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今日12月17日は「フランチャイズに加盟する前に最初に読む本」の発売日。どうしても出したかった一冊だ、ということを最初に書いておく。
僕自身はこの分野の専門家ではない。それでも10年前に「なぜ彼は、コインランドリー投資を選んだのか？」という本を出版して以来、フランチャイズの世界の横にいる感覚があった。
起業の選択肢の１つとしてフランチャイズがあるわけだが、僕はそもそも出版業界の人間なので起業するなら出版社一択だった（実際に出版社を起業した）。だからフランチャイズ界隈を常に一歩引いたところから見ていたと思う。業界の方には申し訳ないが、僕のフランンチャイズの印象は「弱肉強食」だ。コンビニやTSUTAYAのような全国規模の大きなビジネスとしてのフランチャイズが存在する一方、トレンドが数年で入れ替わる水商売としてのフランチャイズ。もちろん中間もたくさんあるのは承知の上だ。
華々しく話題になる前者の傍らで、情報弱者が食い物にされるブラックな後者のフランチャイズの存在が気になっていた。悪徳本部というやつだ。
それって真っ当ではないだろ？とずっと思っていた。でもフランチャイズビジネスをクリーンであろうとする倫理観のある人と出会うことがなかった。いくつもあるFC系YouTubeチャンネルを見て絶望していた。なんなんだ、画面に並ぶ詐欺師っぽい司会者とその軽いトークは？と。
そんなとき、偶然にYouTubeで今回の本の著者になってくださった佐々木翔氏を見つけたのだ。頑ななほどの倫理観に痺れた。笑顔でバサッと切る信念に痺れた。ずっと出したかった今回の本の著者はこの人をおいていない！と思った。
通常、企画を立てて著者候補に執筆をオファーするとき、二番手の著者候補を考えるのが書籍編集者の常識だが、この企画に関しては佐々木さんに断られたらその時点で出版を諦めるつもりだった。
長々と書いたが、フランチャイズで起業する方にはくれぐれも悪徳本部に騙されないでほしい。その強力な予防薬として、よかったらこの本を読んでほしいと思うのだ。
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やった！

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