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水の流れ
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2025.12.02 05:00
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こんばんは♪
中津城フォーラム町長、松下哲也ジュニアです🏯
きょうは、“地の底の水が守った暮らし”――中津藩の井戸掘り師と城下井戸の文化についてお話しします🤗
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中津は河口に開けたまちですが、海水が入り込む地域でもあり、
“良い水をどう確保するか”は藩政初期からの重要課題でした。
そこで活躍したのが、城下に専門職として存在した**井戸掘り師(いどほりし)**です。
井戸掘り師は、地層の性質や地下水の流れを読み取る熟練者で、
藩主奥平家の命によって、武家屋敷・町屋・寺社に井戸を掘り、
水の確保と安全を担っていました。
記録によると、井戸を掘る際には、地表の草の種類や土の湿気、
石の色の変化を観察し、地下の“水脈の筋”を判断していたといいます。
井戸掘りの技法は、まず円形に土を掘り下げ、
崩落を防ぐために側面へ“矢板(やいた)”と呼ばれる板を設置。
さらに深く掘り進めると、底へ玉石を敷き、
その上に木製の井筒(いづつ)を組んで水の流入を調整しました。
中津城下の井戸は、深さが5〜10mほどの“浅井戸”が多く、
山国川から続く伏流水(ふくりゅうすい)を利用していました。
水質は比較的良好で、城内の台所、寺子屋、商家の醸造など、
生活のさまざまな場面で役立っていました。
井戸はただの水源ではなく、“共同体の中心”でもありました。
朝になると町の女性たちが水汲みに訪れ、
そこで天気の話をしたり、家の出来事を話したり――
井戸端は、城下町の小さな“情報交換の場”でもあったのです。
井戸はまた、防火にも重要でした。
中津は海風が強く、大火の危険が高かったため、
火事の際には井戸の水を使って消火を行い、
井戸掘り師は“非常時の水の出方”まで確認していたと言われます。
藩は井戸の管理を徹底しており、
「年に一度は井戸浚(さら)いを行うこと」
「落葉・汚物を入れてはならぬ」
などの規定を町々に出していました。
井戸浚いの時期になると、町内の男衆が協力して底の泥を上げ、
井戸掘り師が最終確認を行う――
それは城下共同体の年中行事でもありました。
明治以降、水道の整備によって役割は薄れていきますが、
城下町の古い民家や寺院には、今も使われてきた井戸が残り、
木枠や石枠、井筒の形から、当時の掘削技術を読み取ることができます。
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次に中津を散策するときは、路地の片隅にある古井戸にも目を向けてみてください。
その暗い水面の奥には、地の底から静かに流れ続けた“城下の命の水”と、
井戸掘り師たちの確かな技が、ひっそりと息づいています。
以上、中津城フォーラム町長、松下哲也ジュニアがお送りしました!
また明日のポストもお楽しみに🤗
#中津城 #デジタル城下町プロジェクト
Photo by 松下哲也ジュニア December 12, 2025
1RP
桔梗湯と桔梗石膏の使い分け
どっちも喉の痛みに使う漢方薬やけど桔梗湯の方が「喉にいらんもんが溜まって腫れてる」みたいな「流れが悪い系」喉の痛み向け。
対して桔梗石膏は「喉の痛みや赤みが強く渇いた感覚も目立つ」みたいな「熱と渇きが強い系」の喉の痛み向け
桔梗湯は桔梗と甘草
桔梗石膏は桔梗と石膏
つまりは甘草と石膏の違いになってくる。
甘草は簡潔に関しては「平」
つまり温めも冷やしもしない
抗炎症作用はあるけどマイルドで他の生薬のアシスト的なニュアンスもある
石膏はガッツリ冷やして潤す。炎症が強い人に使う漢方薬には石膏がよく含まれる
桔梗は肺の気の流れを整える生薬。
肺は身体表面の気や水の流れに関与してるから、桔梗で肺の働きをアシストすることで皮膚や粘膜など身体の表面で何かが停滞してるようなのを改善する。
だから桔梗湯はこの働きがメイン。
桔梗石膏にもこの働きはあるけど石膏で炎症を冷ます役割が大きくなる。
話は変わるけどGeminiで黒板風のまとめも簡単に作れますね(笑) December 12, 2025
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