【お知らせ】

第１２９回京都・大阪市民読書会を以下の通り開催します。

課題本：朝井リョウ『イン・ザ・メガチャーチ』
日時：１２月２１日（日）
場所：京都駅付近の会議室

誰かを推している方、初参加の方、本を普段あまり読まないという方、大歓迎です！
詳細は→ https://t.co/qaXBpOASHd https://t.co/SdbvOevYqC December 12, 2025

『おいしいごはんが食べられますように』の高瀬隼子の最新短編作『ふたえ』は、久しぶりに会った父親(67)が二重に整形していた、ところから物語が始まる。

朝井リョウの『イン・ザ・メガチャーチ』では中年男性がメイクをし始める描写があったが、今作は初老男性の整形。しかも父親。

何故、67歳のどこにでもいるおじさんが整形する、つまり「美」を追求し、固執していくのか。様々な社会的抑圧に目配せをしつつ、距離を置いた冷ややかとも言える娘の視点で父の実像を描いていく。

安易に答えを出さない姿勢に好感が持てるし、ラストに登場する母親と「◯◯」の存在が、高瀬隼子のいい意味での意地悪さが垣間見えてグッときた。 December 12, 2025

『イン・ザ・メガチャーチ』読了。推し活、ファンダム経済を題材にした小説なんだが、なかなかおもろかった。MBTI、イエベ・ブルべ、骨格ストレート・ウェーブのワードを知らんおっさんは読むべき・・・(ワイは知ってたけど、つーか日経新聞の夕刊で連載されてたんか December 12, 2025