時をかける少女 映画
0post
2025.12.19 19:00
:0% :0% ( 40代 / 男性 )
人気のポスト ※表示されているRP数は特定時点のものです
【映画レビュー:果てしなきスカーレット】
この映画。
正直、細田作品はサマーウォーズと時かけ大好きだが、『おおかみこども』が肌に合わなすぎてスルーするつもりだった。
でも、批評コメント眺めていた。
そのコメントの稚拙さや解像度の低さに『これ、こいつ(批判)がそもそもおかしいだけじゃね?』と思って興味が湧いた。
んで、こないだ個展に行ったらyujiさんに開口一番に『翔さん!スカーレット見ましたっ!?クリエイターは絶対見た方がいいですよ!』と言われた。
そう言われたら見に行かないわけには行かない。
結論、
めっちゃ行って良かったっ!!!
というか、今回の映画は単純にクリエイトとして凄い。
作画も半端なくて、どこぞの猗窩座が消し飛ぶレベルで美しい。
自然の描写も凄いが、僕が注目したのは城のシーンで印象的なペルシャ絨毯。
マジで億レベルの絨毯を描写してる。
あと踊りのキャプチャが素晴らしく、ハワイアンダンスのシーンは非常に生々しかった。
ストーリーも普遍的かつ誰しもが抱えるテーマを分かりやすく言葉にしてる。
多分、この辺が説教くさく感じて拒絶する人もいるだろうとは思ったが、正直これぐらいポップにやらないと置いてきぼりになる人もいるので脚本に汗の跡が見えた。
そして、なによりもこの映画は音響が凄かった。
演技、BGM、効果音のどれも丁寧に作り込まれていて、雷のシーンなんか『これぞシネマサウンド』だった。
今回見たのは、普通の劇場だったので音は期待してなかったが、整音が見事で多分ドルビーシネマとかで見たら脳ぶっ飛ぶんだと思う。
やはり、元の音質の良さが8割だと感じた。
どこぞの猗窩座に爪の垢を飲ませたい。
さて、良いことばかり並べるとレビューらしくないので個人的に残念だと感じた点も挙げておく。
まず『母親』の描写が人間的ではないと感じた。
これは『おおかみこども』でも感じたが、『良い親とはこうあるべき』というメッセージ性が説教くささを感じ、もう少し幅があっても良いとは感じた。
あとは、主人公スカーレットが感情的になったシーンで芦田愛菜さんの声がポニョが駄々こねてるようにしか聞こえなくなる点くらい(ポニョの声優は奈良柚莉愛さん)w
総評としては、『僕たちはどう生きるか』とか『レミゼラブル』とか『十二国記』が好きなら超オススメ。
逆に近年ヒットしているジャンプ映画が大好きな人には伝わらない部分があると思う。
そう言った意味で、『見る人を選ぶテーマをいかに大衆性を持たせるか』というクリエイターとしての挑戦を細田監督に感じた良い映画だった。
最も残念なのは映画ではなく、クリエイターとしては作品にかける情熱が昨今のSNSマーケに掻き消されて伝わらないという憤りを感じる社会だということ。
映画は悪くないぜよ。
悪いのは悪口をネタに稼ぎたい人もどきや。
そう言った意味でもちゃんと映画館で見といた方が良い映画でした。
#果てしなきスカーレット December 12, 2025
13RP
『#時をかける少女』から19年──。
#細田守 監督が描き続けてきた
❝ 壮大なテーマ性 ❞ と ❝ 内面世界 ❞
根底に流れる精神は今も変わらず、
観るものすべての心を掴み、大きく揺さぶる。
ぜひ、劇場でご覧ください👀!
映画『#果てしなきスカーレット』
🎥大ヒット上映中 https://t.co/NxdKFquRDr December 12, 2025
7RP
細田守は、観客がいいと思ったものを悉く捨ててきた。 ワンピースの仲間意識、貞本キャラクターデザイン、奥寺脚本、長髪男子……。
細田の好きなものは徹底的に観客と違っていて、サマーウォーズと時をかける少女だけが奇跡の一致をしただけ。だから今後も一致する可能性はない。 December 12, 2025
<ポストの表示について>
本サイトではXの利用規約に沿ってポストを表示させていただいております。ポストの非表示を希望される方はこちらのお問い合わせフォームまでご連絡下さい。こちらのデータはAPIでも販売しております。



