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柿の葉寿司
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2025.12.18 09:00
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猿の歯茎。
どうして急に思いついたのだろう。
猿の歯茎。猿の歯茎は、猿の歯茎だ。
疑う余地なく猿の歯茎だ。猿の歯茎でしかない。
猿の歯の付け根。
猿の歯茎には、猿の歯が一本一本植わっている。
だからなんだというんだ。
私は困惑し、そして願う。
これがもし猿の歯茎ではなかったら、柿の葉寿司だったら、どんなによかったことか。
賀茂真淵だったら、どんなにたくさんのことが書けただろう。しかし私の頭に浮かんだのは、柿の葉寿司でも賀茂真淵でもなく、猿の歯茎だった。
柿の葉寿司も賀茂真淵も知っているのだから、柿の葉寿司であっても、賀茂真淵であってもいいはずだったのに、なぜか猿の歯茎だった。
猿の歯茎から漂うすえた臭いが柿の葉寿司の風味にまさり、猿の歯茎というはっきりした音が賀茂真淵の言葉を遮って一瞬、私の頭骨の中に響いた。
いや、猿の歯茎はずっとそこにあった。
猿は歯茎を剥きだして私に見せつけていた。
それが威嚇なのか嘲笑なのかそれすらも私には分からず、ただ猿の歯茎だった。
猿の歯茎以外のなにものでもなかった。私にはもうどうしようもなかった。
猿の歯茎はいつまでも猿の歯茎としてそこにありつづけた。
どうしようもなく猿の歯茎だった。 December 12, 2025
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