった。
数値の変化:
・ 友人との予定:月2〜3回 → 月1〜2回
・ キャンセル率:0% → 30%
・ 定時退社:週4日 → 週2日
<例え1:ジムの予約>
週3回通っていたスポーツジム。「今日は行けないかも」と思いながらも、なんとか時間を作って通っていた。でも、ある日から「またキャンセルするかもしれない」と思うようになり、そもそも予約を入れなくなった。
気づけば会員証は財布の奥底に眠り、ジムのことを考えることすらなくなっていた。
【一度キャンセルすると、次の約束をすることへのハードルが上がる】
それは友人関係でも、まったく同じだった。
教訓
人は裏切られた時、次に約束することを躊躇する。たとえそれが「仕方ない理由」だったとしても、失望は確実に心に残る。
第二章:繰り返される裏切り
2024年8月20日 16:32
「美咲、今度こそ大丈夫だよね?」
麻衣からのメッセージに、美咲は即答した。
「もちろん! 今度は絶対に行く!」
前回のキャンセルから1ヶ月以上が経っていた。その間、美咲は罪悪感に苛まれていた。「次こそは」と何度も自分に言い聞かせた。
今回の予定は8月23日、土曜日の14時。平日じゃない。残業の心配もない。完璧だ。
「じゃあ、駅で待ち合わせね。新しくできたカフェ、行ってみたいんだ」
「いいね! 楽しみ!」
美咲は心から楽しみにしていた。今度こそ、ちゃんと会える。
でも、運命は容赦なかった。
8月22日 21:15
「明日、緊急でシステムトラブルの対応してもらえる? 土曜だけど出社お願いできないかな」
上司からの電話。声は切迫していた。
「え、でも明日は...」
「頼む。君しかわからない案件なんだ」
美咲の脳裏に、麻衣の顔が浮かんだ。でも、同時に上司の困った表情も浮かぶ。「君しかわからない」。その言葉が、重くのしかかる。
「...わかりました」
電話を切った後、美咲はしばらく動けなかった。
またか。
また、裏切ることになる。
「麻衣、本当に本当にごめん。明日、急遽仕事が入っちゃって...」
送信した瞬間、既読がついた。でも、返信は来なかった。
10分後。
「...そっか」
たった4文字。
15分後。
「無理しないでね」
その言葉に、美咲は涙が出そうになった。優しさではなく、諦めを感じた。
翌日、美咲は会社で1人、システムトラブルと格闘していた。その頃、麻衣は別の友達とカフェに行っている様子が、SNSにアップされていた。
笑顔の写真。楽しそうな様子。
美咲がいるはずだった場所に、別の誰かがいる。
2024年9月15日 12:05
「久しぶり! 今度の連休、どこか行かない?」
今度は大学時代の別の友人、裕子からのメッセージだった。
「いいね! 行きたい!」
でも、今度は美咲自身が躊躇していた。「また仕事が入るかもしれない」という不安が、心のどこかにある。
「じゃあ、9月21日の3連休の初日!」
「うん、その日で!」
返信はしたものの、心の奥で小さな声がささやく。
本当に大丈夫なのか?
また裏切ることになるんじゃないか?
案の定、9月18日。
「美咲さん、連休中なんだけど、クライアントが急ぎの修正を希望してて...」
【3回目のキャンセル】
裕子への連絡は、もう言い訳する気力もなかった。
「ごめん、仕事が入った」
「...また?」
裕子の返信には、明確な呆れが滲んでいた。
「美咲、最近仕事ばっかりだね。大丈夫?」
大丈夫なわけがなかった。
数値の変化:
・ 友人との予定:月1〜2回 → 月0〜1回
・ キャンセル率:30% → 70%
・ 友人からの誘い:月4〜5件 → 月1〜2件
・ 休日出勤:月0〜1回 → 月2〜3回
<例え2:レストランの常連客>
毎週通っていた行きつけのレストラン。店主は顔を覚えていて、「いつものでいいですか?」と聞いてくれた。でも、予約をキャンセルすることが続くと、店主の態度が変わった。「また来てくださいね」と言いながらも、その言葉には期待が込められていない。
やがて、特別扱いされることもなくなり、ただの「たまに来る客」になった。
【信頼は積み重ねで築かれ、一度の裏切りで簡単に崩れる】
でも、友人関係は、もっと繊細だ。
教訓
人は何度も失望させられると、「この人は約束を守らない人」というレッテルを貼る。そして、そのレッテルを剥がすことは、想像以上に難しい。
第三章:最後の呼びかけ
2024年10月28日 20:47
「美咲、誕生日会やるんだけど、来られる?」
麻衣からの久しぶりのメッセージだった。11月9日、麻衣の誕生日パーティー。大学時代の仲間が集まる。
美咲は画面を見つめた。
最後に麻衣と会ったのは、いつだっただろう。半年前? いや、もっと前か。
「行きたい」
心からそう思った。でも、同時に不安が込み上げる。
また裏切るんじゃないか?
また、あの失望した顔を見るんじゃないか?
「行けるかわからないけど、予定空けておくね」
曖昧な返事を送った。自分でも、何を言っているのかわからなかった。
「そっか。できれば来てほしいな」
麻衣の返信には、かすかな期待が残っていた。
11月8日 18:30
明日は麻衣の誕生日パーティー。美咲は仕事を定時で切り上げようと、必死だった。今日中にこの資料を仕上げて、明日は何があっても休む。
「美咲さん、ちょっといい?」
上司の声。
嫌な予感がした。
「明日、クライアントとの最終プレゼンがあるんだ。君も同席してほしい」
心臓が、止まりそうになった。
「明日は...予定が...」
「大事なプレゼンなんだ。君のサポートが必要なんだよ」
上司の目は真剣だった。でも、美咲の心はもう限界だった。
「すみません、明日は...どうしても外せない用事があって...」
声が震えた。
「そうか...でも、これは本当に重要な案件なんだけどな」
上司は少し困った顔をしたが、それ以上は何も言わなかった。
その夜、美咲は眠れなかった。
明日、本当に行っていいのか?
会社を優先すべきじゃないのか?
でも、麻衣との約束は...?
葛藤が続いた。
11月9日 09:15
「美咲、今日のプレゼン、やっぱり来てくれないか? クライアントが君の資料を見たいって言ってて」
上司からの電話。
美咲は答えられなかった。
「...10分だけでもいいから」
10分。
たった10分。
でも、美咲は知っている。「10分」が1時間になり、気づけばパーティーの時間を過ぎていることを。
「...わかりました」
その言葉が口から出た時、美咲は自分が何かを諦めたのを感じた。
11月9日 14:00
パーティーは14時開始だった。美咲が会社を出られたのは、16:30。
麻衣へのメッセージ。
「ごめん。仕事が長引いて、行けそうにない」
既読。
でも、返信は来なかった。
1時間後、SNSに写真がアップされた。麻衣の笑顔。友人たちに囲まれた幸せそうな表情。ケーキのろうそくを吹き消す瞬間。
美咲がいない誕生日会。
【もう、誘われることはなかった】
数値の変化:
・ 友人との予定:月0〜1回 → 月0回
・ 友人からの誘い:月1〜2件 → 月0件
・ キャンセル率:70% → 100%
・ 未読のメッセージ:増加
<例え3:公園のベンチ>
毎週日曜日、同じベンチで待ち合わせをしていた友人。でも、何度も「今日は行けない」と連絡すると、相手はもう待たなくなった。ある日曜日、久しぶりに公園に行くと、そのベンチには別の人たちが座っていた。
自分の居場所は、もうそこにはなかった。
【人は、いつまでも待ってはくれない】
誰かが去った後に気づいても、もう遅い。
教訓
人間関係には「最後のチャンス」が存在する。それがいつなのかは誰にもわからない。でも、気づいた時にはもう、扉は閉まっている。
第四章:「なぜ、断れなかったのか?」
2024年11月15日 21:33
美咲は夜、1人でベッドに横たわっていた。
なぜ、あの時、断れなかったんだろう?
頭の中で、何度も同じ問いが繰り返される。
美咲は自分自身にインタビューするように、心の声を掘り下げた。
理由1:「私がいないと回らない」という思い込み
「君にしかできない」
「君がいないと困る」
上司の言葉が、美咲を縛っていた。
でも、本当にそうなのか?
美咲が休んでも、会社は回る。クライアントは別の担当者でも対応できる。そんなことは、頭ではわかっていた。
でも、心のどこかで思っていた。
私がいないと、みんなが困る。
私が責任を持たなきゃ。
それは自己犠牲ではなく、ある種の傲慢さだった。
理由2:「仕事 = 自分の価値」という錯覚
美咲は気づいた。
仕事をしている時、自分が「必要とされている」と感じられた。
友達と遊ぶことは「娯楽」で、仕事は「義務」。だから、仕事を優先することが「正しい」と思い込んでいた。
でも、それは本当に正しいのか?
仕事で得られる承認。上司の「助かったよ」という一言。クライアントの「さすがですね」という褒め言葉。
それらが、美咲の心を満たしていた。
友人との時間では得られない、即座の「評価」。
【承認欲求が、友情よりも仕事を選ばせた】
理由3:「断ったら嫌われる」という恐怖
上司に「予定があります」と言えなかった理由。
それは、断ることで評価が下がる恐怖だった。
次の昇進に響くかもしれない。
「使えない奴」と思われるかもしれない。
でも、皮肉なことに、友達には平気で「行けない」と言えた。
なぜなら、友達は美咲を評価しないから。
友達は美咲を「ありのまま」受け入れてくれると思っていたから。
そして、それが当たり前だと思っていたから。
【甘えていたのは、美咲の方だった】
理由4:「今じゃなくてもいい」という先延ばし
「また今度」
「次の機会に」
美咲は何度もそう言った。
友達との時間は、「いつでも作れる」と思っていた。
でも、仕事は「今すぐ」対応しなければならない。
その優先順位が、美咲の行動を決めていた。
麻衣は理解してくれる。
また今度、ちゃんと会える。
でも、「今度」は永遠に来なかった。
理由5:罪悪感への慣れ
最初のキャンセルは、本当に辛かった。
でも、2回目、3回目と繰り返すうちに、罪悪感は薄れていった。
またか。
仕方ない。
麻衣もわかってくれるはず。
人は、同じ過ちを繰り返すことに慣れる。
そして、その慣れが、さらなる過ちを生む。
【罪悪感の麻痺が、関係を壊す最後の一押しになる】
<例え4:ダイエットの挫折>
「明日から始めよう」と思いながら、結局始めない。
「今日だけは特別」と自分に言い聞かせて、甘いものを食べる。
最初は罪悪感があったが、繰り返すうちに「まあ、いいか」と思うようになる。
気づけば、ダイエットを始める気力すらなくなっている。
【小さな妥協の積み重ねが、大きな後悔を生む】
教訓
人は自分の行動を正当化する天才だ。「仕方ない」「今回だけ」「わかってくれるはず」。そんな言葉で自分を騙し続けた結果、失うものは想像以上に大きい。
第五章:失ったものの重さ
2024年12月1日 22:10
美咲のスマホには、もう麻衣からのメッセージは来なかった。
グループチャットも、いつの間にか静かになっていた。
美咲は気づいた。
自分が「いない」グループチャットが、別に作られていることに。
代償1:友人を失った
麻衣、裕子、そして他の友人たち。
彼女たちは、もう美咲を誘わなくなった。
「どうせ来ないでしょ」
そんな言葉が聞こえてくるようだった。
美咲は試しに、自分から誘ってみた。
「久しぶりに会わない?」
既読。
でも、返信は来なかった。
かつて即答してくれた友人たちが、今は美咲の誘いに応じない。
【信頼は、一度失うと取り戻せない】
代償2:孤独感が増した
仕事が終わって帰る道。
誰かに連絡したくても、誰に連絡すればいいのかわからない。
「今日こんなことがあって」
そんな他愛ない話を共有する相手が、いない。
SNSを開くと、友人たちが楽しそうに集まっている写真が目に入る。
美咲がいない場所で、みんなは笑っている。
私は、何をしているんだろう?
孤独は、静かに心を蝕んでいく。
代償3:自己肯定感の低下
仕事で認められても、心は満たされなかった。
「よくやってくれた」
上司の言葉が、空虚に響く。
でも、私は何を犠牲にしたんだろう?
友達を失ってまで、守りたかったものは何だったんだろう?
美咲は鏡の中の自分を見た。
疲れた顔。暗い目。
これが、私が選んだ人生なのか?
【仕事での成功が、人生の幸福を保証するわけではない】
代償4:「また断られる」という恐怖
ある日、別の友人から久しぶりに誘いが来た。
「美咲、今度の週末、映画行かない?」
美咲は嬉しかった。
でも、同時に恐怖を感じた。
もし、また仕事が入ったら?
もし、また断ることになったら?
もう二度と、誘ってもらえなくなるかもしれない。
結局、美咲は「予定を確認して連絡するね」と答えた。
そして、連絡することはなかった。
【傷つくことを恐れて、チャンスさえ逃すようになった】
代償5:「本当に大切なもの」を見失った
美咲は気づいた。
仕事は、いつでも代わりがいる。
でも、友達は代わりがいない。
「君にしかできない」と言われた仕事も、結局は誰かが引き継げる。
でも、麻衣との思い出は、誰にも作れない。
【かけがえのないものを失って初めて、その価値に気づく】
美咲は、ある離れていった友人のブログを見つけた。
そこには、こう書かれていた。
「友達って、当たり前にいるものだと思ってた。でも、大人になると、友情を維持するには努力が必要なんだって気づいた。忙しいのはお互い様。でも、『忙しい』を理由に約束を破り続ける人とは、もう一緒にいられない。だって、それは『あなたより仕事が大事』って言われているのと同じだから」
美咲は、涙が止まらなかった。
<例え5:枯れていく植物>
部屋に飾っていた観葉植物。
毎日水をやっていた頃は、青々と元気だった。
でも、忙しくなって水やりを忘れるようになった。
「明日でいいか」
「今度の休みにまとめてやろう」
そう思っているうちに、葉は茶色く枯れていった。
気づいた時には、もう手遅れだった。
水をやっても、元の緑には戻らなかった。
【放置された関係は、静かに、確実に、枯れていく】
教訓
人間関係は植物と同じだ。日々の小さな手入れを怠れば、いつの間にか枯れてしまう。そして、枯れてしまった関係を元に戻すことは、想像以上に難しい。
第六章:取り戻すための、小さな一歩
2024年12月20日 19:15
美咲は決意した。
このままではいけない。
失ったものを、全て取り戻すことはできないかもしれない。
でも、これ以上失わないために、何かを変えなければならない。
施策1:「断る勇気」を持つ
美咲は上司に伝えた。
「すみません。来週の金曜日は、どうしても外せない予定があるので、残業はできません」
上司は少し驚いた顔をしたが、すぐに理解を示した。
「わかった。他の人にお願いするよ」
それだけだった。
美咲が思っていたほど、問題にはならなかった。
【断ることで失うものより、断らないことで失うものの方が大きい】
施策2:予定を「最優先事項」にする
美咲はカレンダーに友人との予定を書き込む時、こう決めた。
【友人との約束 = 絶対に動かせない予定】
仕事のスケジュールを組む時、まず友人との予定を確認する。
そして、その日は「絶対に残業しない日」として、事前に周囲に伝える。
数値の変化(施策開始から1ヶ月後):
・ 友人との予定:月0回 → 月1回(達成率100%)
・ キャンセル率:100% → 0%
・ 定時退社(予定のある日):100%
施策3:「小さな約束」から始める
美咲は、いきなり大きな約束をするのではなく、小さな約束から始めることにした。
「来週のランチ、一緒にどう?」
元同僚への誘い。30分だけのランチ。
相手は驚いたようだった。
「美咲さん、最近忙しそうだったから...」
「うん。でも、時間作りたくて」
そのランチは、実現した。
小さな成功体験が、美咲に自信を与えた。
ちゃんと約束を守れた。
仕事と両立できる。
施策4:過去の友人への「謝罪」ではなく「感謝」を伝える
美咲は考えた。
今さら「ごめんね」と言っても、麻衣や裕子は許してくれないかもしれない。
でも、少なくとも、感謝を伝えることはできる。
美咲は手紙を書いた。
「麻衣へ
久しぶりに連絡してごめんね。
あの時、何度も約束を破って、本当に申し訳なかったです。
『仕方ない』って言い訳をしていたけど、それは自分に対する嘘だったって、今はわかります。
麻衣が何度も誘ってくれたこと、本当に嬉しかったです。
今さら遅いかもしれないけど、ありがとう。
もしいつか、また会ってもらえる日が来たら嬉しいです。
美咲」
手紙は、メッセージではなく、実際に紙に書いて郵送した。
返事は来なかった。
でも、それでよかった。
美咲は、自分の気持ちに区切りをつけることができた。
施策5:新しい出会いを大切にする
失った友人を取り戻すことは、難しい。
でも、これから出会う人たちとの関係は、自分次第で築ける。
美咲は社会人サークルに参加した。
そこで出会った人たちとの約束は、絶対に守った。
「美咲さん、ちゃんと来てくれるから安心する」
新しい友人の言葉が、美咲の心を温めた。
【失った過去は変えられないが、これからの未来は変えられる】
数値の変化(施策開始から3ヶ月後):
・ 友人との予定:月1回 → 月2〜3回
・ 新しい友人:5人
・ キャンセル率:0%維持
・ 孤独感:大幅に減少
エピローグ:金曜日の夜、7時の選択
2025年3月7日 19:00
「今週の金曜、飲みに行かない?」
新しくできた友人、彩からのメッセージ。
美咲は即答した。
「いいね! 行く!」
そして、カレンダーに書き込んだ。
【彩とディナー - 絶対】
3月14日 17:30
「美咲さん、今日残業お願いできる?」
上司の声。
美咲は深呼吸した。
「すみません、今日は先約があるので...」
「そっか。じゃあ、また明日お願いするよ」
上司は笑顔で答えた。
19:00、美咲は約束の場所に立っていた。
彩が手を振っている。
「美咲さん! お待たせ!」
「ううん、今来たところ」
2人はレストランに入った。
ワインを傾けながら、他愛ない話で笑い合う。
仕事の話、恋愛の話、最近見た映画の話。
これだ。
これが、私が欲しかったものだ。
美咲は心から思った。
仕事で得られる達成感も大切だ。
でも、それだけでは人生は満たされない。
【人は、誰かと繋がることで、初めて本当の幸せを感じる】
その夜、美咲のスマホに通知が届いた。
麻衣からだった。
「久しぶり。元気?」
短い一言。
でも、美咲にとっては、何よりも嬉しい言葉だった。
「元気だよ。麻衣は?」
「うん、元気。今度、時間ある時に会えたらいいね」
「うん、絶対に会おう」
今度こそ。
今度こそ、ちゃんと会える。
美咲はそう確信していた。
なぜなら、もう美咲は変わったから。
【人は変われる。遅すぎることはない】
結論:「優先順位」という名の選択
美咲が学んだこと。
それは、**【人生は選択の連続であり、何を優先するかで未来が決まる】**ということだった。
仕事を優先することは、悪いことではない。
でも、それが「唯一の選択肢」になった時、人は大切なものを失う。
3つの教訓
1) 【断る勇気を持つことは、自分を守ることだ】
「ノー」と言えない人は、結局誰に対しても中途半端になる。仕事でも、友人関係でも。
2) 【人間関係は、日々の小さな積み重ねで作られる】
「また今度」は永遠に来ない。今日の30分が、未来の関係を作る。
3) 【失った後に気づいても、遅すぎることはない】
過去は変えられない。でも、今この瞬間から、未来は変えられる。
【孤独は、伝染する】
人は、1人が孤独になると、その周りも孤独になる。
美咲が友人との約束を破り続けた結果、美咲自身が孤独になっただけでなく、友人たちも「信頼できる友達が減った」という喪失感を味わった。
逆に、1人が約束を守り、関係を大切にすれば、その繋がりは周囲にも広がっていく。
読者への問いかけ
あなたは今、誰かとの約束を「また今度」と先延ばしにしていませんか?
「忙しい」を理由に、大切な人を後回しにしていませんか?
もし、そうなら。
今日、たった1つでいい。
誰かに連絡してみてください。
「久しぶり、元気?」
その一言が、失いかけた繋がりを取り戻すきっかけになるかもしれません。
P.S.
この物語の美咲は、友人を失いかけながらも、最後に気づくことができました。
でも、全ての人がそうではありません。
気づいた時には、もう誰もいない。
そんな未来を避けるために。
今日、この瞬間に、選択してください。
【何を優先するか。それが、あなたの人生を決める】 November 11, 2025
本好きオーディブル27巻のエピローグでカルラおばさんとルッツが話してるシーン聴いてたら涙出てきた
いつか息子もルッツみたいに家を出るようになるのかと想像したら寂しくなっちゃって
子離れしないといけないけど、いざその時が来たら離れて行かないでって思ってしまいそう(気が早い) November 11, 2025
エピローグオワリ(゚ω゚)
ボスが奴だったから一瞬ヤバいかと思ったわw
しかしいつもながら 粋なことするよのぉw
冬イベつながるかどうなるか どの道冬イベは誰かしら曇らせられるから誰になるやらw https://t.co/SfQIqTzzsM November 11, 2025
倭国国内は昭和編・平成編・令和編で作者が違う感じ。
平成編は冒頭からベルリンの壁崩壊・ソ連解体みたいな大イベントがあったけど、前半はまだ昭和編のエピローグみたいな雰囲気。
んで米同時多発テロを皮切りに21世紀から作風変えはじめたよね。
2005年以降の平成編後期は個人的に結構面白かった。 https://t.co/klgVukqMSQ November 11, 2025
最終話&エピローグを一挙公開!
カクヨムでも最終話まで公開できました。
お付き合いいただき……
月に代わって、ありがとう!!!
魔女の烙印を押された聖女は、異世界で魔法少女の夢をみる - カクヨム
最終話
https://t.co/Gf3x16Npfo
エピローグ
https://t.co/mMOPzllfKV https://t.co/bBDLBfPFQJ November 11, 2025
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