「ゲームの美しさ」を切り取った動画が反響呼ぶ ホワイトハウスが作成した「ゲームの暴力性」を訴える動画に対抗 2018.03.16 12:05 UP

2月14日にアメリカの高校で起きた銃乱射事件を受け、ドナルド・トランプ大統領がゲーム業界の有識者との間で非公開で会合を行い、会合では暴力的なビデオゲームの場面を集めた動画「Violence in Video Games」が流された。

現在この動画はホワイトハウスの公式YouTubeチャンネルで限定公開されており、『Call of Duty: Modern Warfare2』『Wolfenstein』『Dead by Daylight』『SNIPER ELITE』『Fallout 4』などのゲームの部位切断や殺戮シーンがまとめられている。
ワシントン・ポストによると、トランプ大統領はこの映像を見せながらゲームの暴力性について繰り返し訴えたが、これらのゲームにどのような背景があるのかという情報は一切説明することはなかったという。

【閲覧注意】グロテスクな表現や残酷表現が苦手な方は閲覧をご遠慮下さい。



そこで動いたのが、米NPOの「Games for Change」だ。Games for Changeは、ホワイトハウスの意見へ反論する形でゲームの美しさを切り取った動画「88 Seconds of Video Games」を投稿。
「Violence in Video Games」と同じ88秒の動画で、『Horizon Zero Dawn』『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』『ABZU』『Life is Strange』『Never Alone』などのゲームだからこそ表現できる幻想的で美しい風景、生き生きと動く動物たち、人と人との友情を映し出したシーンをまとめたのだ。
動画の最後は「すべてのゲームクリエイターとプレーヤーにありがとう」といった文言で締めくくられている。



トランプ大統領は「暴力性の高いゲームを規制すべき」という意見のため、暴力性のないゲームの映像を公開しても大した意味はないのかもしれない。
ゲーム業界への風当たりが強い今、「88 Seconds of Video Games」を見てゲームの美しさ、素晴らしさを感じ、犯罪とゲームは関係しているのかどうかについて今一度考える必要がありそうだ。

動画を見たTwitterユーザーからは








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