小中学校 トレンド
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2025.12.07 10:00
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「おこめ券」関連予算で注ぎ込まれる公金は約4000億円。もう少しで全国の公立小中学校における「給食費完全無償化」が1年実施可能なほど巨額の予算。それほどの予算が、無駄な経費が掛かり更に使い勝手も非常に悪い「おこめ券」に消える。こんなものは物価高騰対策でも何でもない。最悪の高市政権。 December 12, 2025
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日野たかし区議会議員が支部長を務める公明党弥生支部の支部会に
日野さんが取り組んできた弥生町のまちづくり、南中野中学校の建替など地元の課題から、来年度の中野区の主な取り組み
区立小中学校の修学旅行費や教材費(ドリル、実験材料など)全額無償化の報告
私は自身の自転車転倒から様々に感じた教訓をもとに、東京都自転車学習アプリ「輪トレ」を通して安全な自転車の乗り方や来年4月スタートの自転車ルールについて
お話しをさせて頂きました。
寒い中、沢山の方にお集まり頂きありがとうございました😊
「輪トレ」詳しくは⬇︎
https://t.co/eCWQ02tLgG December 12, 2025
The landscape of verbal interaction dynamics in TETE classrooms: Challenges and opportunities for Taiwan’s bilingual education - Wen-Hsien Yang, Mei-Jung Wang, Li-Zu Yang, 2025 https://t.co/jPKtCryfxc
2. どんなもの?(研究の概要)
台湾が進める 「2030年バイリンガル政策」 の一環で、英語を英語で教える TETE(Teaching English Through English) 授業が急速に広がっている。
しかし実際には:
英語だけで教えることに教師が不安
生徒の英語力が追いつかず、母語(中国語)に戻りがち
教室のやり取りが「教師ばかり話す」構造になりやすい
といった課題がある。
この論文は、職業高校のTETE授業14コマ(合計684分)をビデオ録画し、430個の質問と197のIRF(Initiation–Response–Feedback)パターンを分析。
TETEが現場でどのように実施され、生徒とのやり取りがどう展開しているのかを、質問の種類・難易度・言語使用などから解き明かした。
3. 先行研究と比べてどこがすごい?
✔ 職業高校 TETE 授業を大規模かつ体系的に分析した初の研究
台湾の TETE 研究は小中学校や一般高校中心で、職業高校(英語レベルA1–A2中心)を対象とした実証研究は希少。
✔ 質問タイプ×認知レベル×言語難易度を総合分析
Sánchez-García(質問分類)
改訂版ブルーム分類(認知レベル)
CEFR語彙レベル(A1〜B2)
をすべてかけ合わせて教室談話を詳細分析。
✔ TETEの実践が抱える「現実の課題(L1依存・低階層質問)」を統計的に証明
定性的な指摘に留まっていた問題を、430質問のコーディング+ANOVA+相関分析で数量化した点が大きな貢献。
4. 技術や手法のキモはどこ?
14授業(684分)のビデオを手動で文字起こし(CC3.0許可)
430の教師質問を以下の軸で分類
質問タイプ(procedural, display, referential…)
認知レベル(記憶 → 応用 → 分析)
語彙のCEFR難易度(A1〜B2)
IRF(Initiation–Response–Feedback) の出現を全てカウント
言語使用の分類
生徒回答:英語176回、中文202回
統計分析(SPSS)
教師評価スコアとの相関
学年別質問頻度の ANOVA
また、**図1・図2(p.13)**を用いて、質問語彙難易度(A1/A2中心)を視覚的に示している点も特徴的。
5. どうやって有効だと検証した?(おもな結果)
◆ 教師の質問は「手続き(procedural)」と「display」が大半
procedural:28.4%(122回)
display:26%(112回)
→ 授業運営の確認が主で、言語力や思考を深める質問が少ない。
◆ 認知レベルはほぼ「記憶(recall)」
記憶:62%
応用:28%
分析:10%
→ 高次思考を促す質問が極端に少ない。
◆ 質問語彙レベルは A1–A2 がほとんど
→ 生徒の英語力に合わせているが、言語的チャレンジは弱め。
◆ IRF では生徒回答の約半分が中国語
英語176
中国語202
→ 英語イマージョンを目指しているが、生徒は英語での応答が難しい現状。
◆ 質問回数が多い教師ほど評価スコアが高い(R = .585, p = .028)
→ 質問が多い=インタラクションが多い=良い授業とみなされている。
◆ 7年生・8年生の教師は9年生より質問数が圧倒的に多い
→ 9年生は受験モードで発問より反復・確認重視に変わると考えられる。
6. 議論はある?(限界・考察)
TETE が「英語のみ」を目指していても、実際には生徒が中国語を多用
初級者レベルが多い職業高校では、L1併用(トランスランゲージング)が効果的という示唆
質問の多くが低次思考であり、政策の狙う「深い学び(higher-order thinking)」とギャップ
教師中心の会話構造(teacher-dominated talk)が続いている
動画が「TETEコンテスト用」であるため、実際の通常授業より“良く見える”可能性
生徒の英語力の差が質問設計に強く影響している(A1レベルが主)
7. 次に読むべき論文は?
Sánchez-García (2016, 2020)
本研究で用いられた質問分類法の元論文。
Lo & Fung (2020)
認知×言語の二軸でタスクを評価するCLIL研究。
Reed (2020)(倭国のTETE研究)
TETE 実践における教師の不安やL1使用の実情を扱う。
Genc & Yuksel (2021)(EMIと教師質問)
質問タイプが学習者アウトプットをどう左右するかを分析。
Cummins (2000); García & Li (2015)
バイリンガル教育・トランスランゲージングの理論的基盤。 December 12, 2025
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