潤滑油 トレンド
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2025.12.19 18:00
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世界を席巻していたかつての倭国の造船業は、1970年代のオイルショックによる需要急減やそれに伴い需要増を見込んだ設備投資が過剰投資となって造船事業者を蝕み、さらに船は国際市場で取り引きされるため1985年のプラザ合意による円高は収入はドル建て、コストは円建てとなっていた造船事業者の経営を圧迫するなど、造船業は特定不況産業に指定され20年にわたり低迷することとなった。
その一方でこの不況産業となった20年の間に、労働力産業でもある世界の造船事情は、安い人件費と国を挙げての支援で建造量を伸ばしてきた中国、韓国が台頭し、遂には2000年代前半には韓国に、2000年代半ばには中国にも建造量で抜かれ世界第3位に陥落するに至ってしまった。
そうした倭国造船業界の歩みを通じ造船会社の合併や子会社化が繰り返され現在に至っているが、この造船業界再編によって船を組み立てるための架台となる船台(船台方式での建造)、乾ドック方式での乾ドック、大型クレーンなどの船舶建造に不可欠な施設が撤去されたり埋められたり、あるいは敷地そのものが売り払われ跡形もなくなったりしてきた。
造船業を復活させるためには2つの大きなハードルがある。一つは車と違って船というのは船体の長さが100m、200m、300mクラスで総トン数が1万トン、3万トン、5万トン、10万トン、30万トン級のスケール感であるため、建造量を増やすためには前述したような船舶建造に必要となる造船施設が圧倒的に不足しているため、これの手当てが必要となる。これは時間と建設労働力を要するものの、お金である程度は解決できる部分であるかもしれない。しかしながら、もう一つの技術力の確保をどうするかが大きな問題ではないかと個人的に思っている。
報道では倭国郵船、商船三井、川崎汽船という大手海運会社も三菱重工業、今治造船が共同出資している次世代船舶の設計・開発会社への資本参加を表明するなど、造船会社各社への船舶設計の提供を担うこととなり、造船に不可欠となる船舶設計の支援体制が出来上がったことは大変に喜ばしいことではある。
問題はこうした船舶設計の技術を集約し造船各社へ提供したとしても、その設計に従って船舶を建造するための現場技術力の確保、言い換えれば職人的技術を持つ職工さんを確保できるかという問題が大きいと私は思っている。
前述したように大きな船舶の建造は複数年を要するものであり、多くの労働力を要するだけでなく、万トン級、数十万トン級で長さ200m超級の船舶には10階建てビル又はそれ以上に匹敵するような高さを持つ船舶もある。こうした巨大な鉄の塊の船舶を設計どおりに溶接をはじめ繊細で緻密な技術で建造し、その過程で主機関、発電機、各種補助機械などの据付けと調整を行い、船内くまなく必要となる場所に清水、海水、蒸気、空調、潤滑油、燃料油、貨物輸送などなどの管路を這わせ、また、内装の内部には船内至るところへと電路や通信回線を走らせるなど、船に乗って艤装経験やドック修了経験のある者であれば、船を建造するために必要となる現場職工さんの技術力の凄さとその必要性は理解されていることと思う。私も経験があるのでこうして語ることができる。
こうした造船現場の職工さんは昭和の時代に工業高校、高等専門学校などで学び造船会社やその下請け会社へ全国各地から就職された方々が担い、世界に誇る倭国の造船技術を支えてきたのである。
ところが、現在では造船不況による解雇、高齢化による退職、3K職場でもある造船業の現場労働を希望しない若者の増加による後継者不足という現状にある。
そのため建造した新造船舶が就航すると様々な不具合が出てきたり、船舶の中間検査、定期検査で乾ドックに入り所要の点検や修理を行ったにもかかわらず、ドックを出て通常運航を始めるとこれまた様々な不具合が見つかるといったことが海運業界では起こっており、造船会社の確たる技術を有する現場職工さんの不足が大いに嘆かれているのが現状でもある。
まさに昭和から平成一桁の頃には考えられなかった造船会社の現場力の低下とも言える。
このしっかりとした技術と検査確認の目を持つ現場職工さんは、一朝一夕で確保したり育てることができるものではなく、これは造船業だけではなく倭国の製造業全般に共通する問題でもある。ましてや陸と違って自然環境の厳しい海上を航行する船舶の安全性は命に直結する問題でもあり手を抜くことは許されない部分でもある。
それだけに造船業の復活を目指すことは海と船にに関わってきた者の一人としてとても喜ばしく思うのであるが、その復活のためには確かな技術を有する現場職工さんの確保問題を私は一番に心配している。 December 12, 2025
キャブス
•困った時のミッチェルのはずが試合開始からミッチェル頼みに。これが今シーズン最大に苦しいところか
•プチブレイク中のタイソン。速攻×キャッチ&3Pの効率の良さでキャブスの潤滑油に。
•ガーランドの形が消えつつあるの本当に苦しい。スピード感があんまりなく感じる。 December 12, 2025
空気入れ、潤滑油を買い込み、更に人工芝の品定めをする娘です。
パパとしてはどれもいらなかったので、交渉の末、ペットボトル1本で何とか手を打っていただきました。 https://t.co/MXoHLQNSfs December 12, 2025
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