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地域と繋がる寺の形！

最近、お寺のこれからに
ついて深く考えています。

全国的に寺ヨガやマルシェと
いった活動が増え、

お寺が地域の方々と
触れ合う場を積極的に
作っているのは、
素晴らしい流れです。

これは、
お寺を特別な場所ではなく、
身近なコミュニティの一部と
するための大切な一歩だと
感じています。

一方で、佐賀の龍泰寺が、
大隈重信侯や龍造寺隆信といった
歴史上の人物を軸に地域との
関わりを深めているように、

その土地固有の課題解決や
歴史を活かしたアプローチも
重要だと感じています。

お寺を開いていく上で、
何が一番大切かというと、

やはり住職である私自身の心構え
や姿勢だと言い切りたい
気持ちはあります。

熱意や真心は何よりも重要です。

しかし、

同時に「要領の良さ」、
つまり運営の工夫や
檀家さんとの
コミュニケーションの取り方も、
現実的には非常に
大切だと痛感しています。

例えば、
歴史や地域の結びつきを
前面に出さないお寺であっても、
檀家さんを増やすことに
特化した運営手腕によって、
多くの方に支持されている
例もあります。

これは、「檀家さんを大事にする」
という気持ちと
「檀家さんの数」が
必ずしも単純に比例しないと
いう現実を示しているように思えます。

私が龍泰寺に来たばかりの頃、
檀家さんからいただいたお言葉が、
今でも胸に残っています。

「どんなに良い法話を聞いても、
その後に寄付金を迫られたら、
話の内容など聞く気にもなれない」

これは、本当にごもっともな話です。

その後に晋山式の寄付を
お願いした際は、
心苦しい思いをいたしました。

この経験から、
私たちがどれだけ真剣に
仏法を伝えようとしても、
お金に関するデリケートな
問題への配慮や、
お寺を運営していくための
「要領」が、時には

真心と同じくらい重要に
なるのだと痛感しました。

要は、要領の良い運営が
できる住職であることも、
求められているのですね。

要領よく頑張ろう！ December 12, 2025

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