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永山基準
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2025.12.20 02:00
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山上徹夜被告への無期懲役の求刑は、①過去の同種事件に比して軽い ②散弾なのに他の人への殺人未遂罪が起訴されずスルーされている(空砲だと立証されたんか?)、という奇妙な様相を見せているとワシは思う。そこで、今日はその点について話したい。
まずな、死刑判決が下される事情に「永山基準」というものがあるのを知っている人は多い思う。主に、二人以上を殺害して、死刑を選択するしかない理由があるなど。
しかし、そうはいっても「被害者が一人」でも死刑が求刑・判決されている事案はたくさんあるわけだな。
それには三つの基準がある。
①すでに殺人罪で無期懲役を受けて仮釈放に別の殺人事件を起こした場合
②性犯罪が伴いこれを懲役刑に処することは著しく正義に反する場合。小1女児を強姦後死体を分解してその写真を飲み屋で見せて自慢とかしてたやつだな。
そして
③殺人が用意周到かつ計画的であること。
今回はかなり用意周到な殺人計画がされているよな。武器製造、下見、まあたくさんしているわけだ。
ここで、同種事件としてワシが真っ先に思いついたのが、伊藤一長長崎市長射殺事件だ。銃を使っている。これは検察は死刑求刑している。
実は、伊藤博文、原敬、浜口雄幸など暗殺された元総理・現職総理は過去いるんじゃが、いずれも求刑は死刑であるも、判決で死刑か無期懲役かわかれているんじゃが、それは「銃を使ったか、刃物を使ったか」という分かれ方をしている。
(※、犬養毅、高橋是清、斎藤実の暗殺は海軍刑法・陸軍刑法の適用であり、現行刑法の適用ではないため比較しない)
銃を使っていると死刑判決で、刃物だと求刑が死刑でも無期懲役判決なんだよな。
これは戦後も同じで、例えば石井紘基議員刺殺事件は、やはり刃物である以上、無期懲役の求刑と判決もこれに倣っている。
この傾向は、政治家へのテロではなく、単なる強盗殺人事件で被害者が1名の場合でも、「刃物は無期懲役、銃の使用は死刑求刑」の傾向を近年まで崩していない。
そんな中、安倍晋三元総理の殺害は銃、というより「砲」(直径20ミリ以上を砲という)が使用されたにもかかわらず、これまでとは違い、無期懲役の求刑となった。
仮にな、裁判所が罪一等を減じたとしても、検察が「国民の処罰感情」を国家代理し、その責務を果たしたならばとやかくいうつもりはないが、
検察がそもそも罪一等を減じて求刑するとは、強い違和感を覚えるぞ。
じゃあ何か? 長崎市長の命は死刑求刑に値するが、安倍晋三総理の命は死刑求刑に値しない、ということだよな。
何か「法律」ではなく「思想」が介在していないか。
今回は、銃(砲)しかも「散弾」が「人の集合する空間」で使われている。
ここから、ワシが最大の疑問に思う二点目の話になる。
そう、安倍総理の傍にいた人たちへの殺人未遂罪をどうして起訴していない?
犯罪はな、牽連犯(けんれんぱん)といい、犯罪の手段または結果として発生した罪は吸収されるんじゃが(窃盗のため住居侵入とか)、
「散弾を人が密接した空間に撃つ」という行為につき、観念的競合(一つの行為が二罪に抵触。人を殴ったら怪我して眼鏡が壊れた)とか牽連犯が成立する余地はないぞ。
だって、山上には見えているよな。近距離で複数の人が集合する空間が。そして、散弾を撃ったことも認識しているよな。自分で作ったんだから。
なんでこれで殺人未遂が議論されてない。
仮に、山上が「安倍晋三総理以外に散弾は当たらないと思った」とか素っ頓狂な供述をしたとしても、
本人の認識など関係なく、実際に当たるか、近くをかすめるかしたら、別個の殺人罪・殺人未遂罪が成立して、併合され罪は増すのが判例だぞ。
例えば、大審院昭和8年8月30日判決では、A女を殺害しようとして、A女の寝室につってある蚊帳を切り落とし、そこを倭国刀でめった刺しにしたところ、A女の娘生後4か月がおり、A女の娘の頸動脈に倭国刀が刺さり即死した事案につき、「そんな子がいたとは知らなかった」という被告の主張を一蹴、二つの殺人罪の成立を認めている。
動機においてA女の殺害を意図した以上、「存在をしらない人」を殺害したとしても、故意は吸収される。
こうして戦前から判例法理が積み重なり、例えばAを射殺しようとして、びょう(くぎ打ち機)を発射したところ、Aを貫通して、意図しないBに命中した事案につき、犯罪の成立を認めているわけじゃ(最高裁判決昭和53年7月28日)。
山上本人の認識がどうであれ、計12発の散弾を1メートルから2メートル以内に近接する人々へ向けて発射したわけじゃろ。
なんで、ほかの人への殺人未遂罪がことごとくスルーされている。
銃器使用の罪が重いのは、そこが山の中とかどう見ても人間がいない場所でない限り、「ほかの無関係の人に当たっても止む無し」という悪質な故意があるからじゃぞ。
刃物で殺していたら攻撃対象だけを殺傷する目的があったといえるが、銃は性質上違うからな。貫通するし跳弾する。
これってな、また陰謀論とかいう人がいるがな、複数の人への殺人罪・殺人未遂罪を併合していくと、そりゃ「無期懲役以上」しか選択はなくなるよな。
なんか「山上を保護する思想」がそこにあるとしか合理的に説明できないのよ。
まあ一般報道を俯瞰してみると、「手製銃の殺傷能力を確認した」とかいってるが、具体的に何ジュールでたとか、そういう情報は一切出ない。
一センチ近い鉄球を六発も90メートル先まで飛ばしてコンクリの壁に埋め込ませたんじゃろ?
そりゃライフルの何倍もの威力がないと難しいじゃろな。で、その威力を受けても壊れない銃床を山上はよくつくれたなーーすごいすごい、みたいな話になるじゃろ。
いいか。裁判というのはな、秩序に不安を覚えた国民感情の安定と、被害者遺族の代理報復にあるわけだ。
なので、「過去の事例と極端に違う」とか「物理的に疑義がある立証」とかされたら、それは裁判制度の目的を棄損するわけだ。
繰り返すぞ。
なんで長崎市長が射殺されたら検察官は死刑求刑したのに、元総理大臣が射殺されても死刑求刑しないんだ?
なんで複数の人が近接集合する空間に散弾を撃ったのに、「ほかの人への殺人未遂罪」が起訴されてない? 「ほかの人には絶対当たらないという立証」でもされたのか?
それって「空砲」ってこと以外にはありえないよな科学的に。
2008年から裁判員裁判が導入されたのは、国民の処罰感情と裁判官の量刑判断に著しい乖離があり、それを埋めるためだ。で、今度は検察の求刑が「国民感情と乖離」したらもう意味ねえだろ。
秋霜烈日(検察官バッチ)はただの飾りか!
国民として、この裁判を今後とも注視していくべきじゃ。
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このポストにみんなの意見を聞かせてな! December 12, 2025
4RP
情報は解像度高く。
故石井議員を殺害したのは服役歴のある前科持ちの右翼団体『守皇塾』代表の伊藤白水。こいつは選挙中から石井紘基氏に近づき金の無心をしていた。やがてそれを断られ仕返しで被害者を刺殺。被害者の妻は「判決は死刑しかあり得ない」と厳罰を求めた、裁判官「謝罪や反省もなく、思考方法は極めて異常で法規範無視の態度は甚だしく、矯正可能性はほぼ皆無だ」これで無期懲役。
山上徹也は初犯で罪を反省し謝罪もしている、再犯の恐れ無く、更生の可能性が高い。遺族も厳罰感情を示していない。
被告が恨みを持つ統一教会を庇護する権力者が安倍晋三で、総体の一部として被害者を銃撃。因果関係は明白。
まず被告の経歴と素性に天と地ほどの差がある。
遺族の処罰感情と更正の可能性も大きな違いがある。
永山基準なら有期刑8~12年が妥当。社会的影響を考慮し有期刑最大の20年。だから無期求刑は重いと言える。
何度も却下された霊感商法の統一教会の改名申請が通ったのは安倍(行政執行最高責任者)政権下。庇護が無かったとはとても言えない。 December 12, 2025
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