プロフェッサーの背後に世界地図が展開し、髑髏蜘蛛の意匠のマーカーが次々に打ち込まれる。「いびつな秩序に風穴を開け、自由の風を入れる。犯罪は実際、過激な破壊行為そのもの。コンフリクトは不可避だ。だが、それが最も速く最も有効な処方だという結論を見た」「その組織が、おれに何の用だ」11 January 01, 2025

「まず言っておくが、君をコンスピラシーに引き入れようとまでは思っていない」プロフェッサーは注意深く前置きした。「君の行動、素朴な正義感は君の自由だ。尊重したい。我がハンザイシャが君の邪魔になるならば、その都度挑めばよい。そのうえで、敢えて提案しよう。私と君は手を組むべきだと」12 January 01, 2025

プロフェッサーは皮肉めいて笑った。「宇宙時代再び、だな。だがそれは、かつて人々の夢見たものとはまるで違う、暗黒メガコーポによる後ろ暗い勢力争いの姿でしかない。そして、その一角にアルカナムの存在がある。アルカナムがその過程で見つけ出したもの……それが、"月の石" だ」　20 January 01, 2025

プロフェッサーは問うた。「ハイエージェント・ビル・モーヤマは、君に機密フロッピーについて話したかね？……話していないようだね。彼は手の内を明かさず、君を都合よく動かせる駒にしようとしている。もう一度言う。アルカナムの所業のツケを払うのは、ネオサイタマだ。阻止せねばならない」　23 January 01, 2025

プロフェッサーは再び、二者の間に握手のエモートを出現させた。「立場と見解の相違を解消しようとは思わない。だが、この件に関し、私個人と君は共闘できる筈だ。機密フロッピーを奪取するのだ、ニンジャスレイヤー＝サン。アルカナムに従ってはならない。くれぐれも面従背腹を旨とし……」　24 January 01, 2025

プロフェッサー、リターンを一切求めず、はねのけられたものは全てひっこめ、読者視点での情報と擦り合わせる限りでは嘘もつかず、全てマスラダの自由意思に任せているの、対マスラダにおいてほぼ100点と言ってよく、真に恐ろしいのは「誠実」を武器にするものだなと……。　#ニンジャスレイヤー January 01, 2025