断片的にしか覚えてないけど

ある星があった。そこでは自然と共存する人々が暮らしていて、あたたかな生活があった。
ストーリーは少女を軸に展開するほのぼのとした物語。彼女に星座を教えたり、話しかけたり、美味しいものを一緒に食べたりしてあたたかい日常を共有する。多分ここでの行動である程度エンディングが変わる。
少女は諸事情あり、その星に住めなくなり、宇宙船で故郷？の星に帰っていく。
その後、ポールシフトが起こり、星の気候が大きく変動する。弱い者から死に絶えていった。それでも彼らはパニックになることも、醜さを露呈させることもなかった。最後まであたたかな人々だった。それで死に絶えていった。その世界を見守る竜が最後に、「誰も来なくなってからどれほど経ったか……」と呟いて永い眠りについた。
一方で、故郷にたどり着いた少女に、大人たちは笑顔で言った。「さぁ、新しくはじめなければね」と。

最後のセリフは少女の故郷の人が黒幕とかいうアレではなく、ただ「希望があれば新しく始められる」というニュアンス。
誰も悪くない、美しい滅びの物語だった。 December 12, 2025