ある晴れた日の午後、ピクニックに出掛けた美しい少女たちが姿を消した──

ピクニックへ出かけた純白無垢な女学生らが神隠しの如く姿を消してしまう。
謎に包まれた失踪事件と、余波も色濃い“後日談”を、美しくも不穏な雰囲気で描いたとっても甘美なミステリー映画『ピクニックatハンギング・ロック』

少女たちはどこへ消えてしまったのか？

これガチで最高です。
若く純潔なオーラをまとった女学生たちにもうメロメロ♡
劇中では女学生の一人を“ボッティチェッリの天使”と形容する台詞がありますが、彼女たちの神聖さが物語の神秘性と幻想性を際立たせています。

『ヴァージン・スーサイズ』のようなティーン女子特有の儚さや危うさも感じられるので、好きな人にはもうバチバチに刺さるやつ🥹

しかしなんと言ってもこの作品の魅力は、捜索虚しく“全てが謎に包まれたまま”幕引きを迎える点にあります。

人為的なものか、それとも神の介在か。
見る角度によってはクトゥルフ神話的とも言えるかもしれませんね。
少女たちの行方も事実も全てが謎のまま終幕を迎える不思議な余韻は病みつきレベル。

彼女たちが“目撃したもの”に思いを馳せずにはいられない…物語としての余白が素晴らしいです。

メルヘンかつメランコリックな世界の中で、解けない謎に浸りたい方に大変オススメ🫶

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【あらすじ】
1900年2月14日、聖バレンタインデー。
オーストラリアの名門寄宿制女子学校アップルヤード・カレッジの生徒たちが、女教師に引率され郊外の岩山ハンギング・ロックにピクニックに出掛けた。
昼下がり、その中の数人が火山の隆起によって出来上がった奇岩の探検に出掛けたが、彼女たちは忽然と姿を消してしまい、更には行方を追った女教師までもが行方不明となってしまう。
捜索が難航する中、やがて一人の女生徒が衰弱した状態で発見されるも、彼女は他の生徒たちのことも教師の行方のことも何ひとつ覚えていなかった…。 December 12, 2025