群馬交響楽団80周年記念特別演奏会、終演致しました✨✨✨ソリストのみのリハーサルからオーケストラ合唱全員でのリハーサル、2日間の本番へと続くとてもとても濃密な5日間で、持てる精神力と体力を使い果たし、今は心地よい疲労の中、まだまだ頭の中にはマーラーの交響曲第8番「千人の交響曲」が流れ続けています。

前半に演奏された菅野祐悟さんの新作「祝祭」で音、音楽が生み出され、育ち、発展し、未来へ向けて宇宙空間へ放たれたような感じを受け、その何とも言えない細波（さざなみ）というか空気の振動というか、その小刻みに震えるエネルギーが休憩を挟んで後半にマーラー8番で爆発するような、前半から後半へと受け渡される物語のある演奏会のように私には感じられ、唯一無二の群馬交響楽団80周年記念のこの二日間にこの舞台に立たせて頂けてそこにいる皆さんと一緒にお祝いすることができた事を本当に光栄に嬉しく思っています。

マーラーの8番はどのソリストも、合唱のどのパートも、子ども合唱も、オーケストラのどの楽器も、全力で向き合わないと演奏できないような大作中の大作。これだけの人数の奏者を一つに束ねあげ、守りに入らない音楽作りをされた飯森範親マエストロ、本当に尊敬しております。今回は総勢460人程の奏者のエネルギーが舞台から発散され、2日間ともに満席の客席からも息を飲むような集中が舞台へと伝わり、1時間20分休憩なしの大作を皆で一気に体感したその興奮が、長い長いカーテンコールの盛り上がりへと繋がりました。

ソリスト8人、それぞれの皆さんの歌が素晴らしく、他の方がソロを歌われるたびに素敵すぎてニヤニヤしてしまう幸せなリハーサル。みんな仲良しで和気あいあいとした雰囲気の良い現場でした。

個人的な話にはなりますが、私は今回ソプラノ1を歌わせて頂き、実はこれで「千人の交響曲」のソプラノ1.2.3全てを歌った事になりました。全てのパートを歌って初めて見えて来たこともあり、技術的にもかなり難易度の高いソプラノ1をリハーサルから5日連続歌った中で自分の中での新たな発見があったり、ソプラノ2の尊敬する森谷真理さんの声と私の声が高音でピターッ！！！っと合う時の言い表せない興奮を味わったり、とにかく個人的にも喜びや学びの多い公演となり、本当に感謝しております。

今回は群馬交響楽団と、アンサンブル金沢の合同オーケストラだったのですが、何度も共演して来て良く知っている2つのオーケストラの団員さんが隣同士座って演奏しているのが嬉しくて嬉しくて。その中にはさまざまなご縁のある方々もいて、同級生がいたり、昔ジュニアオケで弾いてらした時に私がソリストで出た話をして下さった方がいたりもしました。

1日目終演後はお客様とのレセプションで乾杯し、僭越ながらお話させて頂き、レセプション後には何人もの方に声をかけて頂き、曾祖父の故郷、群馬県沼田市からいらして下さった方や、名古屋で千人の演奏をした時に共演したオーケストラの方や、遠くから新幹線で来てくださった方々や、たくさんの方々とお話をしました。菅野祐悟さんにもお願いしてツーショットを撮って頂きました😊

2日目終演後は子ども合唱のみんなとワイワイ写真を撮り、合唱団の皆さまともお話して写真を撮って、バタバタと新幹線に乗り込み、興奮冷めやらぬうちに帰宅。本番の後はなかなか寝付けない。

そして一夜明けて今日、感想をまとめようと思ったら書きたい事が多すぎてこんなに長くなってしまって…すみません！そしてもうすぐ日付が変わる…

もう、長いけれどこのままアップします！もしこの文章に最後までお付き合い下さった方がいらしたら、本当にありがとうございました🙏

指揮：飯森範親
ソプラノ1：小林沙羅
ソプラノ2：森谷真理
ソプラノ3：森野美咲
メゾソプラノ1：富岡明子
メゾソプラノ2：十合翔子
テノール：宮里直樹
バリトン：青山貴
バス：久保和範
合唱：群馬交響楽団合唱団
児童合唱：藤岡市立小野小学校合唱部
管弦楽：群馬交響楽団、
オーケストラ・アンサンブル金沢 December 12, 2025