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アウトサイダー
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2025.12.12 07:00
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📌希少性のダイナミクスとデジタルゴールドラッシュ
Bitcoin MENA 2025, Dylan LeClair(メタプラネット) , Tracy Hoyos-Lopez, Rohan Hirani, George Mekhail
1⃣市場の積み上げと価格の関係(Dylan LeClair)
🔸企業によるビットコイン購入は過去1年の最大の需要ドライバーだった。
🔸「トレジャリー企業(企業の財務部門によるBTC保有)」は、BTC市場におけるボラティリティのショックアブソーバーのような存在。
🔸BTC価格が20〜30%下落していても、企業株はさらに大きく下げており、NAV(純資産価値)との乖離が需要のオシレーターになっている。
🔸市場が強いと企業株が上がり、さらにBTCを買う──この**反射性(reflexivity)**が働く。
🔸一方、市場が冷えると需要も落ちるが、MicroStrategy のように相場に関係なく買い続けられる企業は大きな優位性を持つ。
🔸大口投資家(100億ドル規模)は、SNSの匿名アカウントの悲観論とは全く異なる視点を持っており、価格が下がるほど買いやすくなるためむしろ歓迎している。
2⃣デジタル・ゴールドラッシュと現在のセンチメント(Tracy Hoyos-Lopez)
🔸ビットコインは0ドルから始まり、現在9万ドル超。
一時12万ドルから下がったとしても「クラッシュ」ではなく、業界が贅沢に慣れているだけ。
🔸真の危機は 2022年の1.7万ドルで、採算割れでマイナーが停止を検討した時期。9万ドルは問題ではない。
🔸今回のサイクルが特別なのは、米国政府が初めて業界に友好的な規制・枠組みづくりをしていること。
🔸仮想通貨業界は「アウトサイダー」から、「未来の金融のレール」へと統合されつつある。
🔸だからこそ、
「みんな落ち着け、私たちは今、世界の金融システムを書き換えている最中なんだ」
というのがトレーシーのメッセージ。
3⃣恐怖と貪欲指数と“供給が足りない現実”(Rohan Hirani)
🔸恐怖・貪欲指数は過去最低レベル(15〜20)だが、価格は9万ドル。
🔸もし数年前に「市場が極度の恐怖のときBTCは9万ドル」と言われたら、誰も信じなかったはず。
🔸世界には約6000万人のミリオネアがいる。
全員が「1 BTC欲しい」と言っても供給は足りない。
🔸これは富裕層+企業+国家+SWF(政府系ファンド)を含めると、
本格的なデジタル・ゴールドラッシュが始まっている証拠。
4⃣供給ショックとOTCメカニズム(Dylan & Tracy)
■ 4-1. 誰が売っているのか?(Dylan)
🔸過去1年間の最大の売り手は ETFでも企業でもなく、初期のビットコイン保有者。
- Silk Road時代に6ドルで買った人
- 2011年にタダ同然でマイニングした人
🔸彼らが10〜20%利確することで、数十億ドル規模の売りが毎日発生している。
🔸それにも関わらず価格が維持されているのは、同じ規模の買いが存在するため。
🔸現在の相場は
“chop-solidation(横ばいの健全な調整)”
であり、バブル的な吹き上げよりもむしろ健全。
■ 4-2. OTCデスクの仕組み(Tracy)
🔸大口投資家はCoinbaseで「成行買い」するわけではない。
🔸KrakenなどのOTCデスクでは、
- PrimeやProから注文
- Telegramグループでの注文依頼
- デスク担当者が市場外(オフブック)で約定させる
🔸香港では、ビル全体がOTCフロアになっており、
現金を持って直接カウンターでBTCを買う
というリアル店舗型OTCも存在する。
■ まとめ:このパネルが伝えたメッセージ
🔸価格下落=弱気ではない
🔸長期投資家や企業の需要はむしろ増加
🔸供給は極端に限られ、ミリオネア全員に1 BTC行き渡ることすら不可能
🔸OTCを通じた大口購入など「見えない需要」が巨大
🔸政府・企業・機関投資家が参加し、
歴史上初の本格的なビットコイン統合期(デジタル・ゴールドラッシュ)に突入している December 12, 2025
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