障害は大事な資産だと考えている。

どんなシステムにも障害は起きるもの。大切なのは、その失敗を次への糧にしていくこと。しかし多くのチームでは、障害報告が始末書のように扱われてしまっている現実がある。

ハインリッヒの法則を思い出してほしい。1件の重大事故の背後には29件の軽微な事故、300件のヒヤリハット事例が隠れている。つまり小さな障害こそが、重大な事故を防ぐ鍵になるということ。

障害報告で重要なのは現象面の記述。

「HogeFuga_master DBの物理障害」ではなく「Hoge表示画面でinternal server errorが表示される」と書く。技術者以外も理解できる表現にすることで、営業やサポート部門との連携もスムーズになる。

再発防止策は直接原因だけでなく、間接的な問題まで掘り下げることが肝心。障害の影響度は「影響範囲×金銭的重要性×対応時間」で決まる。この式を意識すれば、より効果的な対策が見えてくる。

良い再発防止策とは、その種類の問題について二度と意識することがなくなる解決策。逆に「ちゃんと」「しっかり」というフレーズが出たら危険信号だ。
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エンジニアなら誰でもいいですか、と聞かれても紹介したくない理由

優秀なエンジニアほど選ぶ側にいることを理解していない会社が多すぎる

人手不足を訴える前に、なぜ人が辞めるのか、なぜ魅力が伝わらないのかを考えてほしい

採用は恋愛と同じで、相手への関心なく自分の話ばかりしていては誰も振り向かない

顔も出さない、挨拶もしない職場で、どうして人が集まると思うのだろうか

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