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動物のお医者さん
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2025.12.09 11:00
:0% :0% (40代/男性)
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久しぶりに「動物のお医者さん」を読んだ。やはり抜群に面白い。
作品の舞台を「H大学獣医学部」と表記することに大学に迷惑をかけまいとする作者の配慮を感じるが「この描写で『ここは北海道大学ではありません』はさすがに無理があるだろう」というシーンがかなり出てきて配慮の評価に非常に困る。 https://t.co/2AEcv2fxwn December 12, 2025
私が子供の頃?にどこかで読んだ、多分青年雑誌の短編だったと思うんだけど、今でも強烈に覚えている。
ある計算高い若い女性がいた。良い旦那をゲットするために商社に入ったがろくなのがいない。そこに転職してきたエリートに目をつける。
彼の目に留まるためにしたことが、「毎朝の執務室や彼のデスクのお掃除やお茶汲み」でアピール。彼の前では楚々とした控えめな女性を演じ、見事に彼を射止める。当時は当然寿退社。
しかし結婚後彼女は豹変、というか正体を現し、ろくに家事もせず、3食昼寝付きで食っちゃ寝、オヤツ食べながら隣の奥さんとおしゃべり。ぶくぶく太り、独身時代の面影もない。
旦那は痩せ細り、毎日懸命に働きながら家事もやらず豚のように肥えた妻を養うだけの生活……。
という、「男性向けのちょっと怖い話」みたいな短編。「女って怖いよね」的な。
でも、当時こういう話は少なくないどころか、一つの定番だったんだよね。
今でも専業主婦といえばこういうものだと思ってる人いるけど。
実際にこれに近いこともあってんだとは思うけれど、今思えば昭和の育児も相当に大変だったはずだから、こんな「優雅なニート」みたいな専業主婦は今と同じく少数派だったはず。
でも、当時の女性はその大変さを形に残すことは難しかったと思う。SNSもなければ、こうして漫画に描ける作家も少なかっただろう。
当時は今よりずっと母親神話は強く、それを多くの女性も支持していた。だってその生き方をしている女性が圧倒的多数だったから。
それを否定するような内容は売れず需要もなかったんだろうなと思う。
でも80年〜90年くらいの漫画読むと、女性社員は本当に雑用係としてしか出てこず、「社員それぞれの好みに合ったお茶を入れられる」とか「社員の使ったお茶碗を丁寧に洗ってる」とか「手作りのお菓子を持ってきて皆に振る舞う」とか、「永遠にコピー取りをしていてそれすら失敗してる」みたいな描写ばかりなんだよね。
「動物のお医者さん」でも、大学の研究室にいる女性の院生が、来客へのお茶出しをやらされているシーンとか普通にある。
大島弓子の「ダリヤの帯」もそんな感じで、「社内の素敵な女性社員」の描写が、「朝早く来て人知れず社員全員の茶碗を洗っている」でした。 December 12, 2025
動物のお医者さんはマイ・ベスト漫画の一つになるくらいハマったな。所感だがあれは、男女比5:5くらいの人気はあるだろう。 https://t.co/j6dtsy9TOT
「「女は大好きだけど男が読んでも全然面白くないマンガNo.1」ってなに?『NA..」https://t.co/ckCEFmm0YN にコメントしました。 December 12, 2025
ハスキーも流行ったよな https://t.co/dMkAV8MsJG
「久々に『動物のお医者さん』を読んだら、舞台となる学校への作者の配慮を感じつつ..」https://t.co/9gtuDG3DYW にコメントしました。 December 12, 2025
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