江川宇礼雄 芸能人
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2025.12.12 22:00
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#ウルトラマン #私の愛する怪獣たち
⑬ジラース
そうだ!俺のこの手で作り上げたンだ。傑作だろうッ!ハッハッハツ…あのランランと光る目をみろッ、猛り狂った口元をみてくれ!ジラースは俺の作った芸術品だ!アハハハハ…勝手な真似はさせんぞ!
異常で孤独な博士の怪獣愛にひそかに抱く共感
円谷英二氏が視聴者の子ども達を喜ばせるためにウルトラマンとゴジラの共演を発案したという。ゴメス以来の再び東宝から借りて来たゴジラにはやはり厳しい取り扱いの条件があったという。ジラースは怪獣大戦争のゴジラの頭をモスラ対ゴジラ用の体につけ、カラー放送を意識した着色を施し、ヒレをつけて画面に登場した。博士役には江川宇礼雄氏(ウルトラQの一の谷博士役)が当初候補になっていたそうだ。
この高い話題性の作品は魅力がたくさん詰め込まれている。怪奇色の強い博士の館、改造車のインパクト、ユーモアあるマンとの戦いがあるが、やはり最後の哀愁あるラストが強い印象を与える。
静寂。刻が流れる。ジリッと迫るジラース。だが口からタラタラ一條の血が流れた。ニッコリ微笑んでドウ!とヒザから崩れるジラース。勝負は決まった。しかしウルトラマンの胸中は勝利の喜びだけなのだろうか?いや、そうではない。好敵手を失くした、何とも言えない悲しみが胸いっぱいに襲って来るのだった。 ウルトラマン「よくぞ戦った…」(実のセリフはない) と木を引き抜いてフウッと口で木の葉を散らす。ヒラヒラと舞い降りる木の葉は、ジラースを葬うかのうように静かにジラースを包んでいった。
(高野満田演出メモ:引用 ウルトラマン研究読本) December 12, 2025
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