「こころ」夏目漱石読了しました。
私の父上も、こんな気持ちだったのかな。遺書くらい書いてくれたら良かったのに、と思いました。やっぱり文豪の書く心情はいいですね。時代背景も上手く描写されているのが気に入りました。たぶん再読すると思う https://t.co/Xo2s4OJjXr December 12, 2025

余はすべての菓子のうちでもっとも羊羹が好だ。別段食いたくはないが、あの肌合が滑らかに、緻密に、しかも半透明に光線を受ける具合は、どう見ても一個の美術品だ。ことに青味を帯びた煉上げ方は、玉と蝋石の雑種のようで、はなはだ見て心持ちがいい。のみならず青磁の皿に盛られた青い煉羊羹は、青磁のなかから今生れたようにつやつやして、思わず手を出して撫でて見たくなる。「草枕」(夏目漱石) December 12, 2025

有る程の菊なげ入れよ棺の中/夏目漱石
棺へ足す冬菊のみな違ふ白/嶋田麻紀

「かん」って読んでる？わざと余らせて「ひつぎ」？ December 12, 2025