アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ トレンド
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2025.11.22 23:00
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○ 言葉の「解像度」と、行動の「粗さ」の断絶
深夜、ふと目にした誰かの「美しくて正しい言葉」に、どうしようもない吐き気のようなものを感じて、スマホを伏せたくなる瞬間……
画面の中の言葉は、まるで磨かれた宝石みたいにキラキラ
優しくて、一分の隙もない、素晴らしい
でも、その整った響きの裏側で、胃のあたりが、冷たい鉛を飲み込んだみたいに重くなって、きゅっと縮こまる感覚
…… なんとも言えない漂う違和感
言葉にするのも難しい、ザラッとしたかのような不快感?
その正体はきっと、身体が、本能的に嗅ぎ取ってしまった何かの腐臭?
言葉の解像度と、その人の行動の粒度との間に横たわる、決定的な断絶の匂いかのような…
言葉なんてものは、口先だけでいくらでも綺麗に積み上げられる、実体のない蜃気楼みたいなものとも言える…
でも、醸し出す匂いや空気は、ごまかせない…
その人がどれだけ他人の痛みに対して鈍感か、どれだけ自分の保身に必死か……
そういう「認知の粗さ」みたいなものが、どうしても、隠しきれずに滲み出てしまうのかもしれない
一番怖いのは、そんな相手に対して、あなたが「分かってもらおう」と必死になればなるほど、あなた自身の言葉が削れてしまう状態です
噛み合わない歯車を、ギギギと無理やり回そうとするみたいに…
自分の思考の繊細な輪郭を、相手の雑な認知の枠に押し込もうと、ガリガリと削り取っていく……
あの、身を削るような不毛な翻訳作業
「そうじゃない、私が言いたいのは……」
そう言い直すたびに、言葉の温度が下がり、大切なニュアンスが抜け落ち、ただの「記号」に成り下がっていく感覚
繰り返しているうちに、気づけば自分自身の思考まで、相手と同じくらい粗雑で、平坦なものに変質させられてしまっていることに気づく瞬間……
本当に、ゾッとするほど恐ろしい体験
自ら進んで、自分の「魂の汚染」を許してしまったような、取り返しのつかない敗北感
ふと、『星の王子さま』を書いた、作者のことを思い出す
サン=テグジュペリ。
彼はただの童話作家ではなく、自ら操縦桿を握って空を飛び続け、雲の上の圧倒的な孤独の中で、常に「死」と隣り合わせに生きていた人だったそうだ
彼が残した、『大切なものは、目に見えない』という言葉だったとも言えるかもしれない
ただの綺麗なファンタジーじゃない気がする
目に見える「言葉」の美しさに惑わされるな
その奥にある目に見えない「本質」を見ろという、命懸けの警告のようにも聞こえてくる
だからもう、無理に分からせようとしなくていい
その「距離を置く」という判断は、冷たさなんかじゃない
自分の言葉の純度と、あの繊細な思考のリズムを守るために、どうしても必要な「緊急避難」
「あ、この人には、この言葉の解像度は映らないんだな」
そう認めることは、寂しいし、悔しいし、どこか虚しい
それでも、自分の魂の透明度を、泥水で濁らせてしまうよりは、ずっとマシだろう
あなたの内臓が感じる、あの冷たい鉛のような違和感を、どうか無視しないでください。
脳みそが「いい人だから」と言い訳をする前に、身体が「逃げろ」と叫んでいる…
その切実な悲鳴こそが、自分自身を守る、最後の砦なのだから…
#違和感 #人間関係 #自己防衛 November 11, 2025
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