山の神 トレンド
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2025.12.14 12:00
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引用失礼致します。
…サイテーな人だな、っと思った。
何も無かったから、まだ最悪の事態にはならなかったが、雪山🏔️、しかも難所のスキー⛷️に、こんな心構えで挑むこと事態、申し訳ないが失格だ。
滑り降りれたてしても、スキーヤーとして一人前でも何でもない。
山の神は見てるぞ(◦`꒳´◦)ᵎ https://t.co/Hi74yaBwuk December 12, 2025
4RP
#1206_今帳8after
帳ありがとうございました!
五夏 苔茂る/上下アンソロ寄稿文章再録
山の神様五×生贄アラサー夏 https://t.co/RieHLpUnTY December 12, 2025
台北観光で龍山寺の他にも寺廟を参拝してみたい‼という方『大龍峒保安宮』はいかがでしょうか?😀台北の三大廟門の一つで、壮言で見応えがあります。こちらの寺廟の主神は、医学の神様である保生大帝様。他にも媽祖様をはじめ沢山の神様が祀られています。ムーランの壁画も見逃せません😆
#台湾旅行 https://t.co/zNRpe7kQND December 12, 2025
@tukinowadera 山神様というか、磐長姫ですね
醜女が多いのではなく、磐長姫が醜女の神様であり、後に山の神になったから、という流れがあります
妹の木花咲耶姫(桜の花の象徴とされるほどの美女)と共に、瓊瓊杵尊の嫁として送り出されたものの、返品されたため、若くて美しい女性は入山出来ないと言われてきました December 12, 2025
浅葉日記
第二部 仮宮の灯(あかり)
谷戸には、すでに小さな祠があった。
それは八幡ではなかった。
名もはっきりとは伝わらず、
ただ「山の神」「土地の神」と呼ばれていた。
大きな石が一つ置かれ、
その前に、折れた枝を束ねたような供え台があるだけの場所だった。
だが、谷を知る者は皆、
そこを粗末には扱わなかった。
「水が来る前に、ここで手を合わせろ」
そう言われてきた場所である。
浜の八幡の御神体が谷へ運ばれたとき、
人々はまず、その祠の前に立った。
勝手に社を建てることは、しなかった。
先にこの地にあった神に、
話を通す必要があったからである。
年寄りの一人が、
ゆっくりと口を開いた。
「浜の神さまが、
しばらくここに身を寄せたいと申しておる」
誰も笑わなかった。
笑うような話ではなかった。
その日、
谷の祠の前に、
浜の砂と、海水を含ませた布が置かれた。
それは供え物であると同時に、
挨拶であった。
その夜、
仮の宮が設けられた。
社殿と呼べるものではない。
竹を組み、
浜から運んだ古い板を屋根にし、
雨をしのげる程度のものだった。
だが、
人々はそこに灯をともした。
松明ではない。
風に揺れにくい、小さな油皿だった。
谷の夜は、
浜よりも暗い。
その闇の中に、
灯が一つともると、
人の気配が集まった。
それが、
谷で最初の八幡の夜だった。
⸻
仮宮の暮らし
仮宮ができると、
人の動きが変わった。
朝、
畑へ向かう前に立ち寄る者がいた。
昼、
水路を直す手を止めて、
額に手を当てる者がいた。
夜、
疲れ切った体で、
黙って灯を見る者がいた。
祈りの言葉は、
ほとんど聞かれなかった。
ただ、
そこに立つ。
それだけで、
心が整う場所になっていた。
浜の八幡の小社は、
分け合うための場だった。
谷の仮宮は、
踏みとどまるための場になった。
⸻
初物のやりとり
谷で最初に実ったのは、
麦ではなく、
小さな菜だった。
土は固く、
水は重く、
浜のようには育たない。
それでも、
一番に芽を出した菜は、
仮宮へ運ばれた。
「初物は、神さまへ」
浜で守られてきた掟は、
谷でも守られた。
だが、
その意味は少し変わった。
浜では、
感謝が先だった。
谷では、
願いが混じった。
「どうか、
ここで生きられますように」
供えられた菜は、
その日のうちに下ろされ、
皆で分けられた。
小さな一口ずつだったが、
それで十分だった。
誰が多く取るかではない。
誰が残されるかが、
自然と分かった。
作柄のよい家は、
黙って多めに出した。
不作の家は、
何も言わず、
その分を受け取った。
誰も、
帳面はつけなかった。
覚えているからだ。
⸻
冠婚と仮宮
谷で、
最初の婚礼があった。
浜から移ってきた若者と、
同じく家を失った娘だった。
祝う余裕など、
あるはずがなかった。
それでも、
婚礼は行われた。
仮宮の前で、
簡単な盃が交わされた。
酒は薄く、
盃は欠けていた。
だが、
その場にいた誰もが知っていた。
ここで祝わねば、
村は続かない。
女たちは、
それぞれの家から少しずつ食べ物を持ち寄った。
芋の皮、
干した魚の端、
野菜の葉。
それらを一つの鍋に入れ、
煮た。
「これは、
村の味だな」
誰かがそう言って、
笑った。
⸻
葬いと谷
ほどなくして、
最初の葬いもあった。
浜で重ねた年を、
谷で終えた老人だった。
棺は簡素で、
墓もまだ整っていなかった。
だが、
送る形だけは、
浜の頃と変えなかった。
仮宮の前を通り、
皆で頭を下げる。
「よう来てくれた」
「よう見てくれた」
そう言って、
送り出した。
泣く声は、
小さかった。
泣きすぎると、
生きる者が立てなくなる。
それを、
村は知っていた。
⸻
孫四郎の目
このころ、
孫四郎はまだ若かった。
だが、
仮宮の灯の下に立つ時間は、
誰よりも長かった。
彼は、
人が集まる理由を見ていた。
祈りではない。
助け合いでもない。
安心だった。
ここに来れば、
一人ではないと分かる。
それだけで、
人は翌日を迎えられる。
孫四郎は、
それを覚えた。
後に彼が、
医術を学び、
薬を配り、
自分のものを差し出すとき、
その根にあったのは、
この仮宮の灯だった。
⸻
八幡の遷座
数年後、
谷の暮らしが形を持ち始めたころ、
本格的な社を建てる話が出た。
仮宮では、
風雨に耐えられぬ。
だが、
浜のような社を、
そのまま建てることはしなかった。
石は低く、
屋根は深く、
風を受け流す形。
谷の神と、
八幡の神が、
争わぬように。
その場所が、
後の三浦八幡宮となる。
だが、
人々は忘れなかった。
浜の小社も、
谷の仮宮も、
どちらも、
八幡だったということを。 December 12, 2025
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