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2025.12.09 09:00
:0% :0% (40代/男性)
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私がセガサターンで最も長い時間プレイしたゲームは、実はバーチャファイターでもパンツァードラグーンでもない。
ピンボールゲームの「ラストグラディエーターズ」「ネクロノミコン」の2作である。
更にデジタルピンボール最高峰は何かと聞かれたら、私は今でもこの2作であると即答する。(続く)
ボールの挙動に関する物理演算云々は詳しくないのだが、とにかく快適にプレイできるのだ。
ピンボールは基本的にフィールドが広いためスクロールさせたり視点を低くして無理やり1画面に収めたりするものが多く、どうしてもプレイ感覚が悪くなってしまう。しかしこの2作は、盤上の仕掛けやギミックをギュッと絞り、台の長さを抑えて無理なく1画面に収めており実にプレイしやすい。
そして、実機のドットマトリクスディスプレイ(DMD)を模した演出も渋くて実にカッコいい。サターンの性能ならもっと派手な演出も可能であるはずなのに、実機のDMDを思い起こさせる抑えた表現を採用しているのが心憎い。そうそう、これだよ!という感じなのである。
そして特に私が気に入っているのが音楽だ。2作ともハードロック/ヘヴィメタルがガンガン鳴り、しかも楽曲のクオリティが異様に高い。
「ネクロノミコン」の方はドリーム・シアターというトップクラスのプログレッシブ・ヘヴィメタルバンドのギタリスト、ジョン・ペトルーシが書き下ろした楽曲が全編で使われており、そのどれもが本当に素晴らしい出来。
そして、私が更に大好きなのは「ラストグラディエーターズ」の音楽だ。
古代ローマの剣闘士、中世の騎士の英雄譚、倭国の戦国時代、ダークファンタジー、それぞれのテーマにピッタリ合ったヘヴィメタルミュージックが用意されている。
メインテーマだけでなくミニゲームごとに用意された短い曲(大量にある)に至るまで、どれもが非常にカッコいい。サントラが出た時はソッコーで購入し、今も愛聴している。
現代のド派手なデジタルピンボールと比べると地味な感じがするかもしれないが、プレイアビリティ/演出/音楽がこれほどバランス良くかつハイレベルにまとまっているデジタルピンボールを私は他に知らない。
(可能性は非常に低いと思うが)セガサターンミニがもし出るとしたら、この2作は是非入れてほしい。約30年前にこんなにもクールなデジタルピンボールがあったことを、多くの人に知っていただきたいと強く思っている。
追伸:スマホが映っている動画は、2010年にApple Storeで配信されたラストグラディエーターズだ。私は今も時々これを外に持ち出して移動時間などにプレイしている。ちなみにこれはiPhoneではなく、iPod Touchである。もう配信されていないから、このiPod Touchは絶対に捨てられないのだ。
#レトロゲーム December 12, 2025
8RP
【16火変更あり】ライブミュージック放送予定🎄
9火 田淵ひさ子🎸誕生祭🎂 @AD22897751
10水 A.B.C-Z🦐誕生祭🧡
11木 水木一郎 旅立ちから三年 ~不滅の鋼鉄讃歌〜🤖 @anioto862
12金 TOBE🛩️ @1217_miiii
13土 なにわ男子👦 @radiiro_7
14日 Kis-My-Ft2🛼
15月 西城秀樹🍛 @9NzFe3W1p1tcKhf
16火 BARBEE BOYS 4 PEACE🐝&KONTA🎷 @AD22897751
17水 SUPER EIGHT♾️
#FMおとくに December 12, 2025
3RP
キンプリのTheaterを渇望している皆さまに朗報✨
12/10のナイナイミュージックでパフォーマンスが見れますよー🔥
楽しみだっ😆💛🖤💕
髙橋海人 永瀬廉
#髙橋海人 #永瀬廉 #KingandPrince https://t.co/oprgyCD2OB December 12, 2025
1RP
[📖]NAVER|251208更新🆙
ALPHA DRIVE ONE、すでに熱い反応…「FORMULA」倭国LINE MUSICで1位
🔗https://t.co/tDUzpBucZW
【内容】
新鋭ボーイズグループ ALPHA DRIVE ONEが、来年1月12日に正式デビューする。
ALPHA DRIVE ONE(リオ、ジュンソ、アルノ、ゴヌ、サンウォン、シンロン、アンシン、サンヒョン)は、8日午後2時(KST)に公式SNSを通じて、1stミニアルバム『EUPHORIA』の予約販売案内と、アルバムパッケージの構成を公開し、デビューへの期待をさらに高めた。
ALPHA DRIVE ONEの1stミニアルバム『EUPHORIA』は、フォトブックバージョン2種(“STAR ROAD”バージョン・“FREAK ALARM”バージョン)と、“JEWEL CASE”バージョンの全3形態で公開される。パッケージ構成品が同時に公開され、さらに高まる好奇心の中、アルバム全体のコンセプトと新曲への期待感が集まっている。
公式デビューアルバムとなる1stミニアルバム『EUPHORIA』には、メンバーそれぞれが歩んできた夢への道のりと、その旅路が一つに集まり形づくられる瞬間が込められている。長い準備期間を経て、デビューに向かうスタートの緊張感と胸の高鳴りを、ALPHA DRIVE ONEならではのエナジーと物語として表現する予定だ。
ALPHA DRIVE ONEは、Mnet『BOYSⅡPLANET』で全世界約2,600万票の支持を受け第3位で誕生したグループ。
『2025 Mnet ASIAN MUSIC AWARDS(2025 MAMA AWARDS)』ではデビュー前にもかかわらず“FORMULA”のステージで披露され、正式デビュー前からグローバルな関心を集めている。
先月3日、各音源サイトを通じて発表された先行公開曲「FORMULA」はグローバル人気も非常に高い。リリース直後、複数の音源サイトのリアルタイムチャートで1位を記録し、週間チャートでも上位圏を席巻。韓国国内主要音源サイトのリアルタイムチャートで1位、そしてグローバルチャートでも上位を記録し、正式デビュー前にして強力な存在感を示している。
また、公開直後からMelon最新チャート(1週)およびGenieミュージック最新チャート(1週)でそれぞれ3位、Bugsでは100位圏内にランクイン。さらに倭国でも好成績を収め、倭国のLINE MUSICでは最新チャートで実績1位、倭国iTunes K-POPチャートでも1位を記録した。
倭国、インドネシア、タイ、ポーランドなど世界11地域のiTunes“トップソング”チャートでも10地域で1位を獲得するなど、ALPHA DRIVE ONEのグローバルな存在感が証明されている。
また、先行公開曲「FORMULA」のパフォーマンスビデオは、公開から3日で再生数200万回を突破し、さらにデビューへの期待が高まっている。
#ALPHADRIVEONE #ALD1 #알파드라이브원 December 12, 2025
1RP
"私はこの曲が聴きたいんだBOX"を設置しました🫶
皆様の好きな曲、盛り上がる曲を教えてください!!
#ミュージックロウリュ ⚡️⚡️ https://t.co/XqxeDJzLrb December 12, 2025
1RP
Laura Jurd「Rites & Revelations」
彼女のイングランドとスコットランドのルーツにあるフォークミュージックとジャズやアヴァンギャルドな要素を融合させた作品
その感情表現の豊かさとジャンルを超えた独創的なアプローチが高く評価されている
流石はあんぷらぐ先生、素敵な音楽をお聴きになります https://t.co/y97eN7taGU https://t.co/MitCj9gmxJ December 12, 2025
1RP
新刊割り付け終了。あとは各所に確認待ち。奥村御大から図案再使用の許可ももらいました。新刊『エレベーター・ミュージック・イン・ジャパン 倭国のBGMの歴史』《拡張版》たぶん1月中旬には出せそう。YMOも平沢師匠もイノヤマランドも出てきます。『BGM』を深掘りするための必読の書になれば。 https://t.co/xl0Df8fPzt December 12, 2025
1RP
【Christmas BGM】早朝の森林浴を楽しむスタバカフェミュージック 最高のおうち時間を過ごす STARBUCKS https://t.co/iTZNH06cIf https://t.co/UHFraoWQhn December 12, 2025
れぇん💕おはよう☀︎
🥇🥈✨にあがってる❣️
嬉しいね廉くん
昨日はずっとうごいてたのよね
番宣もあるしLIVEの準備もあるし
多忙だよねぇ
毎日頑張ってるのエラいエラい💮
12/10(水)はSPウィーク!『FNS歌謡祭』『ナイナイミュージック』の流れで|文化放送 #永瀬廉 https://t.co/Srua4lT0Pm December 12, 2025
12/10(水)は
🌟SPウィーク!『FNS歌謡祭』『ナイナイミュージック』の流れでぜひ♪
「Snow Man の宮舘さん」ラジオでアレを💌
📕「100の雑学」廉くんが最近仕入れた雑学を披露🫶 楽しみ🥰
5れんれん🖤👏凄い✨
🥇…12/10(未) 🥈…12/3
#永瀬廉
#KingandPrince
|文化放送 https://t.co/5hvL1Fv1RW December 12, 2025
昨日は梅田にあるミュージックバーで歌いました。お客様同士でセッションが始まる素敵なお店✨✨私も最後にロマンス宣言をご一緒しました!
今日は大阪2日目!行ってきます! https://t.co/KtzJ4mqkPU https://t.co/GmtowRc1vb December 12, 2025
2014年2月19日ブログ過去記事再掲
ポールのアルバム: 『プレス・トゥ・プレイ』
1986年に発売されたアルバム『プレス・トゥ・プレイ』はファンの間でも評価が分かれる異色作であり、それまでのポールのアルバムと比べるとチャート成績、レコード売上共に振るわなかったという意味ではポールの失敗作(?)の一つに数えられるかもしれない(イギリス最高位8位、アメリカでは全く振るわず最高位30位)。
ともかく発売当時はかなり否定的な意見が大勢を占めていたと僕自身は記憶している(というか、この頃僕の周囲にはリアルタイムでポールを聴いている人がほとんどいなかった)。
また個人的な意見では、一般的な意味でポール人気にかなり陰りが見えてきたと感じられたのもちょうどこの頃である。
前作『ヤア!・ブロード・ストリート』まではなんだかんだいってポールはまだまだ半分アイドルのような扱いをされていたものだ。
しかし、『ひとりぼっちのロンリー・ナイト』のスマッシュヒット(英2位、米5位)で気を吐いたものの、映画『ヤア!ブロード・ストリート』の評価・興行成績は惨憺たるもので、アーティストとしてのポールの評価はこれ以降明らかに下降線を描くことになる。
そして本作『プレス・トゥ・プレイ』以後はそれまでのように大ヒット曲を連発することも全くと言っていいほどなくなってしまった。端的に言うとシングルが売れなくなってしまったのである。
1970年代から80年代の初めにかけて、ポールは面白いようにシングルヒットを量産した。だが、シングルヒットという観点から見ると『プレス・トゥ・プレイ』は明らかにポールの全キャリアにおいて大きな分岐点になっているように思われる。実際に『プレス・トゥ・プレイ』以前と以後のシングル盤のチャート成績をまとめると以下のようになる。
『プレス・トゥ・プレイ』以前(1970年~1985年)
イギリス 1位(3枚) 10位以内(22枚)※1位3枚を含む
アメリカ 1位(9枚) 10位以内(21枚)※1位9枚を含む
『プレス・トゥ・プレイ』以後(1986年~現在)
イギリス 1位(0枚) 10位以内(1枚)『ワンス・アポン・ア・ロング・アゴー』(最高位10位)
アメリカ 1位(0枚) 10位以内(0枚)
あくまでも結果論だが、1970年からの16年間にイギリス、アメリカ共に実に20枚以上のトップ10ヒットを送り込んだポールが、『プレス・トゥ・プレイ』以降は現在までの28年間にイギリスでたった1枚のトップ10ヒットしか出せていないのである(しかもアメリカでは0枚)。
これはかなりショッキングな数字である。このデータからわかるのは、明らかに『プレス・トゥ・プレイ』を境にして、レコード購買層の中心を担う若者たちがポールのレコードを買わなくなり、それまではポールのレコードを買っていた人たちまでもが「ポール離れ」を起こし始めたということである。
しかし、果たしてこのアルバムは本当にそんなにも悪い作品だったのだろうか?
オリジナルの発売から四半世紀以上が経過した2014年の現在、僕は久しぶりにこのCDを棚から取り出し、初めから終わりまで通しでこのアルバムを聴いてみた。すべての偏見を頭から取り払って…。
『ストラングル・ホールド』からボーナス曲『タフ・オン・ア・タイト・ロープ』まで13曲。
オリジナルは全10曲だったが、3曲のボーナスを含めても1枚のアルバムとして何の違和感もなく聴き終えることができた(よくあるようにボーナス曲がアルバムのカラーと合っていないという感じは少なくともこのアルバムからは全く感じられなかった)。
まず素直な感想:全ての曲がただ素晴らしかった。僕はひたすら純粋にこのアルバムを楽しんでいた。
発売から28年目の再評価。これはポール・マッカートニーの異色作などではなく、彼が切り開いた新たなる地平であるように思われた。
彼の偉大なる足跡に新しい一歩を刻む記念すべき意欲作だった。
誤解を恐れずに言うならば、この作品はポールのもう一つの名作となるべきアルバムだったのだ。
ただ、このアルバムにはわずかながらポールらしくない「迷い」といったものが影を落としていた。僕が感じるマイナス要因といえばただそれくらいのものである。
しかし、これも今となっては立派なアルバムの個性だ。
毎回同じような曲、同じようなアルバムばかりではつまらないではないか。そして無限ともいえるバリエーションこそがマッカートニー・ミュージックの本領なのだから、僕はポールが『プレス・トゥ・プレイ』でちょっとした冒険をしてくれたことを今ではとても感謝しているのである。
それでも1986年の発売当時は、僕はこのアルバムに対してしばらく否定的な感情を持ち続けていたことを告白しなければならない。
僕は特に『プリティ・リトル・ヘッド』や『トーク・モア・トーク』、『グッド・タイムズ・カミング』のような曲をポールがアルバムに入れた事が許せなかったのである。
なぜこんなにも単調で退屈な曲をポールがわざわざやらなくてはいけなかったのか?しかも『プリティ・リトル・ヘッド』はシングルカットまでして…。
それにシングルの『プレス』はいい曲なのに、アレンジがどうも気に入らなかった。また、全体的にリズムとドラムスの音が強調されていることもポールが当時の売れ線に迎合しているような気がして好きにはなれなかったものだ。
それでもアルバムを繰り返し聴き続けるうちに、僕はこの作品の良さをだんだんと理解するようになっていった。
『オンリー・ラヴ・リメインズ』はソロ期のベスト・バラードのひとつに数えられる名曲だったし、『フットプリンツ』や『タフ・オン・ア・タイト・ロープ』は僕が好きないつもながらのポール路線を汲む佳曲だった。
『ムーヴ・オーヴァー・バスカー』『ストラングル・ホールド』のようなマッカートニー印のロックナンバーもちゃんと押さえてあった。
ただそれらの“ポールらしい”曲に混じって、それまでにはなかった取っ付きにくいタイプの曲がこのアルバムに“ポールらしくない”作品というイメージを与えていたことはたしかだろう。
『グッド・タイムズ・カミング』『トーク・モア・トーク』『プリティ・リトル・ヘッド』『アングリー』『イッツ・ノット・トゥルー』などの曲は、それまでのポールの作風にはあまり見られないタイプの作品だった。
だが、偏見なしにこれらの曲を聴けば、ポールはビートルズ解散から16年を経ても尚、常に新しいことに挑戦し続けていたのだということがわかる。それはポールの挑戦であり、実験であり、賭けでもあったのだ。
制作面での大きな特徴は、まず13曲中8曲をエリック・スチュアートと共作したこと、多くのゲスト・ミュージシャンを迎えたこと、そしてプロデューサーに当時売れっ子のヒュー・パジャムを起用したことなどである。
スティービー・ワンダーから始まったポール共作の時代はその後マイケル・ジャクソン⇒エリック・スチュアート⇒エルヴィス・コステロと続いてゆくが、本作で楽曲的にアッと驚くものが生まれなかったのは、ポールとエリックがひょっとしたら本質的に同じタイプのミュージシャンだったからなのかもしれない。
特にポールの場合、異なる個性との間に生じる摩擦、刺激、葛藤などが良い作品を生む起爆剤となるからだ。
それといつも面白いと思うのは、ポールの場合多くのゲスト・ミュージシャンを迎えても、出来上がった曲があまりそれを感じさせることがないのである。
ハッキリ言っていつもと変わらない感じなのだ。どうせならもっと豪華な感じに仕上げてしまえばいいのに、と思うのだがほとんどそうはならない。本作もそれまでになかったほど多くのミュージシャンが参加しているのだが、個人的には今回も例に漏れず…といった印象である。
プロデューサーのヒュー・パジャムに関しては、ポール以外に大変な実績を残している人だから、単純にあまり相性が良くなかっただけなのかもしれない。
好きな曲ベスト5
1.『オンリー・ラヴ・リメインズ』
一般にあまり知られていないのが残念なほどの名曲。すばらしいスタジオライヴのパフォーマンスも映像で残されている。
2.『イッツ・ノット・トゥルー』
最初嫌いだったが、聴けばきくほどハマっていった。ある意味ポールにしか作れない曲だと思う。
3.『プレス』
別アレンジでも聴きたかった。”You can give me what I want ”のくだりは最高。さすがポール。
4.『タフ・オン・ア・タイト・ロープ』
僕が一番好きなポールの原型がここに。
5.『アングリー』
その疾走感はポールの作品中でも最上位かな。
ロックバンド ビートルズ音楽ポスター (18) パネル モダン部屋飾り 壁の絵 インテリア ホームアートワーク
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2014年2月19日ブログ過去記事再掲
ポールのアルバム: 『プレス・トゥ・プレイ』
1986年に発売されたアルバム『プレス・トゥ・プレイ』はファンの間でも評価が分かれる異色作であり、それまでのポールのアルバムと比べるとチャート成績、レコード売上共に振るわなかったという意味ではポールの失敗作(?)の一つに数えられるかもしれない(イギリス最高位8位、アメリカでは全く振るわず最高位30位)。
ともかく発売当時はかなり否定的な意見が大勢を占めていたと僕自身は記憶している(というか、この頃僕の周囲にはリアルタイムでポールを聴いている人がほとんどいなかった)。
また個人的な意見では、一般的な意味でポール人気にかなり陰りが見えてきたと感じられたのもちょうどこの頃である。
前作『ヤア!・ブロード・ストリート』まではなんだかんだいってポールはまだまだ半分アイドルのような扱いをされていたものだ。
しかし、『ひとりぼっちのロンリー・ナイト』のスマッシュヒット(英2位、米5位)で気を吐いたものの、映画『ヤア!ブロード・ストリート』の評価・興行成績は惨憺たるもので、アーティストとしてのポールの評価はこれ以降明らかに下降線を描くことになる。
そして本作『プレス・トゥ・プレイ』以後はそれまでのように大ヒット曲を連発することも全くと言っていいほどなくなってしまった。端的に言うとシングルが売れなくなってしまったのである。
1970年代から80年代の初めにかけて、ポールは面白いようにシングルヒットを量産した。だが、シングルヒットという観点から見ると『プレス・トゥ・プレイ』は明らかにポールの全キャリアにおいて大きな分岐点になっているように思われる。実際に『プレス・トゥ・プレイ』以前と以後のシングル盤のチャート成績をまとめると以下のようになる。
『プレス・トゥ・プレイ』以前(1970年~1985年)
イギリス 1位(3枚) 10位以内(22枚)※1位3枚を含む
アメリカ 1位(9枚) 10位以内(21枚)※1位9枚を含む
『プレス・トゥ・プレイ』以後(1986年~現在)
イギリス 1位(0枚) 10位以内(1枚)『ワンス・アポン・ア・ロング・アゴー』(最高位10位)
アメリカ 1位(0枚) 10位以内(0枚)
あくまでも結果論だが、1970年からの16年間にイギリス、アメリカ共に実に20枚以上のトップ10ヒットを送り込んだポールが、『プレス・トゥ・プレイ』以降は現在までの28年間にイギリスでたった1枚のトップ10ヒットしか出せていないのである(しかもアメリカでは0枚)。
これはかなりショッキングな数字である。このデータからわかるのは、明らかに『プレス・トゥ・プレイ』を境にして、レコード購買層の中心を担う若者たちがポールのレコードを買わなくなり、それまではポールのレコードを買っていた人たちまでもが「ポール離れ」を起こし始めたということである。
しかし、果たしてこのアルバムは本当にそんなにも悪い作品だったのだろうか?
オリジナルの発売から四半世紀以上が経過した2014年の現在、僕は久しぶりにこのCDを棚から取り出し、初めから終わりまで通しでこのアルバムを聴いてみた。すべての偏見を頭から取り払って…。
『ストラングル・ホールド』からボーナス曲『タフ・オン・ア・タイト・ロープ』まで13曲。
オリジナルは全10曲だったが、3曲のボーナスを含めても1枚のアルバムとして何の違和感もなく聴き終えることができた(よくあるようにボーナス曲がアルバムのカラーと合っていないという感じは少なくともこのアルバムからは全く感じられなかった)。
まず素直な感想:全ての曲がただ素晴らしかった。僕はひたすら純粋にこのアルバムを楽しんでいた。
発売から28年目の再評価。これはポール・マッカートニーの異色作などではなく、彼が切り開いた新たなる地平であるように思われた。
彼の偉大なる足跡に新しい一歩を刻む記念すべき意欲作だった。
誤解を恐れずに言うならば、この作品はポールのもう一つの名作となるべきアルバムだったのだ。
ただ、このアルバムにはわずかながらポールらしくない「迷い」といったものが影を落としていた。僕が感じるマイナス要因といえばただそれくらいのものである。
しかし、これも今となっては立派なアルバムの個性だ。
毎回同じような曲、同じようなアルバムばかりではつまらないではないか。そして無限ともいえるバリエーションこそがマッカートニー・ミュージックの本領なのだから、僕はポールが『プレス・トゥ・プレイ』でちょっとした冒険をしてくれたことを今ではとても感謝しているのである。
それでも1986年の発売当時は、僕はこのアルバムに対してしばらく否定的な感情を持ち続けていたことを告白しなければならない。
僕は特に『プリティ・リトル・ヘッド』や『トーク・モア・トーク』、『グッド・タイムズ・カミング』のような曲をポールがアルバムに入れた事が許せなかったのである。
なぜこんなにも単調で退屈な曲をポールがわざわざやらなくてはいけなかったのか?しかも『プリティ・リトル・ヘッド』はシングルカットまでして…。
それにシングルの『プレス』はいい曲なのに、アレンジがどうも気に入らなかった。また、全体的にリズムとドラムスの音が強調されていることもポールが当時の売れ線に迎合しているような気がして好きにはなれなかったものだ。
それでもアルバムを繰り返し聴き続けるうちに、僕はこの作品の良さをだんだんと理解するようになっていった。
『オンリー・ラヴ・リメインズ』はソロ期のベスト・バラードのひとつに数えられる名曲だったし、『フットプリンツ』や『タフ・オン・ア・タイト・ロープ』は僕が好きないつもながらのポール路線を汲む佳曲だった。
『ムーヴ・オーヴァー・バスカー』『ストラングル・ホールド』のようなマッカートニー印のロックナンバーもちゃんと押さえてあった。
ただそれらの“ポールらしい”曲に混じって、それまでにはなかった取っ付きにくいタイプの曲がこのアルバムに“ポールらしくない”作品というイメージを与えていたことはたしかだろう。
『グッド・タイムズ・カミング』『トーク・モア・トーク』『プリティ・リトル・ヘッド』『アングリー』『イッツ・ノット・トゥルー』などの曲は、それまでのポールの作風にはあまり見られないタイプの作品だった。
だが、偏見なしにこれらの曲を聴けば、ポールはビートルズ解散から16年を経ても尚、常に新しいことに挑戦し続けていたのだということがわかる。それはポールの挑戦であり、実験であり、賭けでもあったのだ。
制作面での大きな特徴は、まず13曲中8曲をエリック・スチュアートと共作したこと、多くのゲスト・ミュージシャンを迎えたこと、そしてプロデューサーに当時売れっ子のヒュー・パジャムを起用したことなどである。
スティービー・ワンダーから始まったポール共作の時代はその後マイケル・ジャクソン⇒エリック・スチュアート⇒エルヴィス・コステロと続いてゆくが、本作で楽曲的にアッと驚くものが生まれなかったのは、ポールとエリックがひょっとしたら本質的に同じタイプのミュージシャンだったからなのかもしれない。
特にポールの場合、異なる個性との間に生じる摩擦、刺激、葛藤などが良い作品を生む起爆剤となるからだ。
それといつも面白いと思うのは、ポールの場合多くのゲスト・ミュージシャンを迎えても、出来上がった曲があまりそれを感じさせることがないのである。
ハッキリ言っていつもと変わらない感じなのだ。どうせならもっと豪華な感じに仕上げてしまえばいいのに、と思うのだがほとんどそうはならない。本作もそれまでになかったほど多くのミュージシャンが参加しているのだが、個人的には今回も例に漏れず…といった印象である。
プロデューサーのヒュー・パジャムに関しては、ポール以外に大変な実績を残している人だから、単純にあまり相性が良くなかっただけなのかもしれない。
好きな曲ベスト5
1.『オンリー・ラヴ・リメインズ』
一般にあまり知られていないのが残念なほどの名曲。すばらしいスタジオライヴのパフォーマンスも映像で残されている。https://t.co/ZVJ1zQSmID
2.『イッツ・ノット・トゥルー』
最初嫌いだったが、聴けばきくほどハマっていった。ある意味ポールにしか作れない曲だと思う。
3.『プレス』
別アレンジでも聴きたかった。”You can give me what I want ”のくだりは最高。さすがポール。
4.『タフ・オン・ア・タイト・ロープ』
僕が一番好きなポールの原型がここに。
5.『アングリー』
その疾走感はポールの作品中でも最上位かな。
ロックバンド ビートルズ音楽ポスター (18) パネル モダン部屋飾り 壁の絵 インテリア ホームアートワーク
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12月9日 「ミュージック」 6位🏅
【https://t.co/WpP6wU5i99限定】クリスマスの約束 (3タイトルまとめ買いカート) (Blu-ray) - 小田和正 (ビジュアルシート3枚付) 👍
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中古CD 儚夢楽記 冬木透×実相寺昭雄ミュージック・ヒストリー #怪奇大作戦 #京都買います #ウルトラセブン #シルバー假面 https://t.co/QaLpr3FAfH December 12, 2025
📊売れ筋ランキング📊
12月9日 「ミュージック」 15位
GLAY 30th Anniversary GLAY EXPO 2024-2025 GRAND FINALE(特典なし) [Blu-ray]
#pr
https://t.co/ZKcR6JiUVW December 12, 2025
iPhoneユーザーだったら
設定▶︎アプリ▶︎ミュージック
他の音楽アプリからプレイリスト全部移行できるからおすすめ https://t.co/1VY2D31q1W https://t.co/x1vyhx82Dm December 12, 2025
大仏のミュージックプレイヤー風カード出てるじゃん!?俺も欲しいぃぃぃぴえん。。即買い勢羨ましすぎるわw
SAKAMOTO DAYS タワレコ 大佛 ミュージックプレイヤー風カード 25
https://t.co/xzIuXEDrzN December 12, 2025
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