ヨーロッパ
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2025.12.17 10:00
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昔の、男の欲にまみれたバレエが顕在しているのは今の倭国で深見東州のバレエだけ!!かつてのヨーロッパのバレエの概念を視覚的に知ることができる稀有な機会。観たい者は来年の公演を待たれよ December 12, 2025
30RP
ばあばだよ
ヨーロッパの先進国まとめとさくっと純金も400円ずつ買うんだよ
上がっても落ちても40年買い続けるんだよ
そうすれば老後に任天堂で遊び放題だよ
プラレールがすきならタカラトミーも買っておくんだよ
あと豊田を信じるんだよ
今は愛知県が豊田圏だけどもう少しで静岡も豊田圏になるよ https://t.co/Irqz9W9VHu December 12, 2025
28RP
フィンランド問題が連日熱いのだが、前提知識を整理。
フィンランド(北欧)
人口560万人程度で、国全体で東京都の半分くらい。倭国の人口を1.2億人としたとき、だいたい1/21くらきの規模の人が、北海道くらいの国土に住んでいて人口密度高め。
だが、近年は移民の増加によって人口は増え続けている。
これは将来的な外国人移民問題を抱える倭国と同じで、「(土着の)フィンランド人、フィンランド文化が移民によって毀損される可能性」に対する危機感、外国人移民に対する嫌悪感があるっぽい。
中国系移民による中華街の租界化、クルド系移民による川口の租界化、韓国系移民による大久保の租界化、あと、オーバーツーリズムに対するモやっとした意識とかが、より先鋭化したもの、とすると理解しやすいかも。
なまじ、倭国より遙かに少ない人口のフィンランドなので、外国人移民に自分達が人口で圧迫され、文化伝統を蹂躙される恐れ、というものへの危機感、恐怖心は倭国のそれ以上なのではあるまいか。
そこらへんの意識は排外的右派の勃興と支持を広げやすい。
欧州は全般に、少子化と労働力不足を難民移民を取り込む形で補ってきた歴史がある。人流については特に戦後のこの数十年が顕著。
結果、移民は人件費の安い労働力になった(ここらへんは倭国も同じ)が、低待遇低賃金の雇用が移民に奪われてしまい、土着若年層、低学歴層の雇用が失われたことで、難民・外国人移民への不満と排外意識が培われた。
まして、高待遇、高賃金、高度な知識や技能が必要な仕事に外国人が就いていると、「仕事を奪われている」という警戒心と排外意識がより強まってまうんやろな、と。
特に、アジアからわざわざフィンランドまでいく人々は、単なる難民でも出稼ぎ労働者でもない。
全部がそうではなかろうが、現地語を習得して、夢やら目的を持って、或いは技能を買われていく人も少なくない。外から来て機会と待遇を奪っていく外国人に当たりがきつくなる、というの、国全体の意識としてはあるのだろう。
だから排外右派が政権与党になれるくらいには支持を集めていて、排外意識の発露は与党を支持する多数派には否定されずに受け入れられている。
支持基盤が許してるんだから、排外すべき当の外国からのクレームに耳を貸すわけないやろ、ってなる。
倭国人が「欧州」「白人」とヨーロッパをひとまとめにしてしまうくらい雑な認識しか持てないように、「エストニア、ラトビア、リトアニア」を「バルト三国」でひとまとめにしてしまうように、フィンランド人もまた、東アジアと東南アジアの区別も、東アジアの中の異なる言語を持ち国境で隔てられ、互いに友邦にはなれない関係性の複雑さなんか知りもしないし興味もない。
まあ、ここらへんは地理的、歴史的、人種的な関わりが薄いので仕方がないとこはある。
倭国人がフィンランドを理解しようにも、すべての国が倭国みたいに「歴史も現代社会も何者でもない子供の日常や青春を全部マンガにする」とかいうようなことはしてないから、ぶっちゃけわからん人のほうが多かろう。
強いて言えばムーミンかな。
トーベ・ヤンソンの「ムーミン」が国民的なマスコットキャラクターとして浸透していることなどから、一般的な倭国人のフィンランドに対する印象はポジティブ(だった)。
また、もうちょっと濃いめの人には、継続戦争(フィンランド側の敗北)、シモ・ヘイヘ(伝説的狙撃手)など、これまたアニメ(ガルパンとかね)やマンガを介して知られたフィンランドの近代戦史や英雄、共通敵であるソ連邦(ロシア)と共闘できる(かもしれない)、という期待があり、印象はポジティブ(だった)。
ここらへんは先方からアプローチがあった訳ではなくて、物好き倭国人がフィンランドに片思いして広めてくれた知識でしかないから、現代のフィンランド人が自分たちをどのように理解し、どのように知らしめているかはわからんのだが、しかし彼らの「笑いのツボ」がひとつ割れたな、というのが今回の一件なんだろなあ。
「笑い」というのは時に残忍で、「わかちあうために笑いものにする」が、笑いの共通解が何か、何を貶めて笑ったかによって、その社会・コミュニティーの価値観が割れてしまう。
特に「指さして笑う」とかではそこらへんは明快で。
そのときに彼ら自身が自分たちに当てはめている規範意識、物差しとの整合性が問われるんだが、倭国人てダブルスタンダードにうるさい、ある意味公正性の怪物なとこあるからなー。
人工的にそうと強いられた戦後民主主義は、倭国から華族(貴族階級)を廃棄させ、天皇までもが人になった。
それだけに「それを倭国に強いた西欧は、さぞや公正平等なんだろうな?倭国より上だよな?我々を失望させないよな?」という過大な期待がフィンランドにも強いられたんではあるまいか。 December 12, 2025
17RP
長崎を最後の被爆地にするために活動している身としてはこれは聞き捨てならないですね、、酷い。このようなモラルに欠ける発言が流れてくるのがヨーロッパ方面に多く、これを機に、特に左翼に多い欧州崇拝思考から卒業する時ではと。 https://t.co/01bvJtsMIL December 12, 2025
10RP
【⚠️警鐘】東京都の「女性活躍推進条例(通称:思い込み条例)」が本当に危険な理由
「思想統制が危険」と言われても、正直ピンとこない人も多いと思います。
でもこれは、過去の共産主義思想が使ってきた“人民支配の手法”そのものです。
かつて
・マルクス主義
・グラムシ
・フランクフルト学派
などが唱えたのは、
法律や暴力ではなく、“価値観”を行政が矯正することで人々を支配する方法でした。
今回の条例で「解消すべき思い込み」とされている例👇
・リーダーは男性であることが多い
・女性は理系が苦手という考え
・女性は守られる存在だという意識
——しかし、これらは
✅ 正しいか間違っているか以前に
✅ 個人が自由に持つ意見や価値観です。
それを行政が
「これはダメな考え」
「直すべき思想」
と指導し始めた時点で、完全に思想統制です。
「今は罰則はありません」と言っていますが、
そんな言葉が信用できないのは歴史が証明しています。
消費税も
3% → 5% → 8% → 10% → インボイス
と、気づけば後戻りできないところまで拡大しました。
思想統制も同じです。
最初は
「啓発だけ」
「お願いベース」
でも、必ず
👉 指導
👉 圧力
👉 罰則
へとエスカレートします。
実際、ヨーロッパでは
SNSの書き込みだけで家宅捜索・逮捕
という事例がすでに多数起きています。
これは男女の問題ではありません。
民主主義の根幹である「思想・表現の自由」の問題です。
どんなに“聞こえのいい言葉”で包んでも、
行政が「正しい考え方」を決め始めた瞬間、
それは自由社会の終わりです。
民主主義を脅かす思想統制条例は、絶対に可決させてはいけません。 December 12, 2025
8RP
ハンガリーから、ヨーロッパの空気を切り裂くような強烈なメッセージが飛び出しました‼️
語ったのは、ヴィクトル・オルバン首相。
EUからの圧力、特に移民政策や子ども保護、そしてウクライナのEU加盟をめぐるゴリ押しに対し、「ハンガリー国民の意志は明確だ」とバッサリ💥
しかも今回、ただの政治的ポーズではありません。
政府は、これらの重大テーマについて国民に直接問いかけ、はっきりと「ノー」が返ってきたと強調しています‼️
「我々は国民に聞いた。そして国民は答えた。ブリュッセルはそれを無視できない」
そう語るオルバン首相の表情に、一切の妥協の色は見られませんでした。
移民を受け入れろ、ウクライナを加盟させろ、家庭教育に口を出せ….
そんな“命令”を連発する欧州委員会に対して、オルバン首相は明言します。
「私は一歩も引かない。民の声こそが私の羅針盤だ」🇭🇺
この一言に、東欧の静かな怒りと自国主権への執念が詰まっているように感じられます。
これは単なるハンガリーの主張にとどまらず、いまヨーロッパ中で広がりつつある“反ブリュッセルのうねり”の一部かもしれません❣️ December 12, 2025
7RP
欧州の動きについて、かなり強い言葉が出ています。
ロシアのラブロフ外相は、ブリュッセルの官僚機構、そしてウルズラ・フォン・デア・ライエン氏、カヤ・カッラス氏の名前を挙げ、ロシア資産の差し押さえについて必ず責任を問われることになると明言しました。
ヨーロッパが進めているキエフ政権への支援、その中身を見ていくと、事実上、EUによるロシア資産の強奪計画が含まれているとロシア側は見ているということです。
単なる制裁や政治的圧力の話ではなく、国家資産を奪う行為そのものだという認識が示されました。
この問題は、法や秩序の話に直結し、将来的に誰が責任を負うのかという点からも、極めて重い意味を持っています。
ヨーロッパの官僚たちが今、何を決断し、どこまで踏み込んでいるのか、その一つ一つが、後になって精算される時が来る……そんな警告として受け止める必要がありそうです😃 December 12, 2025
6RP
有名な話がビデオで残ってました‼️
アメリカの大統領が新しくなる度に黒いブリーフケースを持った男達と会談にくるが、その時は友好なムードだが、トランプ以外全て笑顔で嘘をついているのではなくワシントンの取り巻きにより、自らの方針ができないのだ。
大統領を信用できない。それはヨーロッパも同じ。
独裁者とプーチン大統領は言われてるけど人気あるだけで別に独裁者じゃないしー
政策コロコロ変える情けないアメリカのクズ歴代大統領のせいで世界は毎日戦争!
トランプ大統領批判も多いけど、やっぱ‼️最高‼️ December 12, 2025
6RP
ヨーロッパってスポーツもそうだけど、都合の良いルール変更好きですね!そろそろ環境問題の成果も示して欲しい!でないと環境利権と同じ界隈です!
EU、エンジン車禁止を撤回へ 2035年以降も条件付き販売容認 EUのエンジン車全面禁止、ドイツが抵抗し「容認」に転換…合成燃料の定着は見通せず https://t.co/MTI4Ws3gcG December 12, 2025
5RP
📈 なぜこの株をおすすめするのか:ダイキン工業(6367) 📈
投資家として、私たちは長期的な成長ポテンシャル、市場でのリーダーシップ、そして健全な財務基盤を持つ株を常に探しています。今日おすすめする株は、まさにこれらの基準を満たす企業――**ダイキン工業(6367)**です。以下は、私がこの株をおすすめする重要な理由です:
1️⃣ 市場でのリーダーシップ
ダイキン工業は空調設備業界のグローバルリーダーであり、特に商業用および家庭用空調設備において非常に強い市場シェアを誇ります。個人の家庭、オフィス、さらには大規模な建物の空調システムに至るまで、ダイキン工業の製品は業界の最前線にあります。この強力な市場リーダーシップにより、世界中で競争優位を維持しています。
2️⃣ 環境技術と持続可能な発展
環境問題がますます深刻化する中、ダイキン工業は高効率・低排出の空調設備の開発に力を入れています。世界的にエネルギー効率と環境保護のニーズが高まる中、ダイキンはグリーンソリューションを提供する上で明らかな強みを持っています。環境技術を活用することで、同社は高効率空調のグローバル市場の需要を満たし、企業の長期的な価値を高めています。
3️⃣ グローバル展開と成長ポテンシャル
ダイキン工業は世界中で事業を展開しており、特にアジア、ヨーロッパ、アメリカ市場で強い成長を見せています。中国やインドなどの新興市場では、空調設備の需要が急増しており、ダイキン工業はこの成長機会を享受しています。これらの市場での需要は、ダイキンに継続的な収益をもたらすとともに、未来の成長を支える原動力となっています。
4️⃣ 強力な財務実績と株主還元
ダイキン工業は、業績が安定しており、非常に強固な財務基盤を持っています。安定した財務状態により、経済の変動にもかかわらず安定した成長を維持しています。また、同社は高い配当金を支払っており、これが長期投資家の関心を引き、安定的な投資対象として人気を集めています。この安定した財務実績は、長期的な投資に理想的な選択肢です。
5️⃣ 技術革新と未来の発展
ダイキン工業は、空調設備に加えて、スマートホームやIoT(モノのインターネット)などの新興分野にも積極的に取り組んでいます。技術が進化し、特にスマート空調システムやエネルギー管理の分野での発展により、ダイキンは引き続き業界のリーダーとして成長を遂げることが予想されます。AIやビッグデータの活用により、将来的にさらなる技術駆動型の成長が期待されます。
🚀 まとめ:なぜダイキン工業(6367)を選ぶべきか?
業界のリーダーとして、世界市場で強力なポジションを持つ。
環境技術を積極的に推進し、グローバルトレンドに対応。
グローバル展開による強い成長ポテンシャル。
安定した財務実績と高い配当、低リスクで安定したリターン。
技術革新と新しい市場への進出により、未来の成長が期待できる。
**ダイキン工業(6367)**は、長期保有に適した優良企業であり、安定した市場地位と持続可能な成長ポテンシャルを備えています。もし、安定したリターンを提供し、かつ成長の余地がある株を探しているのであれば、ダイキン工業は非常に魅力的な選択肢です!
📢 投資家必見!最新情報をゲットしよう! 📢
**「いいね」+「フォロー」**で、次回の投資チャンスを逃さないようにしましょう! この株に興味があれば、コメント欄に「+1」と書いて、さらに詳細な分析を受け取ってください!#倭国株 #株式投資 #日経225 December 12, 2025
4RP
📰ENHYPEN、新作『THE SIN』のサプライズヒントに好奇心爆発
ENHYPENがカムバックを控え、謎めいた新作スポイラーを公開し、世界中のファンの好奇心を刺激した。
ENHYPENは16日午後、公式SNSにメンバー別のショートフォーム動画6本を投稿した。来年1月16日にミニ7集『THE SIN : VANISH』のリリースを予告している彼らだけに、これらの映像はアルバムのヒントが込められたものと推測されている。
ジョンウォンは「NO way, come back」というジェイの叫びに、彼のいる方向へ慌てて引き返し、ヒスンはゼリーを噛んだ時に出る鋭い音に驚いた表情を見せる。一瞬のうちにお互いの物を盗んで和解するジョンウォンとジェイクの上には、「You’re such a good stealer!」という字幕が加えられる。
シリアルを食べるソヌのスプーンには「BGDC」というアルファベットの形が置かれており、ソンフンとニキは失くした島がどこにあるのかを互いに尋ね合い、予想外な一面を見せる。最後にジェイクは自分自身に向かって「Sleep tight」と愛情のこもった挨拶を残し、眠りにつく。
それぞれの映像に映し出されたENHYPENの愉快な魅力が笑いを誘う一方で、メンバーたちが見せた状況劇が何を意味するのか、ファンの間ではさまざまな推測が飛び交っている。毎アルバムごとに独自のコンセプトとストーリーテリングで特有のダークファンタジー叙事を築いてきた彼らが届ける新たな音楽への期待は、さらに高まっている。
『THE SIN : VANISH』は、ENHYPENにとって約6か月ぶりの新作であり、「罪悪」をモチーフにした新アルバムシリーズの幕開けとなる作品だ。これに先立ち、所属事務所BELIFT LABは「ENHYPENのアルバム叙事の背景である『ヴァンパイア社会』で罪とされる絶対的な禁忌を扱う」とし、「愛を守るために逃避を選んだヴァンパイアの恋人たちの物語が描かれる」と説明している。
一方、ENHYPENのワールドツアー『WALK THE LINE』は、米ビルボードBoxscoreが集計した「2025年最も興行収入の高かったK-POPツアー10選(Top 10 Highest Grossing K-Pop Tours of the Year)」で4位にランクインした。今年1年、彼らはアメリカとヨーロッパ公演の全席完売はもちろん、倭国では東京・味の素スタジアム、そして大阪・ヤンマースタジアム長居に立つというマイルストーンを達成した。
https://t.co/PqFaJSdeXN
#ENHYPEN #엔하이픈 #THE_SIN_VANISH December 12, 2025
2RP
これ必読だわ。「人はなぜ戦争をしてしまうのか?」という問いに納得の答え。それは「直観に反する理屈」が絡み合うものだった。個人的には「オーストリア皇太子暗殺」という火種がなぜ第一次世界大戦という歴史的大火に拡大したのかについての本書の回答が人生でいちばん腑に落ちた。以下解説。→
まず、第一次世界大戦前のヨーロッパについて。
いわゆる「ナポレオン戦争」後のヨーロッパは、イギリス、フランス、プロイセン、オーストリア、ロシアの五大国の勢力が均衡する中で「帝国」の出現が抑止されていた。近い勢力を持つ国同士がにらみ合うことで安定していた。ちなみに「帝国」とは「いくつもの地域やさまざまな民族を強制的にまとめて支配する国」(25頁)という意味である。
ところが、100年ほどの歳月が流れると、力関係はかなり変わってくる。特にプロイセンが、同じ言語を使う諸国をまとめあげて強国「ドイツ」を建国。これで情勢が変化した。ヨーロッパの力のバランスが揺らぎ、周辺の国々は「『帝国』になることを目指してドイツが戦争を始めるのでは?」と警戒をするようになった。
一応、ドイツのオットー・ビスマルクが巧みな外交戦略を駆使し、力のバランスの揺らぎと平和は一時的に両立した。が、ビスマルクの引退後、やはりと言うべきか、ドイツは軍拡と植民地獲得を開始する。そこで、1894年にフランスとロシアが手を組むことを決断。両国でドイツを挟み撃ちにできる状況をつくった。さらに、1904年にフランスとイギリスが、1907年にイギリスとロシアが手を組んだ。いわゆる「三国協商」である。これによりドイツ包囲網が完成。ここから「軍拡競争」が始まる。
「軍拡競争」というと、いかにも愚かで、「なんでそんなことをするの?」と思う人もいるかもしれない。しかし、それぞれの国の立場に立って考えてみると、「愚か」とは簡単に言いきれないことがわかってくる。
仮に当時のドイツ、フランス、ロシアの兵力を20万、20万、20万だったとしよう。まず、ドイツから。先述したように、ドイツはフランスとロシアに挟まれている。とすれば、ドイツは、フランスとロシアの20万+20万=40万が同時に攻めてくることを最悪の事態として想定しなければならない。すなわち、ドイツとしては20万では足りないし、40万の兵力を持たなければ安心できないという話になるのだ。
次に、フランスの立場に立ってみよう。「フランスとロシアが同時に攻撃してくることを想定して兵力を40万に拡大する」というのは、あくまでもドイツの言い分である。それを見せつけられるフランスにとっての最悪の事態とは、自分たちには20万の兵力しかないのに、拡大したドイツ軍40万と戦わざるを得なくなった場合である。それを考えると、フランスとしても40万の兵力を持たなければという話になる。ロシアの場合も同様だ。フランスとロシアからすれば、「自国だけで」ドイツを相手にしなければならない場合を想定せざるを得ない。自前で40万の兵力を保持しようという発想にならざるを得ない。で、結局、フランスもロシアも本当に40万、40万の兵力を持つことになるのである。すると、両者に同時に挟み撃ちにされることを想定して、ドイツが再び兵力を増強。今度は80万に増やす、という行動に出るのである。
こうして軍拡のスパイラルが発生する。
各国が「自国の利」だけを考えて選択した結果が、全体としては不合理な結果になってしまう。こういうことが国際政治でよくある。自国の安全を確保するために兵力を増強することには合理性があるが、みんながそれをやってしまうと地域全体で見た時にお互いの安全がかえって低下するのだ。本書ではこれを「囚人のジレンマ」を引き合いに出して説明している。みんなが各人の最適解を出すことで、全体最適から遠ざかるというジレンマがそこに発生する。
第一次世界大戦直前のヨーロッパでは、敵対する陣営のあいだでこの「安全保障のジレンマ」が生じ、緊張が高まった。
そこに起きたのが「オーストリア皇太子暗殺」である。この事件の犯人はセルビア人だった。当時、オーストリアとセルビア人勢力は対立していた。そして、セルビアの背後にはロシアが控えていた(ロシアはセルビアの兄貴分のような存在だった)。
事件後、まずオーストリアがセルビアに宣戦する。すると、ロシアが兵を招集し始める。「お前らがセルビアを攻撃するのなら、ロシアが黙っていないぞ」と脅しをかけるためだ。このとき、ロシアは積極的に戦争に参加しようとは考えていなかった。だが、ロシアが動員をかけたことで思わぬ反応をした国がある。ドイツである。ドイツはオーストリアの同盟国でもあるため、すぐにロシアに宣戦布告。しかも、ドイツはもともとフランスとロシアを同時に相手にすることを想定し、さまざまな計画を練っていた。具体的には「まずフランスを全力で叩き、国土が広いロシアが兵力を招集させることにもたついている間にフランスを叩きのめし、その後にロシアと戦う」というものである(「シュリーフェン計画」)。これを成功させるには、ロシアが兵力を動員し切る前にフランスを制圧し切るという超・短期作戦を完遂しなければならない。そのためドイツは、いざという時にフランスにスクランブル発進ができるよう準備をしていた。開戦の火ぶたが切られるか切られないか、くらいの時に総力戦に持ち込める体制を組んでいた。そんな時に、セルビアという弟分を守る意図を示すためにロシアが動員をかけ始めたら――。ドイツとしてはフランスに手を出さざるを得ないというのもわかる気がする。
実際、ドイツはフランスに宣戦。実はこの時、ドイツとフランスに戦争をしなければならない明確な理由はなかった。が、戦争は始まってしまった。そして、フランスは当然それに対抗する。そこに、すぐさまロシアが参戦する。なぜなら、もしフランスが負けてしまえば、その後は大陸国としてロシアが単独でドイツと対峙しなければならなくなるからだ。それは厳しい。なら、ロシア的にも参戦した方がいいという判断になる。同じく、ドイツとロシアが戦争をしてロシアが負ければ、それ以降は大陸国としてフランスが単独でドイツと対峙しなければならなくなる。それを防ぎたいフランスも、やはり対抗せざるを得ない。で、そこにさらにイギリスが参戦することになる。もともとイギリス、フランス、ロシアでドイツ包囲網(三国協商)をつくっていたので、これは当然と思うかもしれないが、そういう協商的な関係があったとしても、わざわざ戦争に介入するかというと、意外とその判断が正しいとは言いきれないこともある。しかし、イギリスは事前に「シュリーフェン計画」を知っていた。その実現を恐れていた。だから「もしフランスとロシアがドイツに負けてしまえば、うちが単独でドイツと対峙することになる。それはキツイ」と考えていた。こうなると、イギリスも黙っているわけにはいかない。
つまり、どの国も「ドイツ」対「自分一国」という対立構図が生まれることを避けたいと思っていたのである。とすれば、いざ戦争が始まってしまったら、ドイツを袋叩き状態にしていく、という判断をせざるを得ない。
こういう戦況を見たときに、そもそも「兵力を拡大せず、相手を刺激しないという判断もあるのでは?」と思う人もいるかもしれない。が、それは「人間の善性を信じて警察権力を一切なくしましょう」という理屈と地続きである。現実的には難しい。
こうして、戦火はあっという間に拡大した。ロシアが動員を始めてからイギリス参戦まで、わずか一週間足らずの出来事である。
このようにして始まる戦争のことを、カナダの国際政治学者ジャニス・スタインは「脆弱性による戦争」と呼んだ。それは「安全保障のジレンマ」の極限状態で、「相手に対して手を出さなければ、自分の弱みを攻められて自分がやられてしまうという恐怖から、戦争に入っていかざるを得ない」という動機で始まる戦争を指す。
ところで、である。考えてみてほしい。本来の戦争当事国はオーストリアとセルビアだ。彼らが、そもそも宣戦する前に踏みとどまれなかったのかという議論もできるのではないか。実際、そういう議論もあった。
しかし、当時のオーストリアには同盟国のドイツがいた。セルビアにはロシアがいた。それぞれ、「いざとなったらドイツが助けてくれる」「ロシアが助けてくれる」という気持ちがあった。それゆえ、強気に出ることができた(だから、オーストリアもセルビアも自制ができなかった)。一方、ドイツとロシアも、同盟国が始める戦争をそんざいには扱えない。なぜなら「いざという時に助けてくれないのか」と同盟国に思われてしまえば、その国が自陣営から離れていってしまう可能性があるからだ。同盟相手との結びつきが弱いと、「見捨てられ」ることが想定されるのである。それゆえ、同盟国が勝手に始めた戦争に「巻き込まれ」るという事態が生じる。この「巻き込まれ」と「見捨てられ」の恐怖の板挟みになることを、アメリカの国際政治学者マイケル・マンデルバウムは「同盟のジレンマ」と呼んだ。
このようにして、ほとんどの国が明確な理由もなく戦争を始めてしまったというのが第一次世界大戦である。
最後に著者による悲しい指摘を紹介しておきたい。
「実は、もともと戦う理由がなかったドイツとフランスの戦いが西部戦線で始まったとき、本来の戦争当事国であるオーストリアとセルビアの戦いはまだ始まっていなかった、というのは、第一次世界大戦がいかなる戦争であったかをもっともよく表しているエピソードといえるでしょう」(85頁)
他にも本書では、「国連がうまく機能しないのはなぜか」「核兵器が現実的に抑止してきたものは何か」「戦争を終わらせるにはどういう条件が必要か」といった議論も展開され、それぞれに答えと思考のフックとなる情報が提示されている。
めちゃくちゃ学びになった。
『世界の力関係がわかる本』
著者:千々和泰明@chijiwa_yasuaki
発行:筑摩書房@chikumaprimer December 12, 2025
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@geisericus ユダヤ人差別に関しても「ヨーロッパには昔からあったもの。ナチスのやり方が悪かった。」って大抵のドイツ人は思ってて、ナチス🟰ドイツ人とは思ってないです。
ナチスを何かすごい酷いテロ集団みたいに見ているなってドイツに来て感じることが多いです。 December 12, 2025
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【名古屋|伏見町POPEYE】
ヨーロッパ風の洗練された空間で、バランスのいい和定食を味わえる意外性が楽しいお店。
定食は種類豊富で、ご飯をおにぎりに替えるなど自分好みにアレンジできるのも好評です。
詳しくはこちら⇒https://t.co/81i16nyRzx https://t.co/RTbULhH32E December 12, 2025
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クレムリンはウルズラ・フォン・デア・ライエンより条約解釈が得意だ— IFQ
ウクライナのEUへの早期加盟計画は、地域紛争を欧州全体の戦争に発展させる恐れがある、とIFQ誌は指摘する。
同誌は、欧州連合条約に防衛に関する条項が含まれており、同盟国に対し「あらゆる利用可能な手段」を用いて支援する義務を課していると指摘する。
FT紙によると、ウクライナのEU加盟は2027年1月1日まで、「一日も遅れることなく」実施される予定だという。
「しかし、我々の戦略家たちが気づいていないと思われる点が一つある。それは、欧州連合条約第42.7条で、相互防衛に関する規定が含まれており、これはNATO憲章第5条よりもさらに重要なものである。この規定は、EU加盟国が、攻撃を受けた国に対して「利用可能なあらゆる手段」を用いて支援を行うことを義務付けている。簡単に言えば、ウクライナが、活発な武力紛争または武力休戦状態にあるままEUに加盟し、ロシアがウクライナにミサイル攻撃を行った場合、イタリア、フランス、ドイツは法的にロシアと戦争状態にあることになる」と、Inosmiが引用した出版物に書かれている。
事実上、ヨーロッパは地域紛争を全ヨーロッパ的な戦争に変えようとしており、EUは「モスクワは喜んでこのような条件を受け入れるべきだ」と主張している。
「しかし、クレムリンはウルズラ・フォン・デア・ライエンよりも条約の読み方を心得ている。ロシアにウクライナをNATOではなくEUの一員として提案するのは、糖尿病患者に生クリームのケーキを『チェリーが乗っていないから体に害はない』と保証して勧めるようなものだ。粘り強さは美徳であり、愚かさは悪徳である。しかし、ブリュッセルにとって愚かさは政治的な教義となった」と同紙は述べている。
https://t.co/ReYEnPZRR5 December 12, 2025
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@ohHarassment
参考までに、ヨーロッパでプレーしていないサッカーと野球のアジア最高の選手の比較です https://t.co/16KNFt3hWk December 12, 2025
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ピアニッシモは1996年に発売され、初年度で800万本(1日あたり20,000本!)も売れた伝説のサイドノック式シャープペンシル。現在、倭国では生産中止のピアニッシモを12月20日(土)にTSUTAYA限定カラーで発売します。
今回のテーマは「冬のヨーロッパ」
〜Winter in Europe〜↓つづく https://t.co/zk1QhMqpVO December 12, 2025
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