名鉄名古屋駅の再開発が未定になったのは、
①資材高騰
②名古屋のオフィス賃料が東京と比べて安い為割に合わない
③既存ビル群を解体し地下の名鉄名古屋駅を“運行しがら改造”という超難工事
④、③の超難工事に対処できる人手と人材の長期間確保が困難

①はさらなる計画見直しでなんとかなる
②は名古屋に限らず現に京王新宿駅南街区の再開発は施工会社が決まらず計画がストップしたし東京や大阪、博多でもあります

根本的な要因は③の鉄道を運行しながら地上のビル群を解体し、地下にある駅自体を3面2線→4面4線化に改造する、さらにその直上に新たに造る巨大高層ビル建設に従事できる人手と人材を確保が難しい④が掛け合わさったことだと思います

地下にある名鉄名古屋駅の1日利用者数30万人、毎日900本の電車が発着する中での工事、しかもその場所は明治時代に湿地帯を盛土した土地、軟弱地盤という不確定要素で想定を超えた対応や工期を迫られる恐れもある

都市型土木✕建設工事としては国内で過去最も難しい事業といっても過言ではないでしょうか、他の方も仰っていましたがこれだけでプロジェクトXが数本作れるレベルの難工事で、施工業者としても不確定なリスクが多く完成まで見通せないと判断したのでは？

単なる建設費高騰と人手不足が原因で白紙や未定となった他の再開発計画とは訳が違うと思います December 12, 2025