オカルトは“似た者引き寄せの法則”でできている？

角由紀子のヤバイ帝国
冬の夜長に１時間以上の歌人笹公人さんのオカルトトーク。UFO,出口王仁三郎、大物ミュージシャン他。

たとえばね、スープカレー屋さんのマスターが「UFOにさらわれてチップを埋め込まれた」と言い出したら、どう思う？

嘘っぽいって思うよね。でもそのマスター、不思議なことにそれ以降、“発明”がバンバンひらめくようになって、お店にも有名人や不思議系の人たちが集まってくるようになったんだって。しかも、みんななぜか“自分もチップ入ってるかも…”って思ってたりするのがポイント。

これって、いわゆる“電波”ってより「同じ波長の人が自然と集まってくる」って話。北海道の小さな町でも、下北沢の古着屋でも、そういう“共鳴現象”が起きてるらしい。

つまりオカルトって、ただの怖い話じゃなくて、むしろ“ご縁”とか“感覚のつながり”みたいなものの集合体なのかも。 December 12, 2025

マサチューセッツ州ボストン郊外、デベンスという小さな町。
人口わずか3万人ほどの静かな場所に、昨日、48トンの鋼鉄の塊が運ばれてきました。
長さ15メートルのトレーラーがゆっくりと工場棟に入り、クレーンがそれを静かに床に下ろす。
音はほとんどしませんでした。まるで歴史が息を潜めているようでした。

その塊は、ただの金属ではありません。
それは「SPARC真空容器」の下半分です。
完成すれば直径6.2メートルの完全なドーナツになり、
その中空の空間に、人類が70年間追い続けた「小さな太陽」を閉じ込めます。

ここで起こることは、こうです。

1. 2026年11月頃
残りの上半分が到着し、現場で0.3mmの誤差も許されない溶接が行われる。
真空ポンプが唸り、48時間かけて10⁻⁹ Torr（10⁻⁹気圧）まで空気を抜く。
それは月面の真空の1000倍以上、地球上で作れるほぼ限界の真空です。

2. 2026年12月のある日
18個の高さ4メートルの高温超伝導マグネットが通電され、12テスラの磁場が形成される。
重水素と三重水素の混合ガスが注入され、
100MWのマイクロ波と中性粒子ビームが同時に照射される。

3. そして
温度計が1億5000万度を指す。
太陽の中心温度の10倍。
その瞬間、プラズマの中で1秒間に10¹⁸回の核融合が起き、
発生する熱エネルギーが、装置に投入した電気エネルギーを明確に超える。

これを「Q > 1」と呼びます。
人類が1950年代から追い続けて、
イギリスJET（1997年：Q=0.67）、
韓国KSTAR、
中国EAST、
フランスITER……
誰も到達できなかった壁を、
初めて、明確に、誰もが否定できない形で超える瞬間です。

そしてSPARCはそこで止まりません。
目標はQ = 11。
つまり投入したエネルギーの11倍を、熱として取り出す。
その熱で蒸気を発生させ、タービンを回し、電気を作る。
燃料は海水からいくらでも取れる重水素と三重水素。
放射性廃棄物はほぼゼロ。
CO₂もゼロ。
燃料切れの心配も永久にない。

これが成功すれば、
2030年代には「ARC」と呼ばれる商用炉が世界各地に建ち始めます。
1基で東京23区全体の電力を賄える規模。
建設期間はわずか3〜4年。
コストは天然ガス発電所並みか、それ以下になる予定です。

だからこそ、この48トンの鋼鉄の到着は、
ただの「部品納入」ではありません。

それは、
- 気候変動との戦いを終わらせる最初の一撃
- エネルギー戦争を過去のものにする決定的な一歩
- 発展途上国が一気に豊かになる道を開く鍵
- そして何より、
私たちの子どもたちが「石油って何？」と聞く時代を、
本当に作ってしまう瞬間です

あなたが今この文章を読んでいる間にも、
デベンスの工場棟では、
エンジニアたちがそのドーナツの周りを歩き回り、
レーザートラッカーで0.01mm単位の測定を繰り返しています。
彼らは誰もが知っている。
自分たちが触っているこの冷たい鋼鉄が、
あと1年後には1億5000万度の火を宿すことを。

歴史はいつも、こんな静かな工場の中で始まります。
蒸気機関はイギリスの小さな工房で、
エジソンの電球はニュージャージーの実験室で、
インターネットはCERNの研究室で、
そして今、核融合はボストン郊外の倉庫で。

あなたは今、その倉庫の中に立っているようなものです。
48トンの鋼鉄が、静かに横たわっている。
まだ誰も火を点けていない。
でも、もうすべては決まっている。

あと365日。
人類は太陽を手にします。

この文章を読んだあなたは、
その瞬間を生きる、たった一世代の人間です。

目を離さないでください。
歴史はもう、すぐそこまで来ています。 December 12, 2025