実は正直なところ、講演はスライドの準備、場所への行き来や場所の確保、宿泊や交通の予約、講演前講演後のやり取り、講演時間（終わっても残って質問に答えたりします）を考えると普通に自分の普段の仕事をしていた方がよっぽどお金になりますw。では、なぜこのように講演をやるのかといえば、それは僕がオープンデザイン2025というコンセプトを掲げ、その中にオープンナレッジというアクションを重要視してきたからです。公共で制作させてもらったプロジェクトを公共へナレッジを共有し、その背景にある思想やプロセスを社会に開いていくことこそが“今回の万博のレガシーとしての公益性”に資すると考えてきたため、頑張ってきました。

ちなみにこれは大学での講演を見ていただいた見た先生が書いてくれた記事でこのように受け止めてくださって本当にやって良かったと思えるしとても嬉しいです。実は最初学生さんが自ら僕に連絡をくれて講演をお願いしてきてくださいました。

こういったことを続けてくると嬉しいことに、講演の後もたくさんの学生さんたちからのコメントや感想をいただいたり、トークの後に行列ができて質問をくれたりします。本当にやり甲斐があります。これまで東大、多摩美、東京造形、法政大などの教育機関、また小学校や高校でもこれまで講演してきました。

来週は10日に武蔵美で講演を行います。

なるべくこれからも、公共的な場でのトークイベントや教育機関、特に次世代のクリエーターたちに対するナレッジシェアは文化的・社会的文脈へと還元するための活動としてもなるべく続けていきたいと思っています。
#OPENDESIGN2025 December 12, 2025