【『ドラクエII』、38年前の衝撃の没シナリオ】
リメイク版も発売、倭国のRPGの歴史を変えた『ドラクエII』、38年前の衝撃の没シナリオの存在と回避の理由《乃至 政彦》

　発売中のリメイク版『ドラクエI&II』。新たなプレイアブルキャラクター・サマルトリアの妹が大人気だ。だが38年前、彼女には「兄の仇として主人公を刺し殺す」衝撃の没シナリオが存在した。なぜその結末は回避されたのか？　そして、その影響は？　当時の「鬱展開＝名作」という風潮と、JRPGの歴史を変えた堀井雄二の決断を考えてみよう。

　2025年10月30日、『ドラゴンクエストI&II』のリメイク版が発売された。

　私のプレイ時間はそんなに長くなく、真エンディングまでの到達時間は、Iが15時間、IIが40時間ほど。

　個人的には、コンピュータゲーム作品の中で、ファミコン版『ドラゴンクエストII』（エニックス、5500円、1987年1月発売）がマイベストであり、そのリメイクとしては満点の面白さであった。

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https://t.co/BOy8JZF6AX December 12, 2025