1
天孫降臨
0post
2025.11.23 21:00
:0% :0% (-/女性)
人気のポスト ※表示されているRP数は特定時点のものです
🌾新嘗祭…本日11月23日は新嘗祭でございます。
倭国国の根幹をなす尊い日、倭国という国の根源祭祀であり、最も神聖な日であります。
第1.文献上の最古記録と神話の原点
1.文献上の最古記録
(1) 『倭国書紀』推古天皇21年(613年)11月23日条に「是日、天皇新嘗」と明記されております。
(2) すでに5世紀の雄略天皇の時代には「尝新」の名で宮廷で行われていたことが確認されます。
2.神話的原点…稲霊降臨
ア.『古事記』天孫降臨の段で、天照大神が高天原の稲穂を天忍穂耳尊に授け、「豊葦原の瑞穂の国」を治めさせます。
イ.この稲こそ「稲霊」であり、新嘗祭の本質は「天皇が毎年、天照大神から賜った稲霊を新たに迎え入れ、神人共食によって国家の稲霊を更新する儀式」でございます。
第2.大嘗祭との関係と古代の暦日
1.大嘗祭は「一世一度の新嘗」にすぎません
(1) 『延喜式』にも「新嘗の儀を大に行う」とあり、毎年行われる11月23日の新嘗祭が「常儀」でございます。
(2) 即位のそれだけが特別に「大嘗祭」と呼ばれるにすぎません。
2.古代の「二卯の日」の深い意味
ア.奈良時代までは11月の「二卯の日」(卯が二度めの日)に行われていました。
イ.卯は東方・春・再生を象徴し、「二卯=再生の再生」=稲霊の再誕という呪術的意図が込められております。
ウ.平安以降に11月23日(旧暦)に固定された背景には、「二三=ふみ(踏み継ぐ)」の語呂合わせも指摘されます。
第3.令和の御代でも続く宮中の実儀
1.現在も厳粛に執り行われる一連の儀式
(1) 夕刻より悠紀殿・主基殿で新米・新酒を供える「供饌の儀」
(2) 深夜、天皇陛下が純白の大麻の御衣をお召しになり、新米を「神摺り(かみすり)」=神と共にお召し上がりになります
(3) 未明まで神楽・舞楽が奏でられます
2.2600年以上途切れず続けられる「稲霊再生の核心」でございます。
第4.祭日の喪失とその本質的意味
1.明治4年までは立派な国民の祝日でした
2.昭和23年の祝日法で「勤労感謝の日」と改められ、新嘗祭の名と深い意味が公式から消されてしまいました
3.これは天皇・稲霊・国民を結ぶ縦のつながりを意図的に断ち切る行為でもありました
第5.私たちがなすべきこと
今日という日を「ただの勤労感謝の日」ではなく、天照大神から賜った稲霊を天皇陛下が更新してくださる「国の誕生日」としていただき、心から祝い直したいと思います。
お茶碗の一粒のお米にも、太陽と水と土と農家さんの汗、そして歴代天皇が守り続けてこられた祈りが宿っております。
今日だけでも、どうか深く感謝しながらいただきましょう。
そして、いつか必ず「新嘗祭」という美しい四文字が、再び国民の祝日として復活する日が来ると信じております。
その日まで、毎年11月23日は、心の中だけでも「新嘗祭」と呼び続けましょう。
新嘗祭、本当に尊い一日でございます。
天皇陛下におかれましては、本日もご健やかに稲霊と対面され、倭国国の豊穣をお祈りくださいませ。
私ども国民は、心より御恵みをいただいております。
ありがとうございます。謹んで感謝申し上げます。
皇紀2685年11月23日 November 11, 2025
4RP
<ポストの表示について>
本サイトではXの利用規約に沿ってポストを表示させていただいております。ポストの非表示を希望される方はこちらのお問い合わせフォームまでご連絡下さい。こちらのデータはAPIでも販売しております。



