心不全 トレンド
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2025.12.14 09:00
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【訃報】南極でタロ・ジロと再会、北村泰一氏が死去 94歳
https://t.co/ccFIEiQifU
倭国の第1次、第3次南極観測越冬隊員で、鎖につながれたまま極寒の地に置き去りにされた倭国隊の樺太犬タロとジロと再会を果たし、映画『南極物語』の登場人物のモデルとなった北村氏が1日、心不全のため死去した。 https://t.co/tnKG9DwfOO December 12, 2025
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これは本当にその通りかもしれない。
普段は定期訪問してるのに、急変したときに電話がつながらない、一方的に救急搬送を指示する、搬送先に診療情報提供書も書かない、それでいて高額な在宅時医学総合管理料や訪問診療料を請求する。
救急外来にそんな在宅患者がたくさん運ばれているのだろう。
在宅医の大部分がこんな感じだろ、そう思っておられる病院のドクターはかなりおられるようだ。在宅医としてはとても残念。
僕の友人知人の在宅医の多くは(そしてもちろん当法人も)必要に応じて随時往診し、可能な限り自宅で治療し、入院が必要な場合も早期退院に協力する。救急依存・入院依存を下げるべく、努力している。
しかし夜は電話がつながらない、往診しない、家族に救急車を呼ぶように指示して紹介状も書かない。
残念ながらそんな在宅医療が実はまだまだメジャーらしい。
もちろん救急搬送が必要なケースは在宅医療においても往々にしてある。
しかし、急変時=救急搬送なら、そんなの在宅医療とはいわない。24時間対応前提の診療報酬(在宅時医学総合管理料)を返還すべきだ。そして病院に診療の継続を委ねるなら、最低でも診療情報提供書は必須だ。
こんな感じなら訪問診療なんていらないということになるのだろう。通院困難をカバーするだけならオンライン診療で十分だ。
実際、倭国以外の国に「訪問診療」という仕組みはない。
(もしあったら教えてください)
あるのは「往診」と「在宅入院」だ。
先進国から途上国まで、アジアオセアニアからヨーロッパまで、いろんな国や地域で在宅医療を見学してきたが、在宅療養者に対して、安定期は在宅ケア(看護・介護・ボランティア)」、急性期は在宅医療(医師・看護師)という役割分担が明確だ。しかも急性期も、肺炎などの感染症や心不全、術後のフォローや化学療法など、可能な限り病院から在宅医療(在宅入院)にシフトしようとしている。
倭国では、安定期の患者に対して月1~12回の手厚い訪問診療+比較的高額報酬。一方、急性期は基本的には病診連携という名の救急搬送。国・厚労省も「ほぼ在宅・ときどき入院」と急性期は病院での対応を原則としている。超高齢者の急性期治療のために、わざわざ「地域包括医療病棟」という新しいカテゴリーまで作られた。
しかし、これは患者にとって、必ずしも最適な選択ではないと思う。
多くの要介護高齢者は入院関連機能障害によって身体機能・認知機能を低下させる。ACPを通じて「入院はしたくない」と意思表示をされる方も増えている。そして入院には膨大な社会コストが発生する。肺炎の入院治療には平均118万円の医療費がかかっている。
社会保障費の増大、そして人生の最終段階のQOLの両面で課題を抱える倭国にとって、急性期の在宅対応力の強化は非常に重要なテーマであるはずだ。
とはいえ僕は在宅医療の主たる使命は急変時対応ではなく訪問診療だと思っている。
それは急変時に往診しない、ということではない。訪問診療を通じて、往診が必要な状況ができるだけ少なくなるように予防的支援をきちんと行う、という意味だ。
薬物療法の適正化や栄養ケア・口腔ケア、生活環境の調整、予測される変化に対する備え、ACPも重要な予防的支援の1つだ。
そのうえで、急変時には当然24時間きちんと対応する。
その時の状況に応じて、在宅で対応するのか、病院で治療するのか、これまでの対話の積み重ねを踏まえて、その時点での最善の選択をともに考える。
そして、在宅が選択されたのであれば在宅できちんと治療を行う。
病院が選択されたのであれば、病院に治療を引き継ぐとともに、スムースな在宅復帰支援を行う。
安定期のケアから医師が関われる倭国の訪問診療は、海外の在宅医療関係者から羨望のまなざしで見られることがある。
急変時に在宅での対応力を強化する前に、急変をさせないための予防医学的介入に医師が関与できることの有用性を彼らは感じているのだ。残念ながら、その機能が十分に発揮できていない訪問診療が多いのが現状だが、在宅医療は、この部分においても、きちんと結果を出して、社会に対して説明責任を果していく必要があるのではないか。
最後まであなたの人生に寄り添いますとニコニコしながら患者に近づき、何もせずに弱って死んでいくのをただ見守る、あるいは変化が生じたときには救急搬送する、そんなニセ在宅医療はもういらない。
在宅医療がきちんと自浄作用を発揮しないのであれば、それを口実に、倭国の診療報酬制度のカテゴリからワイプアウトされてしまうかもしれない。
せっかく与えられた素晴らしい制度を守り、育てていくためにも、在宅医療はもう少し危機感をもったほうがいい。 December 12, 2025
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鶏は8,000年前に東南アジアで家畜化された。
その後の7,900年間、人類が鶏を飼っていた理由はただ一つ:卵だった。
鶏肉が食べられるのは、雌鶏が卵を産まなくなったときだけだった。通常3~5年後である。その鳥は鍋の中で引退する権利を獲得していた。
当時の鶏肉は痩せて筋が多く、長時間煮込まないと食べられず、特に美味しくもなかった。卵の生産が終わったときに得られる「まあまあなタンパク源」にすぎなかった。
1950年代:低脂肪時代が始まる。飽和脂肪酸が敵とされた。
牛肉と豚肉が突然「危険」とされる。鶏肉が「健康的で低脂肪なタンパク質」として持ち上げられる。
1960年代:工場式養鶏が始まり、肉専用に品種改良された鶏が登場する。コーニッシュ・クロスが開発される──ヒヨコから出荷体重になるまで16週間かかっていたのが、わずか6週間で済むようになった。
この品種は以下の特性のために作られた:
- 巨大な胸肉(消費者は低脂肪タンパク質を欲していた)
- 驚異的な成長速度(年間の生産サイクルを増やせる)
- おとなしい性格(工場飼育がしやすい)
この鶏たちは先祖の鶏からあまりにもかけ離れてしまい、自分の体重でまともに歩くことすらできない。骨格が肉の重さに耐えられないのだ。多くの個体は代謝の負担で屠殺年齢に達する前に心不全を起こす。
1980年代:「鶏むね肉と米」がフィットネス界のデフォルト食事になる。ボディビルダーたちは脂肪を徹底的に取り除き、瘦せた筋肉だけを食べて「これが最適だ」と言い出した。
あなたの曾祖父母なら、その胸肉は犬にやる部分だった。
一番脂が乗っている部位──もも肉、皮、レバー──それこそが昔から価値ある部分だった。胸肉はただのかさ増しにすぎなかった。
我々はここ60年間、鶏の中で最も栄養価の低い部分を「健康食」として売りさばき、人類が何千年も大切にしてきた脂のある部位を悪者にしてきた。
鶏肉が健康食になったのは、脂肪を毒だと決めつけた瞬間からだ。
それ以前は、ただ単に「卵を産まなくなった老鶏の処理方法」にすぎなかった。 December 12, 2025
【心不全治療、「安定」が落とし穴?】
「今は調子が良いから、新しい薬はまた今度」 実はこれ、将来を守るチャンスを逃しているかもしれません。
市原先生らの研究(WET-HF研究より)で
一緒に勉強させていただきました。
心臓を保護する薬が処方されない理由を調べた最新の研究で、「副作用などの医学的な理由」ではなく、「今のままで安定しているから」という可能性で導入が見送られているケースが多いことが分かりました。
#WETHF 注:サマリーと画像はAIからです December 12, 2025
JAMAが「Research of the Year 2025」の9件を発表しました! 総合内科/総合診療/在宅医療/家庭医の立場から見て、重要そうだと感じた4つの研究を以下にまとめます!
■ 治療抵抗性高血圧へのアルドステロン合成酵素阻害薬Lorundrostatの第3相試験(Launch-HTN試験)
既に降圧薬を2-5種類処方されているコントロール不良の高血圧患者(13カ国 1083人)のRCTで、Lorundrostatがプラセボと比べて6週間で有意に血圧を下げた(7.9mmHg vs 16.9mmHg)という結果(https://t.co/mSN97lYVxX)。
日常診療の中では、3種類以上の降圧薬を使用しても改善の乏しい高血圧患者はそれなりに遭遇するため、倭国や国際ガイドラインにおいて「高血圧の治療目標値が130/80 mmHg」と下がってきている潮流の中で、Lorundrostatが倭国で保険適用となれば倭国の高血圧治療においても大きな役割を占めそうだなという印象を受けました。
一方で、高カリウム・低ナトリウム・腎機能低下などの副作用で治療中断となった患者は少ないと記載がありますが、49.9%の患者に軽症〜中等症の副作用が生じている点は今後も注意してフォローする必要があるかもしれません。
■ HFpEFに対するGLP-1受容体作動薬(tirzepatide, semaglutide)の研究
2018年から2024年までのアメリカの医療請求データを用いた5つのコホート研究の分析(追跡期間 52週間)で、tirzepatideやsemaglutidを開始したHFpEF患者では、Sitagliptin群と比べて、心不全による入院または死亡の複合エンドポイントを40%以上低減したとしている(https://t.co/hkb9UMWBwW)。
5日前に発表されたStandards of Care in Diabetes 2026でも、2型糖尿病における心血管系および腎リスク低減(臓器保護)の観点から、GLP-1受容体作動薬およびGIP/GLP-1受容体作動薬の占める役割が昨年度以上に増しており、今後の臨床でもこれらを使う機会がいっそう増えていきそうな印象があります。
■ 医療AIツールに関するSystematic Review
2022年から2024年までの519件の研究を分析したSR。大規模言語モデル(LLM)を使用したAIツールに関して医学知識の評価に関する研究(医師国家試験や臨床診断における精度など)が64%で、実際の患者ケアデータを用いた研究が5%と少なかったことを示した(https://t.co/Yxu7ruR8i1)。
今後AIツールが実装されていくに従って、医療AIツールの実際の患者ケアデータ・バイアス・有害性などが蓄積されていくと思われるので一医師として目が離せないエリアだなと感じます。
■帯状疱疹ワクチン摂取と認知症の予防/遅延に関連があるかも?
オーストラリアの10万人を対照とした観察研究で、帯状疱疹ワクチンを受けている群と受けていない群で7.4年間で新規認知症診断の確率に1.8%差あったとのこと(https://t.co/Fg4V4Fgums)。
観察研究なので因果関係は何とも言えないところですが、Discussionには水痘帯状疱疹ウイルスの再活性化は血管病変・アミロイド沈着などアルツハイマー病で観察されるものと類似した脳血管疾患との関連があり、単純ヘルペスウイルスが認知症の発症に関与する””substantial body of evidence”があるとのことでした!
日常臨床においては、前回投稿した血圧管理と認知症のように、帯状疱疹ワクチンを受けることをためらう高齢者に対して、「帯状疱疹ワクチンを接種することは、認知症の予防に関連があるかもしれませんよ!」とお話できるのが大きいですね(笑)
以上、JAMAの「Research of the Year 2025」の中で個人的に興味があった4つの研究のまとめでした! December 12, 2025
私の親父はいつも「いつあの世に行くか分からん」と晩年まで口癖のように言っていた理由がやっと分かった...頭フル回転する人達は確かに色々と偉業を残すけれどその代償として早くに役目を終えてしまう為短命が多い傾向にあります。国税庁の祖父も脳梗塞、祖母は心不全(ここが遺伝してる😭)大事にせなあかんな。 December 12, 2025
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