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地球環境
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2025.12.14 22:00
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【現在南極へ航海中|南極観測船「しらせ」のこれから🧊】
1911年12月14日は、人類がはじめて南極点に到達した日。
今年の10月、神戸港にやってきた倭国の南極観測船「しらせ」に会いに行きました。とっても大きく、様々な工夫が凝らされた艦内に圧倒されました。
■なぜ、南極観測が必要なのか
国の事業として南極を観測しようと決まったのは今からちょうど70年前。
それ以来、南極は「過去から未来の地球環境を研究・観測する絶好の場」として観測され続けてきました。環境問題が深刻になりつつある現代、重要性はますます高まっています。
南極は、平和と国際協力のシンボルでもあります。世界の国々が基地を設け、みんなで観測しながら南極の理解を深めています。
ちなみに、倭国の昭和基地は南極の中でも特に厳しい場所にあるそうです。通年で運営されている最も近い基地は約1000km離れているとのこと。昭和基地がないと、地球規模の環境の変化を理解できなくなるおそれもあるそうです。
倭国は昭和基地に毎年越冬隊を派遣しています。
もし南極で誰も冬を越さなくなった場合、現在の技術では、昭和基地はつぶれてしまうおそれがあるとのこと。年25回を超えるブリザードで、ほぼすべての建物が雪に埋もれてしまうそうです。毎回全隊員で雪かきを行い、ようやく基地を使い続けられているとのこと、どんなに厳しい環境なのかと驚きました。
■「しらせ」もそろそろ後継船を考える時期
厳しい環境の昭和基地付近は氷も厚く、「しらせ」でなければ接岸もほぼ不可能。そんな「しらせ」も、そろそろ後継船を考える時期だそうです。
いまの「しらせ」が就役したのは2009年。2033年から始まる越冬隊の派遣で最後になるそうです。今後どうするか、まさに今年と来年が議論の山場だと聞きました。
現在「しらせ」は文科省の予算で造られ、運用は海上自衛隊が担っています。観測を担当する国立極地研究所は文部科学省の所管です。
国の予算も厳しい中ですが、倭国の誇る南極観測が、持続可能な形で続くことを心より祈りたいと思います。皆さまも南極観測の今後について、ぜひご注目ください。
いま、「しらせ」はオーストラリアを出発し、南極へ向かっています。南極はいま夏。越冬隊は南極に夏に到着し、冬を越します。海上自衛隊・南極地域観測隊の皆さま、どうかお気をつけて!
観測隊ブログ、おもしろかったので、コメント欄からぜひ❄️
@kyokuchiken @JMSDF_PAO
#南極 #しらせ December 12, 2025
3RP
ニール・スティーヴンスン『ターミネーション・ショック』(パーソナル・メディア)は、地球温暖化が深刻化する現在において、問題に対してある種の解決策と問題提起を行った壮大な設定のSF。677頁二段組+坂村健先生の素晴らしい解説という大著で、登場人物それぞれの思惑が最後に収束していく。#読了
ネーデルランドの女王サスキアは、アメリカ合衆国にある技術を議論するために秘密裏に訪問していた。ところが着地の際に、野生化した豚と飛行機が激突し、その際に野生豚ハンターのルーファスによって救出され、会合の場所までお供することになる。ルーファスは自分の娘を豚に食われ、その豚を狩るために野ブタハンターとして、その豚を執念深く追い詰めていたのだ。
一方でカナダ系インド人のラクスは、自分のルーツであるパンジャブ地域に出向き、そこで何かを成すために武術を極めようとする。そしてそこで、武術マスターとしてネット上でも有名になる、中国とインドとの国境紛争でインド側の戦士として一躍ゆうめいになっていく。
サスキアはテキサスの大富豪T.Rの開発した技術の詳細を聞く。T.R.は地球温暖化対策として、硫黄を巨大な砲身によって打ち込み、その硫黄を空中に散布することにより、太陽光を遮蔽するという試みを行っていた。そしてそのことを継続することの影響を危惧した勢力がT.R.の計画を亡きものにしようとしていた…。
登場人物がそれなりにいて、一見バラバラなエピソードが最後にはつながっていくので、それは流石と思った。ただし、アクション性や冒険活劇という性質もあるためか、情景描写や技術の説明などが結構続くので、それを理解するまでに時間がかかる。設定が細かいため、「あり得るだろうな」という災害もたくさん考えることができる。
本書が面白いのは、キム・スタンリー・ロビンスン『未来省』とは全く異なるアプローチをとっているということ。同じ地球温暖化を取り扱っている作品なのだが、前者は世界レベルでの対策、後者は一富豪の試みという点で、問題に対する対抗策が異なっているのだ。
ターミネーション・ショックという言葉にあるように、一度始めて途中でやめてしまうと、地球環境に大きな影響をもたらすというショックである。この物語では、そのターミネーション・ショックがキーとなって、地球環境をどう変化させていくのかのアプローチを見せてくれるものの、硫黄を空に散布するということが果たしてうまくいくのかは、保証はしていない。
しかしながら、地球温暖化問題という実に大変な問題に対する問題意識が主軸にあるために、読者は本書を読み進めていくうちに自然と地球温暖化問題がもたらす荒廃したアメリカ、ネザーランド(低地)と呼ばれるオランダを主軸において、いかに危機的なのかを読者に啓蒙する目的があったのかなとは思う。
リアルな政治的な駆け引きを含めて、何かアクションをしなければ地球は温暖化して、海面上昇など様々な危機が我々に襲い掛かってくる。細やかな描写は我々に警鐘を与えてくれる。そのほか、中国とインドの国境問題にどうラクスが絡んで来るのかなど、読みどころは満載である。あとはこの文字量にめげないかどうかがカギになるかもしれない。
SFの想像力を駆使した地球温暖化に対して警鐘を鳴らした本といえるが、人を選ぶかもしれない。私は楽しく読みました。 December 12, 2025
2RP
@Catty_Lain_0507 @zxzZLUkdAP18459 でも1番好きなのはZガンダム
連邦の内乱で複雑なグチャグチャ感と、現代でも通じる地球環境問題をテーマにしている所が革新的だった December 12, 2025
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