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志賀島
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2025.12.19 06:00
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10月21日の入院後から父の事をしばらく発信出来ませんでした。
この数ヶ月、状態が本当に良くなかった。
ハロウィンの日の19時頃に、母から
『救急車で運ばれた』と連絡が来た。
10月31日は夜に必ず天神でごみ拾いメンバーと集まってごみ拾いする事を決めていて
天神へ向かうその時だった。
不安で、もし病院から連絡が来たら…と思うと気が気じゃなくて
だからこそ笑顔でいられるように仲間とごみ拾いをしながら笑って夜を過ごした。
次の日、病院に行くと父の身体には大きな管が通っていて血の混じった水を肺から抜けるように施されていた。
「明日は志賀島のごみ拾いイベントがあるから、会いに行けないよ。」そう言って毎日運転していると父の事が頭をよぎって涙が出た。コスプレしてイベントでみんなと過ごして笑っている時間が私の心を支えてくれていた。忙しい事が有り難かった。考えないでいい時間が欲しかった。
11月中はずっと、父は破れた肺に水が溜まり、それを抜いて、
溜まって、物も食べれず吐いて、眠れず苦しんでを繰り返していました。
ネガティブな情報を発信出来ず、
毎日入院している父に会いに10分の面会に通っていました。
父が辛そうに嘔吐きながら「もう死んだ方がマシだ」と言ったとき、
本当に悲しかった。あんなに奇跡を喜んで、癌は克服出来ると沢山の人に夢を与えた人が言ったその辛そうな言葉に、こんなに苦しんでも人は生きなければいけないのかと思ってしまった。
4日眠れず飲まず食わずだと聞いた時、
老衰(自然死)が良いのではと思った。
老衰とは、病気ではなく少しずつ栄養を取らなくなって自然に、眠るように還っていく自然死で
最も安らかに苦痛のない眠る逝き方
そんな事もずっと頭をよぎっていた
写真に撮られる事をあれほど嫌がっていた私の母は
最後に家族全員で写真を撮りたいと言うと分かったと言った。
コスプレはハウルを皆んなでしようと話してDVDを見せたら母も父もしっかり観ていた。
衣装の準備を始めると2人とも嬉しそうにしていた。
衣装や小道具のほとんどの準備が終わると父は嬉しそうに、いつ撮影をするのか聞いてきた。予定を決めて全員の体調を万端にして撮影に挑んだ。
コスプレの撮影予定が入ると、父はたちまち食欲が湧いて食べるようになった。体重も増えたらしい。つくづくコスプレは不思議だ。なぜコスプレの予定を入れるとこんなに人を元気にするのだろう。
撮影当日、父は孫が全員コスプレ参加で本当に嬉しそうだった。だけどやはり撮影の時は無理をして動くときつそうにしていた。
それでも、家族全員での撮影は本当に楽しそうで、嬉しそうだった。形に出来て、本当に良かった。
Special thanks
photo📷 @masa_404 December 12, 2025
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