公認会計士 トレンド
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2025.12.08 06:00
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残念ながら、連結会計は個別問題だけだと理解できるようになりません。
初心者でテキストの例題だけを何回転もする人いますが、恐らく一生理解不能です。
講義動画を何回も観て、個別問題を何回転もして、「よし、理解した!」と勘違いして終わりです。
実際に、ほぼ100%の確率で本試験レベルの問題では太刀打ちできずに手が止まってしまいます。
「え、簿記は何回も解けば理解できるんじゃないの?」
それが通用しないのが、連結会計なんです。
今日は、簿記2級の最難関「連結会計」の正しい勉強法について話します。
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個別問題を何回転もする人の末路
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簿記の勉強って、普通はこうやりますよね。
①テキストを読む
②例題を解く
③問題集の個別問題を解く
④間違えたところをもう一度解く
⑤何回転もして完璧にする
この勉強法、連結会計以外なら有効です。
でも、連結会計を代表格とする【構造論点】だけは違います。
個別問題を何回転もしても、本試験で解けるようになりません。
なぜか?
構造論点は、「流れ」で理解する論点だからです。
個別問題は、流れの一部分だけを切り取った問題です。
例えば、
✅のれんの償却だけの問題
✅非支配株主持分だけの問題
✅内部取引の相殺だけの問題
これらを個別に理解しても、本試験では役に立ちません。
なぜなら、本試験では「全部まとめて出題される」からです。
個別問題を100問解いた人が、本試験で連結会計を解けない理由がこれです。
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連結会計は「料理」に似ている
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連結会計を理解するには、料理に例えるとわかりやすいです。
個別問題は、
✅玉ねぎのみじん切りの練習
✅人参の皮むきの練習
✅肉を焼く練習
これだけやっても、カレーは作れませんよね?
なぜなら、カレーを作るには「全体の流れ」が必要だからです。
①玉ねぎと人参を切る
②肉を炒める
③水を入れて煮込む
④ルーを入れる
⑤完成
この流れを理解して初めて、カレーが作れるようになります。
連結会計も同じです。
①個別財務諸表を合算する
②投資と資本の相殺消去をする
③のれんを計算する
④非支配株主持分を計算する
⑤内部取引を相殺する
⑥連結財務諸表の完成
この流れを理解しないと、連結会計は解けません。
個別問題だけ解いてても、「玉ねぎのみじん切りが上手」になるだけです。
カレーは作れません。
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連結会計は「マクロな視点」が必要
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連結会計を理解するには、視点を変える必要があります。
ミクロな視点:個別問題を細かく理解する
マクロな視点:全体の流れを把握する
簿記の他の論点は、ミクロな視点でOKです。
仕訳を一つ一つ理解していけば、できるようになります。
でも、連結会計はマクロな視点が必要です。
「連結財務諸表を作る流れ」を理解しないと、絶対に解けません。
具体的には、
ステップ1:親会社と子会社の個別財務諸表を合算する
まず、単純に足し算します。
親会社の売上100+子会社の売上50=連結売上150
ここまではシンプルです。
ステップ2:投資と資本の相殺消去
親会社が持っている「子会社株式」と、子会社の「純資産」を相殺します。
これをやらないと、連結財務諸表に子会社株式が残ったままになります。
ステップ3:のれんを計算
取得原価と、子会社の純資産の差額が「のれん」です。
これを資産に計上して、毎年償却していきます。
ステップ4:非支配株主持分を計算
親会社が100%保有してない場合、子会社の一部は「他人のもの」です。
それが非支配株主持分です。
ステップ5:内部取引を相殺
親会社と子会社の取引を、相殺します。
なぜなら、連結財務諸表は「一つの会社」として見るからです。
自分から自分への売上は、売上じゃないですよね?
この流れを理解して初めて、連結会計が解けるようになります。
個別問題だけ解いてても、この流れは見えません。
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総合問題を解くのが最短最速
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じゃあ、どうやって勉強すればいいのか?
答えは簡単です。
総合問題を解いてください。
最初は解けなくてもいいです。
答えを見ながらでもいいです。
とにかく、総合問題を解きながら、解法をマスターしてください。
総合問題を解くと、こんなことが分かります。
✅連結財務諸表を作る全体の流れが分かる
✅どの順番で仕訳するのか分かる
✅どこで間違えやすいか分かる
✅本試験でどう出題されるか分かる
個別問題を100問解くより、総合問題を5問解く方が、圧倒的に理解が進みます。
👇実際の勉強の流れ
①テキストで連結の全体像を理解する(軽く読む程度でOK)
②総合問題を1問解く(解けなくてもOK)
③解説を読んで、流れを理解する
④もう一度同じ総合問題を解く
⑤別の総合問題を解く
⑥これを繰り返す
この勉強法なら、最短で連結会計が理解できます。
個別問題は、総合問題が解けるようになってから、補強として使えばいいです。
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失敗談:例題を20回転した結果
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実は僕も、最初は個別問題ばかり解いてました。
テキストの例題を、20回転くらいしました。
「これで完璧!」と思って、総合問題を解くと全く歯が立ちませんでした。
「あれ?例題であんなに練習したのに...」
そこで、公認会計士試験に合格している先輩に質問し今回の連結会計の学習法を教えてもらいました。
「例題と本試験、問題の形式が全然違う...」
それから、総合問題を中心に勉強し直しました。
すると、驚くほどスムーズに理解できました。
「なんだ、最初から総合問題やってればよかった」
時間を無駄にしたなあと、後悔しました。
だから、これから連結会計を勉強する人には、最初から総合問題をやってほしいです。
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簿記2級受験生の皆さんへ
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連結会計、難しいですよね。
「何回やっても理解できない」って思ってる人、多いと思います。
でも、それは勉強法が間違ってるだけです。
講義動画をわかるまで視聴したり、個別問題を何回転もするのをやめて、総合問題を解いてください。
最初は解けなくて当然です。
答えを見ながら、流れを理解してください。
それを何問か繰り返せば、必ず理解できるようになります。
連結会計は、「流れ」で理解する論点です。
ミクロな視点じゃなくて、マクロな視点で見てください。
全体像を把握すれば、必ず解けるようになります。
簿記は学習法が9割です。
個別問題を100問解くより、総合問題を1問解く方が、圧倒的に理解が進みます。
ぜひ試してみてください。 December 12, 2025
1RP
公認会計士試験に合格すると、世界変わります
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こんな幸せ、あっていいのだろうか https://t.co/BfKWzWwwIT December 12, 2025
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