2025年は倭国語の歌を求め続けた1年だった。最近の若者がヨロめくようなイミフな言葉の羅列じゃない。独りよがりのド素人はもうたくさん。言葉と同じ比重のメロディーとアレンジもプロの仕事でなければ聞く気が起きない。本当にプロが減った。ほとんどいないと言ってもいい。

第1位　竹達彩奈／apple symphony
第2位　中川翔子／綺麗ア・ラ・モード

竹達彩奈の「時空ツアーズ」（2013年）と中川翔子の「綺麗ア・ラ・モード」（2009年）は2000年代筒美京平作品のトップ２だと思っていたが、考えを改める。筒美京平全作品のトップ２だ。2000年代、時代は筒美京平をかつてのようには必要としなかったが、彼自身は最後までプロ中のプロであり続けたということだ。竹達彩奈の1stアルバムの突き抜けたポップ感覚に今年は救われたなー。

第3位　佐野元春／HAYABUSA JET Ⅱ
第4位　サザンオールスターズ／THANK YOU SO MUCH

俺と同世代のアーティストで必ず新作CDを購入するのは佐野と桑田だけだ。他にはあんまり関心が無くなってしまった。それにしても凄いよね、古希を目前にしてこの創作意欲だもん。瑞々しいったらありゃしない。80歳までは頑張れるよね。俺もついていく。

第5位　忌野清志郎／LAST LIVE at 京都会館 2008

武道館とのキャパの違いが生み出す京都会館のリミッター振り切る感じの音が完全に俺の好みだ。清志郎の声はとても絶好調とは言えず楽曲によっては非常に苦しそうだが、それゆえに表現の豊かさがあふれ出てくるのだ。こんなシンガー、二度と現れないね。荒野に立つ枯木のような「デイ・ドリーム・ビリーバー」を繰り返し聴きながら胸を熱くするのだ。

第6位　V.A.／三木たかし ソングブック
第7位　V.A.／SONGS~都倉俊一作品集
第8位　V.A.／音の魔術師・作編曲家萩田光雄の世界

3人の数えきれないほどの作品群を同時代に楽しめた人生に感謝しかない。決して古びることなくあの時代の輝きを今も放ち続けている。真にエヴァーグリーンと呼ぶに相応しい名曲たちだ。

第9位　南野陽子／Four Seasons NANNO Selection
第10位　キャンディーズ／CANDIES HISTORY～Best Selection Box 1973-1978

南野陽子は俺の永遠のアイドルだ。俺の中では松田聖子よりずっと格上。声良し、曲良し、ビジュアルめっちゃ良し！セレクションだろうがベストだろうがゴールデンだろうがマイ・フェイバリットだろうが、入手できる音盤は全部集める。完全にナンノオタクだ。キャンディーズに関してはコーラスワークにおけるミキちゃんの重要性に気づいてから彼女らの良さがパズルが解けるみたいにどんどん分かってきた。それと作家陣の圧倒的な仕事ぶりね。ここまでアイドルっぽくないとは思わなかった。
＃2025年の10作品 December 12, 2025

昭和の映画館での上映は2本立てが多かったよね😊
南野陽子の『菩提樹』がビーバップハイスクールと同時上映だったり、Winkの二人が別々に出演した映画が同時上映だったり😁
どっちがB級だったんだろ🙄
#チコちゃんに叱られる December 12, 2025