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2025.12.05 09:00
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デモやロビー活動をさせないという同調圧力も悪しき文化や。
やったら就職活動などでバカをみる仕組み。
そんで今の倭国でデモやってるのは同調圧力の効かない空気読めないアスペやし、そしてやつらの意見意味わからんもん
犯人不在の同調圧力 December 12, 2025
💡🌐カルダノ財政の次の一手:マルチアセット・トレジャリーとは?
SIDAN Labが公開した動画「Cardano multi-assets treasury」(https://t.co/rylIGjnZam)では、カルダノの「マルチアセット・トレジャリー(多資産型トレジャリー)」について、技術・経済・ガバナンスの三方向からかなり深掘りされた議論が行われていました。
📌いま何が課題なのか
現状のカルダノ財務(トレジャリー)は「ADAだけ」を扱う設計になっていて、
・資金配分を受けるプロジェクトごとに ADA/USD レートを自分で想定
・価格変動リスク(FXリスク)を各プロジェクトがかぶる
という状態です。その結果、予算の不確実性が大きく、途中で「追加予算提案(top up)」が必要になるケースも出てきます。
そこで出てきたのが「マルチアセット・トレジャリー」という発想で、
・ADAだけでなく、ステーブルコインやCardanoネイティブトークン
・将来的にはRWA(現実資産トークン)やゴールド連動トークンなど
もトレジャリーに受け入れられるようにしよう、というアイデアです。
📌短期的な目的:まずは「ヘッジ」と「予算の安定」
経済パートの議論では、短期的なゴールとして
・来年分など、必要な年間予算の一部をステーブルコインに変えて「ランウェイ」を確保
・ADA価格のボラティリティにトレジャリー全体が丸乗りする状態を緩和
といった“ヘッジ目的”が強く意識されていました。
「まずはシンプルに“ステーブルコインだけ”から始めよう」という提案(Gimbal LabsのJames氏のポイント)も共有され、
「複雑なことをやる前に、予算の予測可能性という一番の痛点から解消しよう」という方向性には、かなり共感が集まっている印象でした。
📌長期的なビジョン:自律的に“増える”トレジャリーへ
長期的には「トレジャリー自体がイールドを生む」ようなアクティブ運用も視野に入っています。
・CardanoネイティブのRWAやゴールド連動トークン
・エコシステム内プロジェクトのトークンや、MidnightのNIGHTのようなパートナーチェーン資産
・将来的には“トレジャリーがエクイティ(持分)を保有し、その成長をカルダノ全体の財源に戻す”という考え方
など、かなり野心的なアイデアも出ていました。
ただし「いきなり年利7〜8%を狙うようなリスクテイキングをオンチェーンだけでやるのは現実的ではない」という冷静な視点もあり、
・短期はステーブル&シンプル
・長期でRWAやオフチェーン運用も組み合わせる
という、“段階的なロードマップ”が必要だよね、という空気感でした。
📌技術的なポイント:なぜレジャーレベルなのか
技術パートでは、Sam氏から
・トレジャリーがスマコンではなくレジャー内にある理由
→ 全体投票の結果を即座に検証しないといけないため、スマコンで48時間待つような設計はチェーンを止めてしまう
・CIP-1694 のガバナンス処理(各エポック冒頭48時間で前エポックの投票を集計)との整合性
・マルチアセット対応には、報酬アカウントを単一値から“マルチアセットリスト”に拡張する(SIP-159)ことが鍵
といった説明がありました。
実装イメージとしては、
・報酬アカウントをマルチアセット対応に(CIP-159)
・トレジャリー自体もマルチアセット対応に拡張
・ガバナンスアクションで「トレジャリーに入れてよいトークン」をホワイトリスト化
・ホワイトリストに載ったトークンであれば、誰でも(発行主体もコミュニティも)トレジャリーに寄付可能
・その後のトレジャリー引き出しは、ADAだけでなく登録済トークンにも対応
という流れが想定されています。
ポイントは「特定の組織に任せる中央集権的運用」ではなく、あくまで既存のオンチェーンガバナンス(SIP-1694)ロジックの延長線で実現しようとしていることです。
📌ガバナンス上のハードル:憲法改正は避けて通れない
ガバナンスパートでは、Nicholas氏から重要な点が指摘されていました。
・現行のカルダノ憲法には「トレジャリーの支出は ADA建てである」といったガードレールがある
・マルチアセット・トレジャリーを本気でやるには「憲法改正」が必須
・憲法改正には dRep の75%+憲法委員会の承認が必要で、かなり大きなハードルになる
また、憲法の中で特定トークン(例:特定のステーブルコイン名)を“勝ち組”として明示してしまうと、
・スマートコントラクトリスク
・運営主体の問題
などで破綻したときに、憲法レベルの修正が必要になってしまいます。
そのため、
・憲法には「どういう原則で管理するか」を書く
・具体的にどのトークンを受け入れるかはオンチェーンガバナンスで柔軟に決める
という「原則は憲法、個別銘柄はガバナンスアクション」という役割分担が望ましい、という方向性が確認されていました。
📌“誰が何をホワイトリストするのか”問題
コミュニティからよく出る懸念として、
・SNAKやHOSKYのようなミームコインを含め、各プロジェクトが「うちのトークンもトレジャリーに!」とロビー活動合戦になるのでは?
・ガバナンスがカオス化し、そもそもの「予算安定」という目的から逸れてしまうのでは?
という声があります。
これに対しては、
・ホワイトリスト追加は dRep の投票で決める
・しきい値(51%なのか、2/3なのか)は今後のガバナンス設計の議題
・「ゴミトークンをトレジャリーに入れないフィルター」としてホワイトリストを使う
・コミュニティがNOを出すなら、そのトークン側が“ボールを持って帰る”リスクも含めて、自分たちで選んだ結果になる
という整理がされていました。
つまり、「中央集権的な門番」は置かず、dRepと有権者の判断に委ねる設計を貫こう、という方向です。
📌オンチェーン vs オフチェーン運用は“二者択一ではない”
議論の中で何度も出てきたのが、
「オンチェーンのマルチアセット・トレジャリー」と
「オフチェーンの専門ファンドによる運用」
はどちらか一方ではなく、「両方を並行して試していける」という考え方です。
・すでに、ステーブルコインDeFi流動性提案のような“オフチェーン寄りの運用実験”は始まっている
・マルチアセット・トレジャリーが実装されるまで何もしない、ではなく、今できる小さな実験から始めていくべき
・オンチェーンでの機能拡張と、オフチェーンでの実務的な運用ノウハウの蓄積を両輪で回す
という姿勢が確認されていて、
「技術が整うまで待つ」のではなく、「今できる範囲で前に進みながら、プロトコル側も時間をかけて育てる」というバランス感覚が印象的でした。
📌次のステップ:問題定義 → CIP → 憲法改正 → ハードフォーク
最後に、今後のロードマップ案として
・まず「Cardano Problem Statement」を最終調整し、オープンなPRとして提示
・それをベースにCIPのスケルトンを作成し、コミュニティコラボを募る
・情報提案(info action)でコミュニティの“温度感”を確認
・必要な憲法改正&CIP確定
・CIP-1694のときと同様、「機能を入れるハードフォーク → 憲法・パラメータ調整 → 有効化のハードフォーク」という二段階方式で安全にロールアウト
といった流れが共有されました。
💡全体として、
・「予算の予測可能性」というすぐそこにある課題に対する、かなり現実的な解決策
・同時に、カルダノ・トレジャリーを“自律的に増やせる資産ポートフォリオ”へ進化させる長期ビジョン
が同じテーブルの上に乗りはじめたフェーズだと感じました。
ガバナンスも経済設計も技術も絡む難しいテーマですが、
「まずはステーブルコイン+シンプル設計で一歩踏み出す」
「dRepに十分な情報を渡した上で、コミュニティが決める」
この2つが、カルダノらしい進め方なのかなと感じています。
🌿そして、この議論を聞きながら、個人的にもう一つ強く感じた点があります。
いま世界では、
・巨額債務
・中央銀行バランスシートの毀損
・法定通貨の長期的信用低下
といった“大きな前提の揺らぎ”が指摘され始めています。
この状況では、実は「ステーブルコイン=安全資産」とも言い切れない時代に入っているのかもしれません。
発行体リスク、準備資産リスク、規制リスクなど、ステーブルコイン自体も法定通貨をベースにしている限り、根源的な弱点を抱え続けます。
だからこそ、
ビットコイン、イーサリアムなど、世界の機関投資家が“デジタルのセーフアセット”として注目しているネイティブ暗号資産への分散ヘッジ
という視点も、カルダノ財務の長期戦略として避けて通れないのではないか、と感じました。
もちろん、すぐに目指すべきは「まずステーブルで予測可能性を確保する」ことですが、
将来的には、
・BTC や ETH のような高流動性の暗号資産
・Cardanoエコシステム内の基盤資産(例:NIGHT など)
・RWA(現実資産)トークン
などを組み合わせる形で、
“法定通貨にも依存しすぎない、よりレジリエンスの高いトレジャリー”
を構想していく必要があるのだろうと思います。
カルダノが長期的に自立した公共インフラとして機能し続けるために、
トレジャリーの多様化は単なる技術的アップグレードではなく、
“時代の変化に備える戦略的防御”でもある──
そんなことを強く実感しました。 December 12, 2025
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