マモン トレンド
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2025.12.13 21:00
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switchランクキング2位にマモンキンが…!感謝します🙇♂️🙏
同じマモンでもランダムで習得した技や進化技で様々なビルドが作成可能なため、色々な技を進化させてみると異なるゲーム体験を得られると思います。今後ともよろしくお願いいたします。 https://t.co/EOMZNbzXnk December 12, 2025
4RP
★カード紹介★
『ブースタ-パック TIME STRANGER【BT-24】』のカードをご紹介。
本日のカードは「シャーマモン」「スノーゴブリモン」「ゴブリモン」です!
🔽詳細
https://t.co/sKjDOL7dAk
#デジカ #デジモンカードゲーム
#デジモン #digimon https://t.co/EM4qdQNK92 December 12, 2025
BT-24のシャーマモン、スノーゴブリモン、ゴブリモンすごく可愛い☺
今までのカードたちも好きだけど、今回はセットなの素敵〜〜!!
可愛い!嬉しい!!大好き!!!
ありがとう!!!!!! December 12, 2025
2話
大罪同盟がそれぞれ抱える『秘密』──マモンの『秘密』とは『カトルスの受け皿』に端を発するものである。
それは『母なる白き妖蛆』が生み出した幻獣の肉体に依存しない、真の意味で純正なメギドの発生に関わるものであった。
現代でこそ『秘密』と呼ばれているが、古き時代においてそれらは既知の概念であった。
従って、この『カトルスの受け皿』に関する研究も数世代前の知識層のメギドたちが行っていたものとなる。
『カトルスの受け皿』が作られた時代、大半のメギドはまだ言葉すら喋れず、闘争本能の赴くままに『個』を発揮して暴れまわっていた。
そして『夢見の者』からの啓蒙によって知識を得た一部のメギドたちが言葉を介するようになり、『メギド』としての同族意識を共有していくようになる。
そんな中、『夢見の者』たちは母なる者との対話を求めていたが、知識を得たメギドたちはまた別の考えを持つようになっていく。
それが、生命体としてのメギドの『母なる白き妖蛆』からの脱却であった。
あくまでメギドとしての肉体にこだわるその思想は、『エルダー』たちとも相容れず、まだ誰かに教えを乞うしかなかった当時のメギドたちはあらゆる方法で『純粋な発生』を模索していった。
そして、当時のメギドたちは研究の末に『魂の炉』を発明することとなる。
現代の研究メギドたちでは遠く及ばない当時の技術力によって作り出された『魂』を保管する装置、その構造は『秘密』を継承したマモンですら知る由もなかった。
但し、メギドの発生プロセスと密接に関わるこの『秘密』を引き継いだ時点で、マモンはメギドの発生の真相と併せて『母なる白き妖蛆』の存在を知ることとなる。
◇
「……それでも私自身、本当にそんな存在がいるのかは懐疑的だったわ」
マモンは『魂の炉』の自身が知っている情報と、その『秘密』の副産物として、『蛆』について知ることとなった経緯をルシファーに話す。
「そして、『蛆』の存在をはっきりと自覚した頃には大罪同盟そのものの維持が困難な状態に陥っていた……」
マモンはそう言い終えると少しだけ目を伏せた。
「それを『罪』だと思ってきたのだな、マモンは」
「……別にそこまで感傷的でもないわよ
私は私で、この状況を利用しようと思って『エクソダス』計画を打ち立てたんだもの」
「『エクソダス』……ヴィータの魂を乗っ取るという計画か
蛆によって阻まれ、ソロモン王によって潰されたと聞いたが」
「ソロモン王だけじゃないわ、フライナイツによる妨害工作もあったし
……それに、結果的に私の計画は追放されたメギドたちの意思によって止められたのよ
私と親しかったシトリーやサレオスも、ヴィータとしての人生を歩む中で、私とは反対の側に立つようになっていたわ」
マモンは自身の勢力圏に留まり続けた結果、それまで気にも留めていなかったヴィータという種族の『抵抗の意思』をようやく知ることとなった。
『エクソダス』のこれ以上の強硬手段はマモンにとっても『利益』を生まない。『損得勘定のマモン』と言われた彼女だからこそ、もはや計画の中止は受け入れざるを得ないものと理解できた。
しかし、だからこそ軍団を率いて計画を主導してきた張本人として、ソロモンや追放メギドたちと雌雄を決する戦いを挑んだのである。
この時、敢えてマモンがヴィータ体のみで戦闘を行ったのも、ヴィータという種族に対する損得を超えた敬意からであった。
「……計画自体がメギドラルからの脱出という消極的な生存戦略だったのも、
議会からの賛同は得られないものとして秘密裏に計画を動かして理由の一つよ
だから、ヴィータ以前にサタンやベルゼブフ、それにルシファー……あなたにもきっと反対されていたのでしょうね」
「マモン…8魔星となってから、ほとんど懲罰局に籠っていた私に止める権利などないさ
だが……お前らしからぬ強硬手段だったとは思う」
「そうね」
と、ルシファーの指摘を素直に受け入れて返すマモンは更に続けて言う。
「あの時は、ヴァイガルドに移り住むにしてもメギドとしての力を発揮できなければ意味がないと思っていたの
……シバの女王や王都のハルマたちも話の通じない敵対的な陣営だと思っていたしね
元より土足で他所の縄張りに上がり込むんだもの、戦争は避けられないものと私も考えていた」
そう言うとマモンは零すように言葉を続ける。
「知らなさ過ぎたのよこの世界のこともヴィータという種族のことも」
「だから今、こうして直に触れようと思ったのだな」
「結果的にソロモン王に言われた通りみたいになっちゃったのが癪だけどねえ」
「それで時折思い出したかのように不満げにしていたのか……
ふふふ、マモンもここに座ったらどうだ?暖かい風と柔らかな草木で心地いいぞ」
「嫌よ、土で服が汚れるじゃない」
「そのきれい好きも相変わらずなのだな
せっかくこうしてやって来たのだから、ヴァイガルドの豊かな自然をもっと感じるべきだと思うのだが」
「逆ににあんたは随分と羽を伸ばしてるわね……
もっと議会のことを心配していても良さそうなものだけど」
「私はもう……議会に戻るつもりはないからな」
「!……そう……バールベリトからあらましは聞いてたけど……
やっぱり、8魔星を抜けるつもりなのね
『裁定者』にも戻るつもりはないってこと?」
「いや、私が生き続ける限り『裁定』は続けるさ
ただし、メギドラルのメギドのみを裁いていても、いずれその裁定には『歪み』が生じるだろう
だから、異世界のことを知って、正しい目線を持ちたいと思ったのだ
マモンと同じく…な」
「……草むらにゴロゴロしながら言われてもあんまり威厳ないわね」
「『母なる白き妖蛆』や『大いなるバビロン』の脅威も去ったのだ……
少しくらい気楽にしても罪はあるまい」
「確かに『あの軍団』を見ていると常に気を張っていた自分が馬鹿馬鹿しくなることがあるわね」
「『メギド72』か……
私は既にアジトやペルペトゥムにも行く機会があったが、活気があり楽しい場所だったな
それでいてソロモン王を中心とした規律が自然と形成されている」
「本当、不思議な軍団よねぇ」
そんなマモンの言葉に微笑むルシファーの後方から地面を駆ける足音が近づいてくる。聞き馴染みのあるその音は、イヌーンが戻ってきたことを示していた。
◇
「お待たせいたしました
周囲を確認してきましたが、ここから二、三丘を越えた先に川が流れております
もしかするとヴィータの集落へ辿り着けるかもしれません」
「川ァ? 川がどうしてヴィータの住む場所に繋がるのよ」
疑問をぶつけるマモンに対して口を開いたのはルシファーであった。
「ヴィータにとって水は生きていく上で欠かせないものだからな
私たちメギドにとってのフォトンと言ってもいいだろう」
「だから川の近くにはヴィータの集落があるってわけね」
「それだけではありません
川沿いはフォトンが豊富な土地が多く、そういった土地では農作物も豊富に実るため、ヴィータも多く住んでいるのです」
フォトンを視認できない種族なのは、彼らヴィータがフォトンを生きる上で必要としないからである。
しかし、そんなヴィータの暮らしにおいてもフォトンが間接的に関わっていることをマモンはあらためて理解した。
「このまま景色が変わらないのもつまらないし、とりあえずイヌーンが見つけてきた川辺へと進みましょう」
マモンとしては早いところヴァイガルドの街が見たかったのである。
かつて夢見の者が見せてくれた王都の景色を思い浮かべながらマモンは次なる場所へと歩を進める。
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