エチケット トレンド
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2025.12.08〜(50週)
:0% :0% ( 30代 / 男性 )
人気のポスト ※表示されているRP数は特定時点のものです
\NEWS/
12月下旬発売
「「ハッチポッチステーション」 フィギュアコレクション」
🛒商品ページ
https://t.co/B8I2N5UmiA
「ハッチポッチステーション」の愉快な仲間たちが
手のひらサイズで帰ってきたよー✨
トランク、ジャーニー、ダイヤ、エチケットじいさんと
懐かしのメンバーが勢ぞろい🐶🐾
ラインナップ/全4種
—————————
◾️トランク
◾️ジャーニー
◾️ダイヤ
◾️エチケットじいさん
—————————
🌟価格
カプセルトイ 1個 500円
ブラインドBOX 1個 550円
🌟取り扱い店舗
全国のカプセルトイ売場、ホビーショップ、オンラインショップ
一部書店・雑貨店、一部ロフト、ケンエレスタンド各店 など
#ハッチポッチステーション #カプセルトイ #ケンエレファント #kenelephant December 12, 2025
1,172RP
飛行機内で足を窓に伸ばす無礼な男性に、賢い女性たちがネイルポリッシュで反撃!ユーモアとエチケットの大切さを示す出来事。快適で敬意ある旅行を促進するための良い教訓です😅
https://t.co/WSZ8In8hcx https://t.co/1NtZUtLmJ3 December 12, 2025
64RP
(あまりこう言うことを書きたく無いですが、、)
演奏はとても素晴らしかったのに、あまりに酷い客席ノイズには辟易してしまいます。咳は生理現象なので多少は仕方ないとしても、ハンカチで口を押さえるなど最低限のエチケットを何故守れないんでしょう。曲間だって咳することが無条件に認められて→ https://t.co/jbXlgB2nNl December 12, 2025
27RP
#バチャエン 主催です!
大変なことになりました!w
さくや様ありがとうございます&当日は最強のライブパフォーマンスよろしくお願いします!
今回参加者のみなさん+バチャエンクルーで90人です。さくや様のライブを一人でも多く見ていただきたくて会場と協議して上限設定しました。これは会場の限界キャパになるのでいくつか⚠️注意⚠️のアナウンスさせてください!
・荷物は絶対に床やソファに置かないでください。月夢に小さいロッカーがありますが大きな荷物は川崎駅のロッカー等を利用してください
・冬から春への季節、まだまだインフルやコロナが流行っていると思います。体調がすぐれない場合は参加を見送ってください(キャンセル料などは一切発生しません)
・七狼さくや様ライブパートではファンの方が見えるように前方を譲り合いしていただくなど愛のあるフロア作りにご協力お願いします!
・昨今DJ機材の破損が多く発生しています。ショットの乾杯、シャンパンの開栓はクルーがさせていただきますのでご理解お願いします
・フロアはかなりの密集になることが予想されます。周辺に政之湯(24:00まで)、グランカスタマ川崎店(24h)がありますのでお風呂に入ってくるなどエチケットにご協力お願いします
・オタ芸や光り物に制限はありません!!人とぶつかったら"ごめんなさい"で気持ちよくイベントを終えたいです!
#バチャエン December 12, 2025
13RP
新倭国婦人の会の中央本部が、まず襟を正してください。私は小さい県で入会していましたが、県、支部幹部の一部に、攻撃的な発言で周囲を黙らせる雰囲気がありました。この「エチケット」が原点であれば、組織がおかしい方向にいっているように感じます。正しい、間違いだ!をおしつけないで! https://t.co/k2pSQRYKko December 12, 2025
10RP
持ってるの忘れてないTFその6。キスぷれ オートルーパー&あたり。せっかく内装まで再現しているんだからフィギュアを載せちゃおうってコンセプト。改めて見るとスゴくカッコいいな。こんなに出来良かったか。私のあかりは差し替え部品のエチケット袋持手が付いておらず降ろした腕が2つ付いてた…。 https://t.co/sBOKpT22bC December 12, 2025
8RP
💙🩷
OP: さっき、海外のエチケットインフルエンサーが、P'Tayが野菜を口に詰め込む動画を使ってサラダの食べ方を教えているのを見た。動画の冒頭でこう言っていた。
「Tawanさんはヤギ風にサラダを食べます」
つまり…彼はまるでヤギみたいに食べるって。でも、まあ、彼女はエチケットインフルエンサーだから、ちゃんと自分の言っていることは分かってるはず。野菜を1つも落とさなかったことを褒めてさえいたよ。笑いすぎて頭がおかしくなりそう 555555
🐻❄️ このポジティブさってなんなの?
🐋 火葬の炉台みたいなやつ!
📚thai101: 豆知識(毎度ありがたい🙏)
タイ語には「…風のポジティブなエネルギー」と訳せるフレーズがあり、これは皮肉や逆説的な褒め言葉に使われます。
ここでの「ポジティブなエネルギー」とは、励ましや健全な褒め言葉を意味します。
「…風で/…のスタイルで」と付け加えると、その後ろに続く単語に注目することになります。
その単語は多くの場合、ネガティブまたは不気味な意味合いを持つため、フレーズ全体に皮肉っぽく暗い印象を与えます☠️🤣
この例では、P'Tayは「火葬の炉台」を選美。これは、火葬場で棺が置かれる台座または土台を意味します。
つまり、文字通りの意味は「火葬場の炉台的な意味でのポジティブさ」となります。
これは、自分の葬式までずっと罵倒されているかのように感じるほど残酷で皮肉な「褒め言葉」を表現する、ブラックユーモアとして使われます🪦🔥
なんか怖い🫥 December 12, 2025
5RP
皆さま🌹
おはようございます
朝起きた時は口の中全部が
気持ち悪いのだけど、
鏡見て指でチェックしたら
舌以外はツルツルで何ともない…
2〜3時間ヌルヌルを吐いて、
やっと我慢して食事しても直後から
痰のようなドロっとしたもの全部吐くまで
エチケット袋が手放せない😭
舌がピリピリ痛みます… https://t.co/Q1djcE4ZyC December 12, 2025
4RP
【交換】HoneyWorks ハニワ 缶バッジ mona 2nd ライブ グッズ セカンドワンマン モナワン 君を幸せにするのはわたし♡
譲¦1~3枚目or買取
3枚目は全てホロです
求¦4枚目or(お兄ちゃんエチケット♡通常柄のみ定価譲渡可)
郵送希望です❁⃘*.゚
通販分仮約束可能〇
お気軽にお声掛け下さい✨ https://t.co/HqmZnCJgDx December 12, 2025
4RP
@netauyo2 @grok この人の名言
美意識ってすごい大事ですよ。
美意識っていうのは、『こんなふうにしたら恥ずかしいな』とか、『こんなふうにしたら相手を傷つけるな』とかいう、バランス感覚をすべて含むものだから。つまり『ルール』だとか『エチケット』だとか、みんな含まれてくるわけです
https://t.co/sARwbzg9SP December 12, 2025
4RP
鳴さ〜、くしゃみや咳する時のエチケットがちゃんとしてるタイプだったらドカ萌えしてしまう。
箸の持ち方が綺麗。
字が綺麗。
報告書が手本のように読みやすい。
魚めちゃ綺麗に食べる。
可愛い落書きする。
歌が上手。
この辺りも弱いので、盛り込みがち December 12, 2025
4RP
@higureshuuen マスクしないのは勝手だけど、してる人にするなって強要されたくないよね。
ただ、咳とかくしゃみしてるくせにマスクしてない人はキッモ🤮って思ってます。
その気持ち悪い人がいる場所にいなきゃいけないとき(電車とか)マスクつけますね。
症状ある人がちゃんとエチケット出来てれば良いけどさ。 December 12, 2025
4RP
おはようございます。
前市議会議員の林冬彦です
■「香害」「香りのエチケット」について知ってください。善意のつもりでやったことでもそれを苦しいと思う方がおられるのが化学的な香りの世界です。
本日は、柔軟剤や香り付き製品が原因で体調を崩してしまう「香害(こうがい)」について、埼玉県が作成したパンフレットをもとにご紹介いたします。

実は私自身もかつて、香りによる頭痛や吐き気などに長年悩まされてきた経験があり、この問題を他人事ではないと感じています。
香りは心地よいものと思われがちですが、中には微量の化学物質でも体調を崩してしまう方がいるのです。
数年前に友人の安宅さんが主催される香害に関する講座にお誘いいただいたことがきっかけで、私は長年体調不良になっていた原因が香りにあることに気がつきました。
◆埼玉県が呼びかける「香りのエチケット」
県の資料では、次のような点がわかりやすく示されています。
①香りは人によって感じ方が違う
柔軟剤や防臭スプレー、香水などの香りは、
・頭痛
・吐き気
・目や喉の痛み
・倦怠感
などを引き起こすことがあります。
②過剰な使用は思わぬ健康被害に
香り付き製品は、使う量が多ければ多いほど良いというものではありません。必要量を超えて使用しても、効果は高まりません。
③周囲への思いやりが大切
埼玉県は「周囲の方に配慮して使用量を守ってください」と呼びかけています。特に、公共施設・学校・職場など、多くの人が集まる場所では小さな気遣いが大きな安心につながります。
④私たちにできること
・香り付き製品は 必要な分だけ使う
・製品の 用法・用量表示を守る
・香りの少ないもの・環境負荷の小さいものを選ぶ
・香りに敏感な方がいることを理解し、思いやりを持つ
香りそのものを否定するものではなく、「相手への配慮」を大切にしようという県のメッセージが込められています。
私自身も香害に苦しんできた経験から、「香りは見えないからこそ、気付かぬうちに誰かを傷つけているかもしれない」と強く感じています。
ぜひ一度、埼玉県のパンフレットをご覧いただき、ご家庭や職場での香りの使い方を見直すきっかけにしていただければ幸いです。
私もまた戸田市議会議員に復帰することができましたら、この「香害」「香りのエチケット」について、さらに取り組んでいきたく思います。
◆埼玉県のパンフレット「化学物質と私たちの暮らし」
https://t.co/C7vDvz5GLV
#香害 #香りのエチケット #化学物質過敏症 #埼玉県 #思いやりのある社会 #柔軟剤の使いすぎに注 #健康と環境を守るために #林冬彦 December 12, 2025
4RP
🎄バーチャルケーキ募集中🎄 https://t.co/XADySEulRc #チョコボックス #chocobox_yukacyansinsuki
クリスマス仕様は12月28日までです。ルールやマナーやエチケットやネチケットを守って、楽しいメッセージにしましょう! December 12, 2025
3RP
「美容意識低い系男子」と認定されてしまう残念な行動7選
①ニキビや肌荒れを放置し、触ったり潰したりする
②リップクリームを使わず、唇がいつもカサカサで皮むけ
③日焼け後のケアをせず、肌が赤くなったり皮がむけたりするのを放置
④汗をかいた後、そのままにして臭いの原因に
⑤髭剃りが雑で、剃り残しやカミソリ負けが目立つ
⑥食事中に口の周りを汚したまま平気でいる
⑦香水やデオドラントの使い方が間違っている(つけすぎ等)
ちょっとした気遣いで印象は大きく変わる。
でも、無頓着だと周りは引いてしまうかも。
「もう少し清潔感があれば…」って。
美容は自分も周りも心地よくするためのエチケット。 December 12, 2025
3RP
一期目の議員ではありますが、気持ちよく使える労働環境づくりのため申し上げました🥰🥰🥰
自戒を込めてですが、「女性だから綺麗に使うはず」という期待自体がジェンダーバイアス。その前提を一旦手放して、みんなでエチケットを共有化していきたいです。 December 12, 2025
2RP
実は雌猫だった猫洪さん。洪さんちの猫獄長のところへ遊びにくるようになって、お腹がぽっこりしてしまう。
「すみませんチュアンさん…高はまだ子どもだと思って油断しました…」
「いえ、私も…エチケットショーツを履かせていたので大丈夫かと…」
お互い反省する飼い主の洪さんとチュアン司令官 December 12, 2025
2RP
実際はこれに金を抜いて不潔を与えて、おもんなさマシマシて思いやりもエチケットもないヤツだったりするからな
優しいって言われてるだけの男で本当に優しい奴って見たことあんまない https://t.co/Kdisv0cMVw December 12, 2025
2RP
今日のおすすめです
先日、愛しとーとには
産休中のスタッフが
赤ちゃんを見せに
来てくれましたよ
可愛い😍
私も孫をおんぶしながら
仕事してスタッフ達と
会議して
業者様と打ち合わせして
幸せ気分です💕
そんな
沢山の人と
会う機会が増える
年末年始
相手の事を
思いやる事こそ
エチケットだと
私は思ってますので
愛しとーとの
口腔ケアタブレット
「ブレスクリーン
きらりん」を食べてから
人とお会いするように
してます
舐めるだけで
歯磨きしたみたいに
スッキリさっぱり✨
口の中が
爽やかになるから
おすすめです
近距離で人と話しても
全然大丈夫
歯磨き出来ない場面で
水もいらずに
口の中を綺麗に
してくれるから
本当に助かってます
卵の殻由来の
クリアアパタイトが
口の中の汚れを
綺麗に落として
くれますので
歯がツルツルに
そして白く
なりますよ〜
もうびっくりです🥹
口臭予防
歯周病予防
虫歯予防、
歯磨きでは磨ききれない
スキマの汚れまで
落としてくれますので
歯磨き嫌いな
子どもちゃんにも
良いです
卵アレルギーの方でも
食べられるように
独自の技術で
原料だけを抽出してますので
安心です
お客様からも
歯茎が痛くって
磨けないという方や
飛行機に
乗る機会が多い方、
人前で話すのが
億劫と言われる方、
子どもちゃんが
なかなか歯磨きしないから
食べさせたいと言う事で
様々な年代の方に
選んで頂いています🙏
ほんのり
ミント味でスースーしない
辛くない
はっちゃんの孫も
一緒に食べてますよ💕😊
ぜひ、舐めるだけの
歯磨きタブレット
「ブレスクリーンきらりん」
試してみてくださいね
1袋(30粒入り)2,100円
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通話料無料
0800-1000-777でもお受けしてます
(受付時間9時~19時 ※日・祝除きます)
#愛しとーと #コラーゲン #倭国一 #岩本初恵 #はっちゃん #ブレスクリーンきらりん #クリアアパタイト #卵の殻 #自然派 #ホワイトニング #虫歯予防 #口臭予防 #歯周病予防 #食べれる歯磨きタブレット #歯磨き #ミント #タブレット #安心 #大好評 December 12, 2025
2RP
今回は「牛歩」についてまとめました。
1.戦略としての意図と有効性
牛歩戦術の主な意図は、トーナメントで一手でも長く生き残ることです。特にバブルライン(入賞目前)や大きなペイジャンプ直前では、プレイヤーは一人でも多く他者が先に脱落することを願います。
そのため、自分の番で考慮時間ギリギリまで使って(実際のアクションはフォールド一択であっても)、1ハンドごとの消化に時間をかけ、ゲーム進行を意図的に遅らせます。その間に他卓で誰かがバストしてくれれば、自分はリスクを取らずに生き残ることができる、という構図です。
たとえば、「残り入賞まで1人」「自分のスタックは数BB」という状況なら、例え弱いハンドでもすぐフォールドせずに演技しつつ粘ることが合理的になります。このように各ハンドの消化を遅くすれば、他卓より自卓のハンド数を減らせるため、その間に他の誰かがバストすれば自分はリスクを取らずに生き残る可能性が上がります。
この戦術には、少なくとも次の2つの「有効性」があります。
・自然死リスクの低下
ハンド数が減れば、オールイン勝負を強いられる回数も減ります。同時に、ブラインドが自分に回ってくるペースも遅くなるため、ブラインドに削られてチップが尽きるリスクが下がります。オールインを1回減らせるだけでも、その間に他テーブルで誰かが脱落する確率は上がるため、期待値的には決して小さくありません。
・テーブル間の進行速度の非同期を利用できる
マルチテーブルトーナメントでは、全卓が全く同じペースで進行することはほぼありません。「同じ時間でも消化ハンド数が違う」状況は普通に起こります。牛歩によって自卓だけゲーム数を少なく抑えられれば、他卓と比べて相対的にオールインリスクを回避できる構造になります。
戦略的な観点から見ると、これは「賞金期待値(EV)を上げる手段」として一定の合理性があります。入賞直前やファイナルテーブル手前など、残り人数が1人減るごとに自分のEVが大きく跳ね上がる局面では、「自分の卓だけポンポンとハンドが進み、他卓がゆっくりしている」状況は大きな損失になり得ます。逆に自卓の進行を遅らせている間に他卓で誰かが飛べば、自分はほとんど何もせずにEVを上乗せできてしまいます。
ICM理論の観点からも、賞金分配が絡む局面では「与えられた持ち時間をフルに使って生存確率を最大化する」ことは、机上では「正しい選択」と解釈されます。
実際の事例として、2025年WSOPメインイベントでプロのアイザック・ハクストンが見せた超タンクが報じられています(※1)。ハクストンはオールイン寸前で1枚だけチップを残すラインを選び、その後約6分間の長考を続けました。かなり極端な例ではありますが、「トッププロですら、短期的な生存と賞金確保のためにタンクを活用する場面がある」ということを象徴するケースです。
2.メリットとデメリット
牛歩戦術には、プレイヤー本人にとってのメリットと、ゲーム全体に対するデメリットの両方が存在します。
①メリット(戦略的利点)
最大の利点は、バブルラインでの生存率を高め、賞金獲得やペイジャンプ到達の期待値を上げられることです。自分のスタックが瀕死状態のとき、無理な勝負をして飛ぶくらいなら、時間を引き延ばしてでも入賞圏内に滑り込む方が得策、という状況は実際に存在します。
・オールイン回数を減らす
・ブラインドに削られるスピードを抑える
ことで得られる「生存の恩恵」は、決して小さくありません。短期的に見れば、牛歩によって数BB分のEVを稼ぐことも十分可能であり、「ルール上許された時間を使い切るのは当然の自己防衛策だ」という考えも成り立ちます。
また、「テーブル間の不公平を是正する手段」として捉える立場もあります。自分の卓だけハンド消化が速いと不利を被るため、「だったらこちらも遅くして対抗する」のは公平だ、という理屈です。
②デメリット(悪影響)
一方で牛歩は、ゲームの流れを極端に滞らせ、他の参加者全員にストレスと負担を与える行為でもあります。
・一人が長考を繰り返せば、その卓の全員(プレイヤー、ディーラー、フロアスタッフ)がそれに付き合わされる
・ライブ会場では、観客や他テーブルのプレイヤーまで「待ち時間」を強いられる
結果として「バブルがとにかく長引いて疲れる」「同卓にあの人がいると本当にしんどい」といった悪評が広まりやすくなります。特に趣味で参加するレクリエーショナル層は嫌気がさし、離脱してしまうリスクがあります。短期的に得た数BB分の利益があったとしても、長期的には「トーナメント自体の魅力低下 → 参加者減少 → 全体の賞金規模縮小」という形で、自分の期待値も間接的に削られかねません。
③他プレイヤーや運営への影響
牛歩が横行すると、同卓の他プレイヤーも「自分だけ損をしたくない」という心理から、便乗して遅延行為に走る可能性があります。
「1人が牛歩を始める → 他のショートも真似して粘る → 卓全体がどんどん遅くなる」
という伝染は、ライブの現場でよく起こります。
その結果、
・その卓の進行はさらに遅延
・ディーラーは同じハンドに長時間拘束される
・TDは全体の進行管理が難しくなる
運営側にとっても牛歩は頭痛のタネであり、深刻な場合はタイムスケジュールが押してイベント運営そのものに支障をきたします。
3.マナーやエチケット上の評価
牛歩はマナー・スポーツマンシップの観点からもしばしば批判の対象になります。多くのプロや観戦者は、あからさまな遅延行為に対して「フェアじゃない」「みっともない」とネガティブな印象を抱きます。
2025年WSOPメインイベントのバブル付近でも、あるビッグスタックのプレイヤーが、牛歩していたショートスタックに対し「それは倫理的に良くない」と苦言を呈し、言われた側が「あなたも自分がショートならやるだろう?」と応酬する場面がありました。口論はヒートアップし、最終的にはフロアスタッフが仲裁に入る事態にまで発展しています(※2)。
プロプレイヤーの見解も様々ですが、近年は批判派の声も強まっています。例えば高額トーナメントで活躍するジェームズ・チェンは、「遅延行為はイカサマだ」とまで言い切り、故意の牛歩はルール違反として断じて許されないという立場を表明しました(※3)。一方で、「牛歩も戦略のうち」「許された持ち時間を使うのは権利」と主張するプレイヤーも根強く存在し、肯定派 vs 否定派の議論はSNSやインタビューなどで繰り返されています。
観戦者やメディアの印象も、総じて否定的です。テレビ中継やライブ配信では、長々とした牛歩は視聴体験を損ねるため嫌われますし、新規プレイヤーの参入意欲を削ぐ面も指摘されています。
WSOP2025メインイベントでは、ウィリアム・カソフ(Kassouf)が過度なスロープレーとおしゃべりで物議を醸し、他のプレイヤーや観客の反感を買いました。テーブルトークと同時に毎回タンクする戦術で周囲を苛立たせ、最終的に大会側から複数回のペナルティを受けています(※4)。
この件は当時大きな議論を呼び、「規定に明文化されていない迷惑行為への対処」という課題を突きつけました。カソフのケースでは失礼な発言(過度のチャター)も問題でしたが、根底には「ルールの抜け穴を突いた遅延戦術をどう規制するか」というテーマがあります。以後、プロの間でもルール改正を求める声が強まりました。
まとめると、牛歩はマナー・倫理面で賛否が大きく分かれる行為であり、
「勝負のためには許容される戦術」
と見る立場と、
「ゲームの品位と公正さを損なう悪習」
と見る立場が真っ向から対立しています。
4.TDAルールと運営側の対応
大会ルール上、牛歩(極端な遅延プレー)は明確に禁止または制限されています。ただし、その適用は必ずしも白黒はっきりしておらず、グレーゾーンも存在します。
トーナメントディレクターズアソシエーション(TDA)の規定では(※5)、
・プレイヤーはゲームの円滑な進行のため「タイムリーに行動すべき」
・「持続的なゲームの遅延」はエチケット違反の一例
とされています。TDAルール70では「繰り返しゲーム進行を遅らせる行為」はペナルティの対象となり得ると明記されており、悪質な場合は警告、本ハンド数の出場停止、一時的な失格処分などがTDの裁量で科されます。
重要なのは、ルールが禁じているのは「明らかに意図的かつ持続的な遅延行為」であり、単発の長考そのものを即座に反則扱いしているわけではないという点です。プレイヤーが本当に悩ましい局面で時間を使っているのか、単なる時間稼ぎなのかを完全に見極めることは難しく、基本的には各プレイヤーに与えられたショットクロック(持ち時間)やタイムバンクを使う権利は尊重されます。そのためTDも線引きには慎重で、まずは口頭注意やクロックの宣告を促すなど、段階的な対応が一般的です。
ダニエル・ネグラーノは自身のブログでTDAへの提案として、「TDがプレイヤーの行為やプレースピードを見てゲーム進行を妨げていると判断した場合、まず警告し、それでも改善がなければペナルティを科す」という包括的な裁量ルールを導入すべきだと主張しています(※6)。
運営側の具体的な対応策として代表的なのが、「クロック制度」と「ハンド・フォー・ハンド(H4H)方式」です。
・クロック制度
WSOPをはじめ多くの大会では、ある程度時間が経過して明らかに遅い場合、他のプレイヤーが「クロック」と宣言する権利があります。TDあるいはディーラーがこれを認めると、その時点からカウントダウン(例:30秒+5秒カウント)を行い、時間切れになればそのプレイヤーのハンドはデッド(フォールド)となります。
これは、プレイヤー同士が互いに牽制し合う仕組みで、あまりに露骨に遅い場合に周囲が圧力をかけるための手段です。前述のハクストンの例でも、最終的には同卓プレイヤーが業を煮やしてクロックを要求し、6分以上に及んだ長考が強制終了させられました。
もっとも、全員が賞金に敏感になるバブル付近では、周囲もショートに同情してなかなかクロックをコールしない雰囲気もあり、クロック制度だけで牛歩問題を根絶するのは難しいのが現状です。
・ハンド・フォー・ハンド(H4H)
入賞まで残り数名(一般的には残り人数=入賞枠+1程度)になった段階で、全テーブルの進行を同期させる方法です。「現在のハンドが終了したらH4Hに移行します」とアナウンスされて以降は、全卓が1ハンド終わるごとに、同時に次のハンドへ進みます。
誰かが飛ぶまでこの同期進行が続くため、ある卓で極端なタンクがあっても、他卓だけ先にどんどん進むことはありません。テーブル間のハンド数のズレが解消されることで、「自分の卓だけ先に多くプレイして不利を被る」という不満は和らぎます。
ただし、H4H下でも「誰かが極端にタンクすると全員が付き合わされる」という構図そのものは変わりません。言い換えれば、「牛歩によるコストをフィールド全員で割り勘している」状態です。それでも不公平感が大きく緩和されるため、現在では広く採用されています。
そのほか、ショットクロック(各アクションに一律の持ち時間+タイムバンクを設定する方式)もWPTやハイローラー帯を中心に普及しつつあります。これは物理的に極端なタンクを不可能にする仕組みで、「考えすぎによるゲーム停滞」を嫌うフィールドでは支持が強い一方、大規模トーナメントではコスト面などからまだ普及途上です。
TDAも「各会場で創意工夫により遅延抑制策を講じるべき」としており、
・レベルごとに時間ではなく「固定ハンド数」で区切る方式
・オービットフォーオービット(各卓で1周プレイごとに進行を合わせる)
・ソフトハンドフォーハンド(早めにH4Hに近い状態を作る)
など、様々な案が検討されています。
重要なのは、「牛歩=常に持続的遅延=即反則」と一括りにされているわけではない、という現実です。
たとえば、
・3時間毎ハンド牛歩する常習者
・バブルの数ハンドだけ粘ったプレイヤー
この2者では悪質性が全く異なるため、現場では「度を越した常習者には厳しく、限定的なタンクには比較的寛容」というスタンスが取られています。
5.ICM理論との関連
牛歩戦術を語る上で欠かせないのが、ICM(Independent Chip Model)理論との関連です。
ICM理論とは、トーナメントにおけるチップ量と賞金期待値の関係を数理的に評価するモデルで、ざっくり言えば「現在持っているチップが最終的な賞金期待値にどれだけ寄与するか」を算出する考え方です。トーナメントでは残り人数や賞金配分によって、1点のチップの価値が状況次第で大きく変化します。特に、バブル直前やファイナルテーブル直前など、「脱落者が出るごとに飛躍的に賞金期待値が上がるゾーン」では、ICM的に「リスクを取らず生き残る価値」が非常に大きくなります。
たとえば、入賞ライン目前で自分のスタックが極端なショート(5BB以下など)だった場合、
・オールインしてスタックを倍にできる期待値
よりも、
・無理せず1人飛ぶのを待ってミニマムキャッシュ(最低賞金)を得る期待値
の方が高い、ということは往々にして起こります。
ICM上、自分のチップ量が少なければ少ないほど「次の脱落者にならないこと(=他の誰かが先に飛ぶこと)」の価値が相対的に高くなります。そのため、「自分の卓の進行を遅らせ、その間に他卓で誰かが飛ぶのを待つ」という牛歩戦術には、一定の数学的裏付けがあることになります。
特に顕著なのがサテライトトーナメントや、一部上位のみ賞金が極端に厚い構造のトーナメントです。サテライトでは、一定人数までは同額のチケット獲得、それ以下はゼロという構造なので、入賞ラインでは誰もチップを増やそうとせず、フォールドと牛歩の応酬になることすらあります。
通常のMTTでも、ファイナルテーブル直前(残り10人で9人入賞)などでは、ショートスタックは無理に動かず、隣の卓の脱落を願う場面が典型例でしょう。場合によっては、非常に強いハンドですらICM上フォールドすべきケースもあります。2024年WSOPメインイベントのセミFTで、ジョナサン・タマヨがリップリーダーのオープンに対してQQをフォールドしたシーンは、その象徴的な例としてしばしば語られます。「入賞(あるいはペイジャンプ)を確実にするためには、どんなハンドでもフォールドし得る」というICMの発想が、極端な形で表れた判断でした。
もっとも、ICMはあくまで数理モデルであり、現実のプレイヤー心理や将来的な展開、フィールド全体のスキルなどまでは完全には織り込めません。牛歩し過ぎた結果、入賞はしたものの瀕死の状態でその後すぐ飛んでしまっては本末転倒ですし、H4H移行後は前述の通り全卓が同期するため、いくら粘っても「他卓より得をする」ことはできません。
むしろ「H4H開始までに、少しでも多くスタックを残しておく」ことの方が重要であり、
・どのタイミングまで牛歩で凌ぐか
・どこから通常運転に切り替えるか
その見極めには、相応の技術と経験が求められます。
総じて言えば、ICM理論は牛歩に一定の数学的支えを与えるものであり、それゆえに多くのプレイヤーが「EV的に正しいなら仕方ない」と感じてしまう根拠にもなっています。
なお、WSOPメインイベントのバブルは毎年メディアに実況されますが、2025年は特に異例のバブル賞(WSOPパラダイス大会へのkシート)が設定されたこともあり、ショートスタックがより粘りを見せ、約3時間もバブルが続く展開となりました。観客からすれば手に汗握る瞬間である一方、実際にプレーしている人々には長時間の神経戦でもあり、「まだ終わらないのか」という声も外野から上がったのは事実です。
6.「牛歩への反応」がプレイヤーの成熟度を映す
ここからが、このコラムで特に強調したいポイントです。
牛歩そのものの善悪以上に重要なのは、「他人の牛歩をどう「受け取るか」が、そのプレイヤーの成熟度を映す」という視点です。
同じ状況・同じタンクを見ても、ある人は苛立ち、ある人は笑い、ある人は何も気にせず自分の戦略に集中しています。
その違いには、倭国人特有の文化的背景や、インフルエンサーの影響、海外経験の有無などが影響していると考えます。
ここでは、牛歩へのスタンスを大きく4タイプに分けてみます。
①牛歩そのものに嫌悪するタイプ
特徴
・周囲のテンポや空気を重視する
・ポーカーを「対人ゲーム」として認識し、マナーや和を大切にする
・牛歩=ゲームの進行を妨げる迷惑行為、と捉えている
文化背景
・倭国社会に根付いた「和を以て貴しとなす」的な価値観
・「目立つ」「協調を乱す」行為を避ける傾向
・部活や会社で「空気を読め」「みんな同じように」という圧力に慣れている
このタイプは、「牛歩を見て感情が揺れる」段階と言えます。
イライラし、相手を責め、結果として自分の判断も乱れるという意味では、牛歩に一番「影響を受けてしまっている」層とも言えます。
②ヨコサワ的価値観に影響されたタイプ
特徴
・牛歩を戦略というより「スマートじゃない」「ダサい」と捉える
・YouTubeやSNSからポーカーを学んだ層に多く、スタイル志向が強い
・エンタメ的な視点でポーカーを楽しみ、「テンポよく楽しく」を重視
文化背景
・ポーカーバブル以降の世代で、情報源はインフルエンサーや配信が中心
・「勝つ」ことに加え、「映える」「共感される」ことにも敏感
・世界のヨコサワ氏など、テンポの良いプレーや視聴体験を意識した発信の影響を受けている
③「場合によって有効」と捉えるタイプ
特徴
・インマネバブルや大きなペイジャンプ直前など、局面次第では時間を使うのは当然と捉えている
・他者の牛歩にも過剰に反応せず、「自分のEVが減らない範囲ならOK」と合理的に考える
・クロック要求/クロックをかけられることも含めて「ゲームの一部」として扱える
文化背景
・海外トーナメント経験者や、海外配信をよく見る層に多い
・文化的に「個人の自由」や「勝利のための戦略」を尊重する価値観をある程度取り入れている
④牛歩を意図的に「武器」として使うタイプ
特徴
・ICM圧やバブル時の時間稼ぎなど、戦術として演出も含めて使いこなす
・他者の反応も観察し、自分への印象操作やメンタルダメージとして活用する
・牛歩によって、ティルトしやすい相手を意図的に揺さぶることまで視野に入れている
文化背景
・グローバルスタンダードなポーカーマインド
・「ルールの範囲内でEVを最大化する」ことに非常にストイック
・倭国的な「空気を読む」価値観から、意識的に距離を置いている
なお、ここで強調したいのは、「④が偉くて①がダメ」という話ではない、ということです。
・タイプ①の価値観(和・マナー重視)は、倭国の文化として尊重されるべき側面も大きい
・タイプ②の「スマートで楽しいポーカー」は、業界の裾野を広げるうえで非常に重要
・タイプ③~④は、「EVを最大化する」ことへのコミットメントが強い層
自分がどこにいて、どこを目指したいのか。
そして、他人の牛歩を見たとき「自分はどう反応しているのか」。
それを一度メタ認知してみると、ポーカープレイヤーとしての今の自分がクリアに見えてくるかもしれません。
7.それでも「あえて牛歩を武器として使いたい」なら
ここまで読んだうえでもなお
「賛否あるのは分かる。それでも、ルールの範囲内でEVを取れるなら”武器としての牛歩”も選択肢として持っておきたい」
というプレイヤーもいるはずです。
その前提に立つなら、最低限押さえておきたい原則と、代表的な実戦シーンを整理しておきます。
①武器として使うための大原則
大前提は、次の4つです。
・原則1:TDAルールとハウスルールの範囲から出ない
「常習的な遅延」はルール違反ですし、TDの裁量で一気にペナルティまで飛びます。
「たまに」「ここぞの場面だけ」に絞ることは必須条件です。
・原則2:EVが大きいスポットだけで使う
インマネバブル、明確な大きなペイジャンプ直前、サテライトの残り人数など、「1分=数百~数千ドル相当の価値がある」場面以外で多用するのは、割に合いません。
・原則3:周囲の感情を読んだうえでやる
「毎ハンド2分タンク」など、テーブル全員を敵に回すような使い方は明らかにEVマイナスです。クロックを連発でかけられ、TDにもマークされます。
・原則4:「クロックをかけられる」「注意される」こともセットで受け入れる
クロックをコールされてもキレず、「はい分かりました」と淡々と対応できるかどうか。ここに“武器として使う資格”が出ます。
この4つをふまえたうえで、それでも「ここは時間を使った方が明らかにEV」と思える場面だけピンポイントで使うことが、武器としての牛歩の基本的なスタンスです。
②代表的な3つの「武器としての牛歩」シーン
ここからは、実戦でよくある具体的な3つのシーンと、アクション・意図・心理効果を整理します。
■シーン1:インマネバブル/プライズアップ直前での「時間稼ぎフォールド」
状況
・入賞直前、あるいは明確なペイジャンプ直前
・自分のハンドは明確にフォールドすべき弱いハンド
・他テーブルにはショートスタックがいて、いつ飛んでもおかしくない状況
アクション
・すぐにカードを捨てず、「うーん…」と考えているフリをしながら、1アクションで使える最大限の時間を使う
・クロックをかけられるギリギリ手前でフォールドする
意図・心理効果
・1分~数十秒の「時間投資」で、他卓のオールイン→バストを待つ
・特にITMバブルでは、「1人の脱落=賞金獲得」の境目となるため、1アクションが数百〜数千ドル相当の期待値に直結することもある
・自分は一切リスクを取らずにEVを積める
・あくまで「自然な長考」に収めれば、周囲のヘイトも最小限にしやすい
■シーン2:プリフロップでの「1枚残し+ギリギリコール」
状況
・インマネバブル、ペイジャンプ直前、FTバブルなど
・自分がレイズ(あるいはほぼオールイン)し、1枚だけチップを残す形でベット
・後ろからオールインが返ってきて、「残り1枚を入れるかどうか」という状況
アクション
・残り1枚を入れるか入れないかだけの、形式的には極めてシンプルな場面
・そこであえてタンクし、クロックをかけられるギリギリまで時間を使ってから最後にチップを入れる(またはフォールド)
意図・心理効果
・数十秒~1分遅らせるだけで、他卓のバストやプライズジャンプが先に起きる可能性がある
・周囲のプレイヤーに「なんでそんなに悩むの?」という違和感とストレスを与え、集中力やテンポを崩す副次効果
・自分のハンドレンジへの誤解を誘発できる(本当はスナップコール級なのに、わざと悩むことで“弱いのか?”と思わせる等)
■シーン3:新規着席プレイヤーの「ブラインド免除」を防ぐための牛歩
状況
・現在のハンドで、自分はUTGなどのアーリーポジション
・BBはすでにアクティブなプレイヤーが座っている
・自分とBBの間に空席が1~2席あり、そこにすぐ他卓からの移動プレイヤーが来そう
・「今のハンド中」に着席すれば、次ハンドでそのプレイヤーがBBを支払う
・逆に、今のハンド終了後に着席されると、BBを一周スキップされる
アクション
・ディーラーやフロアの様子を見ながら、プリフロで少し長めに時間を使い、“座る時間”を稼ぐ
・移動プレイヤーが着席してディーラーが「次ハンドから参加OK」と宣言したことを確認してからアクションを完了する
意図・心理効果
・本来支払うべきブラインドを“無料で一周プレーする”ことを防ぎ、公平性を担保する
・自分を含めたテーブル全体のEVを守る行為とも言える
・一見「牛歩」だが、「ルールの穴で得をさせないための時間調整」という側面が強く、むしろ同卓者にも合理的なケース
このケースは、「誰かを苦しめるための牛歩」というより、「全員にとっての不公平を避けるための時間調整」に近いです。ただ、やりすぎれば当然TDから注意が入るので、必要最小限の時間に留めることが前提になります。
8.まとめ
最後に、このコラムのポイントを整理しておきます。
・牛歩は、ICMやテーブル間の進行差を利用して「生存率と賞金EVをわずかに上げる」ための戦術であり、その意味では“合理的”な一面を持つ
・同時に、ゲーム全体の進行を遅らせ、他プレイヤーや運営に大きなストレスとコストを与える行為でもあり、マナー・倫理の面では強い批判を受けている
・大会ルール(TDA)上も、「持続的かつ意図的な遅延」はペナルティ対象であり、クロックやH4H、ショットクロック等を通じて、運営は牛歩の弊害を抑えようとしている
・ICM的には、特にバブルやサテライトなど、ごく限られたスポットで「時間を使うことがEV上合理的になる」場面がある。その数学的裏付けがあるからこそ、牛歩は根強く残り続けている
・しかし、牛歩そのもの以上に重要なのは、「他人の牛歩に自分がどう反応するか」。そこに、プレイヤーとしての成熟度や、どの価値観に軸足を置いているかが表れる
牛歩をめぐるスタンスは、人によって大きく異なるため、牛歩の是非は、簡単に結論の出ないテーマです。
だからこそ、「牛歩をどう扱うか」「牛歩にどう反応するか」は、単なるテクニック論を超えて、ポーカープレイヤーとしての「生き方」そのものを映し出しているのかもしれません。
[参照先]
※1:Can Any Player Call Clock After Isaac Haxton Tanks Six-Minutes in WSOP Main Event?
https://t.co/6yspMNBDxW
※2:Drama & controversy on the bubble of the 2025 WSOP Main Event
https://t.co/LgM4XLeRf0
※3:Stalling is Cheating
https://t.co/6PySqIv2ME
※4:The Rec: William Kassouf’s hygiene problem
https://t.co/AOE6mvfkLl
※5:Poker TDA Rules, Procedures, & Addendum
https://t.co/LHT1ovDvme
※6:Rule Proposal for TDA
https://t.co/zhiA5Ztjdr
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