【サナメーター】
高市内閣52日目 / 自民党総裁69日目

【今日の暦】
2025年12月11日。
二十四節気 大雪（たいせつ）、七十二候 閉塞成冬（そらさむくふゆとなる）。
空も大地も冬の気配にすっかり覆われる頃。

【今日のトピックス】
アメリカの経済誌フォーブスが、恒例の「世界で最も影響力のある女性100人」2025年版を発表し、高市早苗総理大臣が第3位にランクされた。1位は欧州委員会委員長のフォンデアライエン、2位は欧州中央銀行総裁のラガルドで、その次に倭国の総理大臣が入るという顔ぶれになっている。

フォーブスは、高市総理を「倭国初の女性首相」と紹介し、決断が東アジアのパワーバランスと世界のサプライチェーンを左右すると位置づけている。別の記事では、保守色の強い政治家として、時に物議を醸す発言もいとわず、東京での投資カンファレンスで進撃の巨人の一節を引きながら投資を呼びかけたエピソードまで取り上げていた。倭国国内で賛否が割れてきた姿が、そのまま世界にも共有されているということでもある。

このランキングは2004年に始まり、政治・経済・テクノロジー・文化など幅広い分野から100人を選ぶ。2022年版では、日銀理事の清水智子や東京都知事の小池百合子が50位台に入ったものの、倭国の女性リーダーがトップ10に名を連ねることはほとんどなかった。そこから一気に、現職の倭国の総理大臣が3位まで上がってきたという事実は、国内の「身近な政治」の感覚と比べても、かなり大きなインパクトがある。

もちろん、ランキングそのものが政策の評価ではないし、フォーブスの視点には欧米メディアらしいバイアスもある。それでも、世界の資本市場や外交関係者がどこを見ているのかを測る一つの温度計としては無視できない。高市総理の発言ひとつで、東アジアの安全保障だけでなく、サプライチェーンや投資マネーの流れまで変わり得るという前提で、倭国が見られ始めているということでもある。

数字の上では、倭国社会における女性リーダーの層はまだまだ薄い。ジェンダーギャップ指数の順位も、先進国の中では厳しい位置に据え置かれたままだ。それでも、世界全体の「最も影響力のある女性」の中で、倭国の総理大臣が3位に並んだという事実は、これから政治を志す人たちにとっても、一つの象徴になるだろう。倭国では無理だと言われてきた壁が、少なくとも一度は破られたという意味で。

高市内閣に期待したいのは、この「象徴」で終わらせず、国内の制度や文化をどう動かしていくのかというところだ。女性の登用、地方や中小企業への投資、防災・安全保障、エネルギーと産業政策。フォーブスのランキング上だけで評価されるのではなく、倭国で暮らす私たちの生活が実際に良くなったと実感できるかどうかこそ、本当の勝負になる。

世界で最も影響力ある女性の一人と見なされる総理大臣を持っている国として、国民の側も、ただ眺めているだけではもったいない。政策をきちんと読み、自分なりの意見を持ち、必要なところでは後押しをし、違和感があれば声を上げる。その積み重ねがあって初めて、この順位にふさわしい国になっていくはずだ。

3位という数字はゴールではなく、スタートラインの一つに過ぎない。高市総理が、世界から向けられる視線をうまく力に変えながら、倭国の内側にある課題にも正面から取り組んでいけるよう、これからも応援しつつ見ていきたい。

出典：
Forbes「Forbes Announces The 2025 World’s 100 Most Powerful Women List」
https://t.co/HeecAg89AG
Forbes「World’s Most Powerful Women 2025」
https://t.co/gyFjcv3mMP
https://t.co/xlFNucE4Xr「Takaichi Ranked 3rd on Forbes List of Most Powerful Women」
https://t.co/ekOo2AJP1C
Tokyo Updates「Bridging the Gap: Fostering Women's Empowerment in Japan, Starting in Tokyo」
https://t.co/SizYeo55bI
Wikipedia「世界百名権威女性（世界で最も影響力のある女性100人）」歴代上位一覧
https://t.co/dJDGMyX6Np

#サナメーター #政治メモ #高市内閣応援記 #Forbes December 12, 2025