ミヒャエル・エンデ トレンド
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2025.12.14 09:00
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#いわなみしょてんのくりすます
『モモ』
ミヒャエル・エンデ 作
大島かおり 訳
https://t.co/O3fyB7fKQ3
気忙しいときにこそ、本を読んで心を落ち着けたいものです。そんなとき、手に取りたくなるのは、やはり『モモ』。 https://t.co/sybmljszNH December 12, 2025
ミヒャエル・エンデ作『モモ』を読みました。
「モモといえば、時間の物語」
そんなイメージを持っている方も
多いかもしれません。
でも私の心に、いちばん残ったのは、
物語の冒頭にある、この一文でした。
小さなモモにできたこと、
それはほかでもありません、
あいての話を聞くことでした。
これまで、
患者さまや利用者さま、
ご家族とお話をする中で、
何度も言われた言葉があります。
「話を聴いてもらえて、よかったです」
とても嬉しい一方で、
STとして、どこか引っかかりもありました。
もっと専門的なアドバイスを
求められていたのではないか。
役に立つことを、
何も言えていないのではないか、と。
でも『モモ』を読み終えた今、
その思いは、少し変わりました。
「何も言わなかった」からこそ、
よかったのかもしれない。
そう思えて、
不思議と、肩の力が抜けました。
私自身も、
アドバイスはいらないから
「ただ、話を聴いてほしい」
と思うときがあります。
逆に、
話し終わる前に口をはさまれたり、
質問を重ねられたりすると、
「この人の中には、もう答えがあるんだな」
と感じてしまい、
本当に言いたかったことを
飲み込んでしまいます。
とりあえず場をまとめるための会話。
結論ありきのやり取り。
そういう空気は、
言葉にしなくても、
相手に伝わってしまうものです。
私も時間に追われると、
つい、早く結論を出したくなります。
効率よく、話を進めたくなります。
でも、だからこそ、
気をつけなければいけない。
そう、改めて思いました。
「導こう」としないこと。
「まとめよう」としないこと。
それは、
認知症ケアでも、同じだと思います。
言葉が整っていなくても、
会話が成立していなくても、
どんなやりとりにも、意味がある。
大切なのは、
「何を言っているか」よりも、
「何を伝えようとしているか」。
それを、
感じ取ろうとする姿勢が
そこにあるかどうか。
モモがしていたのは、
時間を奪わないこと。
答えを急がないこと。
ただ、
その人のそばで、
話を聴き続けることだったのだと、
今は思います。
※写真が切れているのは、
図書館名を隠すためです。
今度、自分でも買いたいと思います🌿 December 12, 2025
@nu9nu9_taisyo キノの旅は本当に面白いお話が多いですよね!
原作の独特な言い回しも大好きです🤭
ミヒャエル・エンデ氏のお話は映画は観たのですが原作はまだ…
いつかしっかり読みたいです✨ December 12, 2025
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