エディントンへようこそ 映画
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2025.12.17 06:00
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アリ・アスター『エディントンへようこそ』、反ワク反マスク、コロナは茶番、ディープステート…と、ここ数年の陰謀論界隈のワードがてんこ盛りで、最近『陰謀論と排外主義』を読んだこともあって個人的にめっちゃタイムリーな作品だった。→ https://t.co/JuEGmalrvu December 12, 2025
『エディントンへようこそ』をご覧なられた方は、ぜひジョン・フォードの1946年の西部劇『荒野の決闘』がおすすめです。冒頭から標識に書かれたタイトルバック、高台から望む街の全景など、共通点が多いです。 December 12, 2025
平日の昼間にぽっかりと時間ができた際、ふらりと映画館に足を運べたりするのはフリーランスの特権のひとつ。しかもこの年齢になるとシニア料金で観られたりするのだからありがたい。
きょう観てきたのはアリ・アスターの監督・脚本による『エディントンへようこそ』。物語の舞台はニューメキシコ州の小さな街。ホアキン・フェニックス演ずる主人公はそこの保安官で、時代設定はコロナ過の頃。マスクを付けるか否かという些細な諍いが、さまざまな時代的事情が絡み合いながら雪だるま式に肥大化し、とんでもない事態になっていく。そして最後は……。
想定していたとおりスリラーと風刺、ダークコメディの色味が入り混じっていて、後味はかなり嫌~な感じ。どこかそれを期待しながら観に行っていたところもあった。そしてここに描かれているのは、まさしく現代社会の縮図。この種の映画を観ると「アメリカにおける大都会はごく一部で、大半はこんな街なんだろうな」などと感じさせられることも多いが、今の世の中、どんなところに住んでいようとボタンの掛け違えひとつでこれに近いことは起こり得るのではないか。そんな怖さも感じさせられる。
パンデミックがなかったら、きっとこの物語が生まれることはなかったのだろう。それこそミュージシャンの取材をしていても「あの時期がなければこのアルバムは生まれ得なかった」みたいな発言を聞くことは多々あるが、たとえばその影響が具体的に歌詞やアートワークに反映されている場合もあれば、もっと内面的な次元で「あの時期に考えるための時間ができたことで、自分がいちばんやりたいことを見極められた」というような話を聞くことも多い。しかし映画の世界では、あの出来事を発端としながらこんなとんでもない作品が生まれてしまったりするのだな、とも感じさせられた。
好き嫌いのわかれる作品だろうし、繰り返しになるが、後味も決して良くない。しかしなんだかもう一度くらい劇場に足を運んで観ておきたいと思わせる作品だった。
映画『%23エディントンへようこそ』公式サイト|2025年12月12日(金)全国ロードショー https://t.co/H0sNLaiOlb December 12, 2025
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