『ブルーボーイ事件』回後編です。後編では、映画から受け取ったものと我々の犯した過ちについても話しています。イベントに関する募集もありますのでぜひ。

【#podcast】#映画雑談 その175後編 「私は信じられない悔しさを追体験した『#ブルーボーイ事件』」｜【#映画感想】https://t.co/tc05rGxE9y December 12, 2025

福井・メトロ劇場で「ブルーボーイ事件」鑑賞。また映画界のWOKE流行に便乗、一般人の意識の低さを嘲笑する作り手の思想むき出しの映画では・・・と偏見を抱きながら観たが、とんでもない。人間の卑しさ、人間臭さから問題を提起するという、娯楽映画としても面白い切り口で感心させられる映画だった。 December 12, 2025

戦後、男娼が多くなり、女性でないので売春禁止法で取り締まれない、という事で、性転換手術を優生保護法違反で取り締まる、という事で、その医師を弁護するという事から、トランスジェンダーの問題が採り上げられる事になる。「ブルーボーイ事件」は卑小から始まり高尚に終わる映画だ。 December 12, 2025

「ブルーボーイ事件」を観ててジョン・スタージェス監督の「鷲は舞い降りた」を思い出した。しばしば大作戦はしょうもない事から始まる。それが次第により大きな問題に切り込む前代未聞の大作戦に発展してゆく。まさしく娯楽映画の面白さの基本だ。そこを踏まえている作り手の姿勢が素晴らしい。 December 12, 2025