メンバーも握手してほしいよ〜！という妄想です
間に合わなかったので2人だけ…💦
#スナッチとインテルメッツォ https://t.co/ObHPoYmSzJ December 12, 2025

労働裁判所

労働裁判所で差別に関する判決が下される直前に素敵と言おうとして敵と言ってしまうのは失言なのか本心なのかどちらも正解という声に包まれ解にも正ではない解がある気がしてずっと黙っている

ずっと黙っているこの人はいつもずっと黙っているわけではない相手によって　状況によって気分によって饒舌になる人でわたしは3回だけこの人の饒舌を目撃しました3回だと思うから3回であり3回あれば

3回あれば4回もあるとはかぎらないけれども5回はあるかもしれないから3回あれば急に6回が現れたりもっと先へと進みもしかしたら13回を迎えてから初回に戻るのかもしれない階段の果ての処刑とは無関係な

無関係な山の先に山がありその先にも山があるここから見えない遥か向こうにも山がありさらに向こうにも山があるのはどの山も遅れて来るからそう見えるだけでどの山にもたぶん熊はいる

熊がいるところには熊がいてここにはいないかもしれないここにもいるならここにもいるから遭遇したら手でつかむ蛇を手でつかむように熊をつかんで手首に絡むが弱い力で虹になるまで生き延びねばならない蛇が虹に

蛇が虹になりました熊はもういないもういないから安心とはかぎらないのはここにも向こうにも人がいるから人がいると判決がどちらに揺れるのかわからなくなりそうで証言の遅れも気になるのは遅れに遅れて最初からなかったことになるかもしれないもういない熊に向かって蛇の脱皮を積み重ねるばかりのお白洲の砂はこぼれ落ち、なに一つ変わらない鮮やかな虹が空にあるとしても

#詩　340／2025.12.30／Ｘ

✳️サリー・ルーニー著『インテルメッツォ』のなかに労働裁判所、そこからの発想、詩の内容はまったく別物だけど

Firenze December 12, 2025