地雷 トレンド
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2025.12.09 09:00
:0% :0% (30代/男性)
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群馬の農道をみんなで塞いでる映像を見ると、不思議な気持ちになるのよね。倭国って国はさ、法律より先に空気の交通ルールで回ってるじゃん?軽トラが来たらスッと避ける、農家の作業の邪魔しない、用水路にゴミ捨てない。そういう見えない規律で成り立ってる国だからね。
で、ここが大事なんだけど、仮に相手がイスラム教徒だろうが、観光客だろうが、地元の若者だろうが、道を塞いだ瞬間に問題の芯は宗教じゃなくて、シンプルに通行妨害なんだよ。
まず最初にそこを外すと、話が一気に国籍、宗教叩きに流れて、現場の解決から遠のいて、左派もネトウヨがまた人権侵害してるって燃料入ってやる気出ちゃうのよね。
集団の行事が外に溢れてきてる。礼拝や行事、撮影、集合写真、見送り。これね、人が増えると屋内に収まらず、つい道路に広がる。
地域に集会場所がない、借りにくい、時間帯が合わないと、安易に空いてる場所に流れやすい。
本人たちは「ちょっとだけ」「すぐ終わる」と思ってても、農道は生活道路で、数分でもアウトになり得る。誰に何を許可されたのか曖昧なまま、「大丈夫らしい」で突っ走るパターン。
要は、悪意というより運用と配慮の欠如が火種になることが多い。
それでも通報されにくい。これも倭国の弱点なんだよ。通報しない理由は、だいたい三つ。
「すぐ終わるだろ」で流す。
「誤解だったら嫌だ」で黙る。
「差別だと言われたら嫌だ」で黙る。
つまり、優しさじゃなくて、事なかれ主義+同調圧力+言葉の地雷回避。
これが重なると、明らかに困ってても誰も止めない。結果、やる側は「問題ないんだ」と学習しちゃう。
なぜ規律が必要なのか?
規律ってのは、弱い人を守るための手すりなんだよ。
農道を塞がれたら困るのは、声の大きい評論家じゃない。
農家の軽トラ、通学の子ども、救急、配達、介護の送迎。
そういう静かな生活が一番ダメージを食らう。
だから、規律は「嫌いだから排除」じゃなくて、共存の最低ラインだよ。
ここをはっきりさせないと、結局いちばん苦しむのは地元の普通の人なんじゃないかしら?
規律が壊れると、規範が壊れて、文化が壊れる。
規律やルールが曖昧だと
→「やってもOK」が増える
→ 規範、みんなが守る感覚が薄れる
→ 地域の信頼が削れる
→ 住民同士の分断が進む
この流れで崩壊してく。
まず集まるなら、地域ルールを守る。
手続きは透明に。
近隣と対話する。
違反は国籍も宗教も関係なく是正する。
この当たり前を徹底できるかどうかだよ。
倭国ってのはね、「注意したら負け」みたいな空気があるけど、それで守れるのは体裁だけだよ?
みんなの暮らしは守れない。
規律ってのは、相手を叩くためじゃない。
自分の生活を守りながら、相手とも共存するための線引きなんだよ?
だから寛容ってのは、黙って耐えることじゃない。
ルールを明確にして、同じ線の上で生活することじゃないかしら? December 12, 2025
121RP
今や患者から謝礼・心付け受け取るのはアウトになりやすいし、万が一もらう医師がいたとしても、外来の最初に渡してくるなんて地雷すぎてむしろその患者が医師からヤバそうな人だと警戒されまっせ。 https://t.co/JSn5p3ZzLI December 12, 2025
3RP
おはようございます、月曜日ですね🌿
今朝は、少しだけゆっくり始める一枚を。
柔らかい朝の日差しが降りそそぐ公園のベンチで、
エシカが眼鏡越しにぼんやり景色を眺めています。
週末の余韻と、これから始まる一週間のあいだで、
心だけすこしふわっと浮いているような時間。
今日もそれぞれのペースで、
静かに一歩目を踏み出していきましょう☕🍃✨
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『義理の妹との思い出』
シーン:「一緒に暮らすと決めた日」✨
最初の「三人の家の雪」が降る前。
ハイペリオンも、エナジーランドの叫び声も、
階段の鉢植え事件も、あの冬の進路会議も、
全部が始まる、もっと手前の話がある。
あれは、高校三年生の冬だった。❄️
朝は授業、放課後は仕事。
表向きは「まだ高校生」だけど、
実際は三人とも
半分はもう社会人みたいな暮らし方をしていた。
僕もカロリナも、すでに小さな家を借りていた。
郊外の、ちょっと歪んだ壁と、
キッチンで時々タオルがパッキン代わりになるような、
古いけれど、妙に落ち着く家。
カタログに載っているような
「理想のマイホーム」とは程遠かったけれど、
そこに帰るたびにちゃんと
「ただいま」と言える場所だった。
エシカは、まだ児童養護施設にいた。
書類の上では「自立準備中の成人」。
でも、現実には
「大人になったのに、
どこにも所属しきれていない人」を
システムの隅っこに押し込んだような状態だった。
その日も、エシカは仕事終わりに
いつものように家に来た。
ドアを開けて、いつものように
「やっほー」と軽く手を上げたけれど、
バッグを置く仕草だけ、いつもより少しだけ静かだった。
テーブルの前に座って、
一息つくように、ぽつりと言った。
「ねえ、ニュースがある。」
「その顔は、
ハッピーエンドとバッドエンドの中間って感じだね。」
カロリナが笑いながら、
マグカップにお茶を注ぎながら言う。☕
「何があったの?」
エシカは、少しだけため息をついた。
「…住宅の“割り当て”が出た。」
「え、ほんと?✨
それって、いいことなんじゃないの?」
カロリナの背筋がぴん、と伸びる。
「うん……でもね。」
エシカは、指先でマグカップのふちをなぞりながら続けた。
「“紙の上では”決まっただけ。
実際に住めるようになるのは、
『だいたい2年後くらいかな〜』って。」
「2年後?」
「そう。
順番待ちもあるし、
他にも優先すべきケースがあるし、
修繕もあるし、予算もあるし――って。
『そういうもんだから、
とりあえず良かったね』って言われた。」
「とりあえず良かったね。」
その言葉が、
まるで誰かよその国の言語みたいに
部屋の中で浮いていた。
システムからすれば、
2年なんてただの数字のズレかもしれない。
でも、施設で育って、
自分の場所をずっと待ち続けてきた人にとっての2年は、
小さな永遠みたいなものだ。
「つまりさ。」と、僕は口を開いた。
「この2年間、
君はまだずっと施設で待ってろってこと?」
「まあ、そういうこと。」
エシカは肩をすくめた。
「『将来の家が決まっただけでも感謝しないと』って。
ありがたい話なんだって。」
その「ありがたい」が、
どこまでも薄く聞こえた。
カロリナが僕を見る。
僕もカロリナを見る。
言葉はなかった。
でも、意味だけははっきりしていた。
――やる?
――やるでしょ。
目で、そういう会話をした。
「ねえ。」と、僕は言った。
「僕ら、もう二人とも働いてるし、
家もある。
客間っていうか、
物置きになってる部屋も、一応ある。」
「必要なら、OLX[1]でベッドと机を
全力で掘り出すこともできるしね。」
カロリナが笑いながら付け足した。
エシカは、少し目を細めた。
「で?」
「でさ。」
僕は、なるべくシンプルに言った。
「もう、これ以上2年も
施設に座り続けなくていいんじゃない?
十分すぎるくらい、そこにいた。
もう大人なんだし。
これ以上、
“システムに管理されているモノ”みたいなポジションで
扱われなくていいと思う。」
カロリナが、静かにうなずいた。
「書類上では『住宅待ち』でもいい。
でも、生活はもう『こちら側』に引っ越しておいで。」
「三人で暮らそう。」
その一言は、
決してドラマチックなBGMの中で言われたわけじゃなかった。
でも、僕の中では、
かなり大きな音で鳴った。
エシカは、少しだけ笑ってみせた。
「いやいやいや。
あなたたち、正気?
施設から見たらさ、
『自立前の子が、どこかの大人の家に転がり込んだ』って
話になるんだけど。」
「どこかの、じゃなくて。」
僕はそこで言葉を遮った。
「ずっと前から、一緒に過ごしてきた僕らのところ。
週末ごとに来て、
祝日も来て、
『ちょっと顔見せにきた』って言いながら
数時間経ってる、あの場所。」
「それに。」とカロリナ。
「正直に言うと、
システムの中にいる大人たちの多くは
“ここの空気”知らないでルール作ってるしね。
“自分の部屋がどういう場所か”も
実際に寝転がって感じたことなんて
少ないんじゃないかな。」
一瞬、静かになった。
そして、エシカがぽつりと聞いた。
「もしさ。」
声は小さいけれど、
中身は重かった。
「もし、私に飽きたらどうする?」
それは、冗談ではなかった。
「また新しい人が来たから、
じゃあ次の場所へどうぞ」って言われ続けてきた人の
深いところから出てくる言葉だった。
僕は、少しだけ息を吸ってから答えた。
「そのときは――」
「そのときは、ケンカする。」
「君は『重荷だ』って言うだろうし、
僕とカロリナは『それは違う』って
めちゃくちゃ真面目に反論する。
で、結局お茶をいれて、
ホットカーペットの上で文句言い合いながら
また一緒に座ってると思う。」
カロリナも、肩をすくめて笑った。
「ここは、“試用期間付きの関係”じゃない。
うちに来るなら、
もう『家族』扱いでよろしく。」
エシカは、しばらく黙っていた。
マグカップの湯気を見ながら、
なにかと戦っているようだった。
昔から知っている現実と、
目の前で急に提案された現実。
どちらを信じればいいのか、
ゆっくり天秤にかけていた。
やがて、彼女は小さくうなずいた。
「……分かった。」
「もし飽きられたら、
玄関マットの上で寝て、
近所の人たちに
『全部あの二人のせいです』って言ってやるから。」
「いいね、それ。」と僕は笑った。
「それなら絶対、
出て行かせるわけにいかない。」
数日後。
僕たちは、施設の所長の部屋にいた。
机の上には書類の山、
窓の外には、どこまでもグレーな空。
「つまり――」
所長は両手を組んで、ゆっくりと確認するように言った。
「きみたちは、エシカを
自分たちの家で暮らさせたい。
でも、同時に
この“住宅の割り当て”も
失いたくない。」
「はい。」と僕は答えた。
「生活の面倒は、僕たち二人が見ます。
彼女も働きながら、勉強も続けます。
この割り当ては、
このシステムが彼女にしてあげられる
数少ない“スタートライン”だと思っています。
だから、
それだけは奪わないでほしいんです。」
一瞬、
「規則ではそうはいきません」と言われる未来が
頭をかすめた。
所長は、静かに息を吐いてから
エシカを見た。
「こういう話をするときに、
私が“ダメだ”と言うことも
できるのは分かっているよね?」
「分かってます。」と、エシカ。
「こっちはずっと、
『ダメです』と言われる側だったので。」
空気が、少しだけ重くなった。
数秒間の沈黙。
やがて所長は、
ゆっくりとうなずいた。
「――でもね。」
「本当のところを言うと、
施設は“ずっと大人を閉じ込めておく場所”
じゃないんだ。
行き場のない子をここに迎えて、
いつかここから出られるように背中を押すための場所だ。」
引き出しから書類を取り出しながら、
続けた。
「きみに一緒に住みたい人がいて、
その人たちがちゃんと
責任を持つつもりがあるなら、
それを邪魔する理由は、
少なくとも私は持ちたくない。」
紙に何かを書き込みながら、
所長は説明した。
「こうしよう。
書類の上では、
きみは“自立に向けて準備中”の扱いにして、
住宅の割り当てもそのまま残す。
備考欄に、
『施設の外に住宅支援あり』と書いておけば、
誰も“行方不明”とは言わない。
2年待てば、
ちゃんと自分名義の部屋の鍵が手に入る。
それまでは――
その二人と暮らしなさい。」
エシカは、
まるで部屋の空気が急に軽くなったみたいに
ほっとした顔をした。
「……ありがとうございます。」
かすれた声で、それだけ言った。
部屋を出たあと、
僕ら三人は廊下を歩きながら、
同じタイミングで深呼吸した。
世界が、少しだけ
「こちら側」に傾いた気がした。
数週間後。
うちの玄関に、
二つのスーツケースと、
一箱分の本と、
そして一つの鉢植えが並んでいた。
それが、エシカの「全部」だった。
あのときの鉢植えは、
まだおとなしく窓辺に置かれていた。
階段の近くに地雷みたいに置かれる
あの“伝説の鉢植え”が登場するのは、
もう少し先の話。
今はただ、
三人で狭い玄関に立って、
お互いの顔と荷物を見ていた。
「じゃあ――」とカロリナ。
「ようこそ、我が家へ。」
「……『我が家』って言われると、
なんかむずむずする。」
エシカは、そう言いながらも
笑いをこらえきれていなかった。
その日の夜。
キッチンの小さなテーブルに、
三つのマグカップが並んだ。
椅子は二つしかなかったから、
一人は半分、流し台に腰かけていた。
冷蔵庫は相変わらず、
古い船みたいな音を立てている。
壁は少しきしんでいて、
床もところどころ傷だらけだったけれど――
それでもたしかに、
そこは僕たち三人の「家」だった。
そのとき、心のどこかで
ひとつの線が引き直された気がした。
「僕とカロリナ」だった世界が、
その日からはっきりと
「僕たち三人」の世界になった。
窓の外に、
最初の雪が降った。❄️
キッチンのテーブルで、
三人で進路の話をした冬の夜もあった。
エシカの最初の一つだった鉢植えは、
いつの間にか増殖して、
リビングを半分温室に変えてしまった。🌿
共同生活で迎えた
最初のクリスマスと、
そのあと何年も続いていく「最初の星」。⭐
カロリナのいない冬が来たとき、
世界の音が一度、
全部消えた気がした。
エシカが病気になって、
何度も病院へ通った日々。
そして、
「再発なし」と医者に告げられたあの日、
世界がもう一度
回り始めた瞬間。
エナジーランドのローラーコースターで叫んだ日。
サーキットでエンジン音に
心臓の鼓動を上書きされた日。
階段の鉢植えに足を取られて
派手に転んだ夜も、
どんなに疲れていても、
最後には誰かが笑いだして、
結局三人で大笑いになった夜も、
全部、同じ線の上に並んでいる。
それは、ひとつの冬の話でも、
ひとつの家だけの話でも終わらなかった。
僕たちがまだ子どもだったころから、
もう三十年近く続いている、
ひとつながりの物語だ。
舞台の背景は変わっていく。
家も変わるし、街も変わる。
増えるものもあれば、
どうしても失ってしまうものもある。
それでも、
僕たちが演じている役だけは、
昔からあまり変わっていない気がする。
誰かが、誰かを床から起こす。
誰かが、危ない場所から鉢植えをどかす。
誰かが、台所でお湯を沸かして、こう言う。
「ほら、もう一日だけ、一緒に生きてみよう。」
[1] OLX(オーエルエックス)
ポーランドでよく使われているオンラインのクラシファイドサイト。
中古の家具や家電、日用品など、
いろいろなものを個人同士で売買できる「ネットのフリーマーケット」のようなサービス。
#義理の妹との思い出 #エーテリスの物語 #AIart December 12, 2025
1RP
なんと言う悲劇が😭
ロシアが、ウクライナに残っていた歴史的なスウェーデン人の村を消し去った。
300年以上にわたり、ウクライナには小さなスウェーデン人コミュニティが存在し続けてきた。
しかし今、それが完全に消滅する瀬戸際にある。
ガンマルスヴェンスクビー(Gammalsvenskby)という村は破壊し尽くされ、
最近 1 人の高齢女性が亡くなったことで、残っている住民はわずか 2 人だけになった。
この村は、ヘルソン州のドニプロ川沿いに位置する。
住民は、18 世紀にロシアがエストニアを征服した際に強制移住させられたスウェーデン人の子孫だ。
その何世紀にもわたる歴史を持つ共同体は、今まさに終わりを迎えようとしている。
村は容赦なく攻撃を受けてきた。
逃げ延びることができた人々によれば、ロシア軍は“動くものはすべて”撃ってくるという。
ロシアが侵略を全面化させた 2022 年 2 月、村は占領されたが、同年 11 月にウクライナ軍により奪還された。
しかしロシア軍は撤退前に、
・全ての電柱を倒し、
・村全体を地雷で埋め、
・2008 年の国王訪問のために建設された主要道路「クングスヴェーゲン」を爆破した。
残った村人たちは今も、18 世紀のスウェーデン語の一種を話している。
現在、ロシア軍はドニプロ川の対岸に陣取り、毎日のように村を砲撃している。
恐怖の爆撃は続き、あらゆる道が地雷で封鎖されている。
出典:Aftenposten(ノルウェー) December 12, 2025
1RP
異動した時と一緒だ。
仲の悪い部署(人達)もあるので、地雷になりかねない(笑)
言葉の端々どころか顔や態度に出るから、見てて面白い。 https://t.co/ITzzr73Knj December 12, 2025
デザが決まらない時は勢いに任せて何も考えずに描いたりする それで好みの見た目が生まれることがある 今回がそれ
今作ってるゲームに出てくる希死念慮持ち変人少年
他にも希死念慮地雷少女と希死念慮(?)罪人少年が出てくる
全員死にたがっててうけんね‼️そういうゲームだからね December 12, 2025
@luri_subu 曲はまあ好きなのあるけど私地雷ちゃんいるからパートくると気まづい……
クレビのこはちゃんは別に地雷じゃないんだけどね〜
地雷になった経緯のせいっていうか………
でもこはちゃんなんにも悪くないねん、ホントに
だからマジで申し訳ないし、クレビにもこはちゃんにもクレビの曲にも申し訳ない December 12, 2025
ゲームは人生って考えても良いやつ。子供の頃遊んだハードとかに思い入れある人も呪縛を受けてる人もいるくらいだしね。逆にゲームに触れてこなかった人の地雷感はかなりやべぇ・・・!何かしら歪んでるし。 December 12, 2025
@xxx 中に♡ください> ̫<
#自撮り界隈 #自撮り界隈と繋がりたい #量産型 #地雷 #地雷系 #量産型 #いいねお願いします #いいねかRTした人で気になった人フォローする #いいねした人全員フォローする #雰囲気 #雰囲気好きな人と繋がりたい #病み垢 #コンカフェ嬢 #コンカフェ営業 https://t.co/ETEh92QGw7 December 12, 2025
XnoveL(小説)
#旋律のない恋の唄シリーズ
【桐生陽菜の恋の唄】
第2話 逃げた背中と、開くドア
翌朝、高瀬優真はいつもの階段を降りながら、自分の足取りが鉛のように重いのを痛感していた。
昨日の陽菜の泣き顔が、瞼の裏に焼きついて離れない。あの瞬間、自分が踏み込んだ地雷の大きさを、骨の髄まで思い知らされた。
優真(深い溜息をつきながら)
(最低だ、僕は……)
小道を抜け、アーケード商店街へ出る。
“きりゅう青果”のシャッターはまだ半分しか上がっていなかった。
いつもなら陽菜が店の手伝いを終えて、優真の到着を待つように立っている時間なのに、今日は違う。
店先にいたのは、陽菜の母だけだった。
「優真くん、おはよう」
柔らかな笑顔に、優真はぎこちなく会釈を返す。
優真
「あ、おはようございます……」
視線が自然と店内を探る。陽菜の姿はどこにもない。
優真
「……陽菜、
もう行っちゃったんですか?」
呟くように尋ねると、母は少し困ったような顔で首を振った。
「そうなのよ。
今日はね……いつもより一時間以上早く
家を出ちゃって。
『今日から一人で行く』って、
頑なに言っててね」
その一言で、胸の奥が凍りついた。
優真
(完全に避けられている)
優真は唇を噛んだ。陽菜の母は野菜を並べる手を止め、優真の顔を覗き込むようにして続けた。
「何か、あった?
昨日からずっと元気がなくて……
優真くんと何か……」
優真
「僕が……僕が悪いんです!」
思わず頭を下げていた。
優真
「……すみません!」
踵を返し、鴨屋駅へと駆ける。
ホームに着いても、電車に乗っても、陽菜の姿はどこにもなかった。
いつも半歩前を歩く小さな背中が、今日は完全に消えていた。
何も考えられず石南駅で下車し、校門に向かう途中 ――
グラウンドのフェンス越しに、朝練中の陸上部が見えた。
一人だけ、ユニフォーム姿で助走路に立っている少女。桐生陽菜だった。
ポニーテールを高く結び、朝日を浴びて黒髪が揺れている。
しかし、助走を始めても、すぐに足を止めてしまう。
胸を押さえ、苦しげに息を吐く。
他の部員はまだ来ていない。彼女は一人で、自分自身と闘っていた。
優真の視線に気づいた瞬間、陽菜の瞳が揺れ、次の瞬間、彼女はくるりと背を向けてグラウンドの反対側へと小走りで逃げていった。
また、あの背中だった。
昨日と同じ、必死に逃げる背中。
優真はフェンスに手をかけたまま、動けなかった。
── ── ──
――放課後。
帰宅部の優真は、いつものように一人で商店街を歩いていた。
人々が夕飯の支度のために行き交う喧騒の中、ふと足を止めた。
優真
(…そうか、陽菜は…)
そう、彼は気付いてしまった。
優真が小学生の頃に団地に越して来てから、陽菜とは小学生の頃から友達だった。
しかし中学生になって疎遠になった。
その理由は、勉強や部活のせいだと、優真は信じきっていた。
優真(商店街の真中に立ち)
(…違う…そうじゃない。
僕と陽菜が疎遠になったのは……)
それは、自分が『男』で、陽菜が『女の子』になったからだ。
一緒にいるだけで、周りの視線が変わる。
中学生になった陽菜は、それを敏感に感じ取り、恥ずかしさから距離を取っていたのだ。
自分は鈍感で、ただ「忙しいんだな」と思い込んでいただけだったのに。
トボトボと歩き、きりゅう青果の前で立ち止まる。
すると、店の中から声がした。
「優真くん、ちょっと」
それは陽菜の母だった。エプロン姿で、手を振っている。
「陽菜のことで、少し話、いい?」
優真は頷き、店の中へと通された。
「陽菜、今日は朝練の日じゃないのに
早くに出て行って。
あと、もう放課後の部活
したくないって、今も部屋で……」
優真
「それは……僕が、ひどいことを……」
母は俯く優真の顔を見てら静かに微笑み、その肩にそっと手を置いた。
「あの子、優真くんのことだけは
特別だって、いつも思ってるわ」
特別。
その言葉が胸に突き刺さる。
「小さい頃、
優真君が引っ越してきたとき
本当に嬉しそうだったの。
お母さんがいない優真君のこと、
子供ながらに心配してて……
『私が守ってあげなきゃ!』って、
言ってたの」
優真は驚いて顔を上げた。
「あの子は、うちの陽菜は強がりだから、
絶対に言わないけどね。
中学生になって
話をしたりしなくなったのも、
恥ずかしかったからなのよ。
大好きな男の子とは
昔みたいに簡単には
遊べなくなっちゃうものなのよ?
女の子は、ね」
大好きな男の子。
頭の中で、その言葉が反響する。
母は優真の背中を軽く押した。
「行ってあげて。
あの子、きっと待ってるから」
優真は頷き、階段を上がった。
── ── ──
二階、陽菜の部屋の前。
ノックする手が震える。
優真
「……陽菜……」
小さな声で呼びかける。
しばらく沈黙が続いた後、ガチャリと鍵が外れる音がした。
ドアがゆっくりと開く。
そこに立っていたのは、部屋着姿の陽菜だった。
Tシャツに短パン、髪を解いて肩まで垂らしている。
目は腫れ、頰には涙の跡が残っていた。
優真は深く息を吸い、中に入りドアを閉めた。
開かなければならないのは、ドアじゃない。
優真
「……陽菜」
一歩踏み出し、彼女の前に立つ。
優真
「ごめん!!」
姿勢を正し、深く頭を下げた。
優真(頭を下げ、きつく瞼を閉じたまま)
「ひどいこと言って、本当にごめん!
陽菜がどれだけ悩んでるか、
ちゃんと考えずに、本当にごめん!」
陽菜はベッドの端に座ったまま、膝を抱えて俯いていた。
陽菜(聞こえないくらい小さな声)
「……もう、いいよ」
掠れた声。
陽菜
「どうせ優真先輩は、私のこと……
妹みたいにしか思ってないんでしょ?
だったら、関係ないじゃない。
もう、無理して関わらないでいいから」
その言葉に、優真の胸が張り裂けそうになった。
違う。
そうじゃない。
優真は陽菜の前に膝をつき、顔を覗き込んだ。
優真(真剣な眼差しで)
「関係、あるよ」
陽菜の、涙でいっぱいの瞳からそらすことなく、優真は告げる。
優真
「……陽菜のこと、
ずっと前から僕は……」
部屋が静まり返り、優真の言葉だけが陽菜を包む。
「好きなんだ」
陽菜の目が大きく見開かれた。
陽菜
「…………え?
うそ……でしょ……?
優真先輩が、私のこと……?
妹じゃなくて……?」
優真は顔を赤くさせながら
「小さい頃からずっと一緒だったから、
気付くのが、遅かったけど。
でも!
昨日、陽菜が泣きながら怒って、
逃げてく背中、見てるの、
すごく嫌で! つらくて……。
だから……分かったんだ。
やっと……やっと……」
その目を、薄っすらと涙が揺らす。
陽菜
「……バカ……
優真先輩の、バカ……!
私だって、ずっと……
ずっと前から、好き、だった……。
中学生になって離れたのも、
恥ずかしくて……」
手で覆った顔、涙が止まらない。
陽菜
「だから……昨日、
あんな風に逃げちゃったから。
もう、自分の気持ち、
言えなくなったって、
思って……」
優真
「これからは、ちゃんと見るよ。
陽菜のこと、全部。
その……胸……のこと、だって……
真剣に考えたいんだ。
陸上部で、走り幅跳びで
頑張ってる陽菜のこと
大好きだから!
ね、一緒に解決しよう?
僕と一緒にさ」
陽菜は涙でぐしゃぐしゃの顔を上げ、泣き笑いみたいな表情になった。
陽菜
「あはは
胸のことは、
優真先輩と考えるの、
恥ずかしいかも。
でも、嬉しい……
ねぇ、私、優真先輩の……
……彼女に、なれる……?」
優真は頷いた。
優真
「なってくれる?」
陽菜は、こくんと小さく頷く。
次の瞬間、陽菜が優真の胸に飛び込んできた。
陽菜
「…………好き!
大好きだよ、優真……先輩っ!」
夕陽が差し込む部屋に、二人の泣き声と、初めて交わされた体温だけが残った。 December 12, 2025
世界情勢は19世紀の時代に戻りました。21世紀は、核兵器のある19世紀となりそうです。軍事力の均衡のみが平和を支えることになったと思われます。国際世論は意味がなく、軍事力を伴わない意見は無に等しいです。冷戦時代ところか、グレートゲームの時代戻ったと解釈すべきだと思われます。20世紀後半の各種平和運動も水泡に帰したと考えるべきです。
我が国は、”対人地雷禁止条約(オタワ条約)”、”クラスター爆弾禁止条約(オスロ条約)”を早期に脱退すべきです。これらは、平和もたらさず、戦争の確率を上げる、人類の本性に反する愚かな条約でした。地雷もクラスター爆弾も対核保有国に対して有効な兵器です。 December 12, 2025
@moamonmaru 🌸夜、なんでもokです
🌸まんばちゃん、ちょぎ
🌸タメokです!
🌸地雷特になし
🌸ぜひ気軽に絡んで欲しいです!
🌸仲良くできたら嬉しいです🥳よろしくお願いします💞 December 12, 2025
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