ベトナム語 トレンド
0post
2025.12.14 05:00
:0% :0% (-/-)
人気のポスト ※表示されているRP数は特定時点のものです
こねポストから数日、チャッピーとともに、いろいろ調べてみたが、、。
オーストロネシア語は、だいたい7000年前ごろに環南シナ海沿岸で成立し、系統関係から、祖語は、フィリピンのルソン島あたり。
で、フィリピンからボルネオ、スマトラ、マレー半島ときて、大陸側では、タイ・カダイ語族になる。
で、タイ・カダイ語族は、中国南部まで話者がいる(チワン族とか)。
インドシナ半島も、南シナ海側は現在オーストロアジア語族のベトナム語が分布しているが、このあたりも、かつては、オーストロネシア語族の言語が話されていたし、現在も、ベトナムのチャム語がオーストロネシア語族で、チャム語は中国の海南島のツァット語に近い。
で、現在では、大陸では、マレー半島以外でオーストロネシア語はチャム語ぐらいだが、タイ・カダイ語族はタイから中国南部沿岸に広く広がり、これが、オーストロネシア語の大陸側の言語になる。
オーストロネシア語も、台湾諸語では、語頭の子音クラスタがある言語があるが、タイ・カダイ語族のタイ語でも、子音クラスタがある。つまり、7000年前ぐらいに成立した、環南シナ海沿岸語には子音クラスタがあったようだ。
で、台湾は、1万年前ごろ海面上昇で大陸から切り離されたが、その後の海流が南から北に流れている都合、環南シナ海沿岸のオーストロネシア海洋民(タイ・カダイ海洋民を含む)は、漂流すると、フィリピン側からも、大陸側からも台湾に到達する。
そのため、7000年前ぐらいから、オーストロネシア海洋民が台湾沿岸を停泊地として利用。また、大陸に帰るために、台湾北端の大坌坑遺跡から、中国大陸に向かって船出して、大陸沿岸航路で南シナ海を通るような形だ。
非常に面白いのは、7000年前から4000年前ぐらいまで、大坌坑遺跡あたりから船出すると、海流に流されて、沖縄本島あたりまで漂流して行くことがある。
で、倭国には、サトイモがこの時代に伝わったようだ。サトイモはタロイモに近く、ニューギニア原産だ。
とにかく、台湾は、南シナ海の北端に位置する島なので、新石器時代初期、到達は難しいが、到達した人々はかなり居たようで、7000~4000年前のオーストロネシア語が古いまま残ったのと、オーストロネシア語族が来る前からの台湾の基層言語が入り混じり、結果として、台湾のオーストロネシア語は、最初から多様だった。だから、台湾諸語の多様性により、台湾がオーストロネシア語族の原郷と見られて来たが、実際には、オーストロネシア語族とタイ・カダイ語族の分岐が、台湾のオーストロネシア語に先行するから、台湾は、オーストロネシア語族の中締めと言うことになる。
つまり、
1) オーストロネシア語族とタイ・カダイ語族の共通祖語は、7000年前ごろまでに、環南シナ海沿岸の海洋民の共通語として、フィリピンの言語が広まったもの。
2) 台湾は7000年前ごろから、南シナ海の海洋民が海流によって漂着したことで、環南シナ海の北端の拠点となった。
で、4000年前に、帆走可能なアウトリガー付き準構造船が登場する。
その後は、この画像のように、台湾起点で、オーストロネシア語が、ジャワやニューギニアやメラネシアに拡散し、ビスマルク諸島から、ポリネシア語派として拡散する。 December 12, 2025
<ポストの表示について>
本サイトではXの利用規約に沿ってポストを表示させていただいております。ポストの非表示を希望される方はこちらのお問い合わせフォームまでご連絡下さい。こちらのデータはAPIでも販売しております。



